託賀の峰々つながりて 中町・妙見山(2001.10.8)


  
P・@〜D・@
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ようやく妙見山へ

秋の三連休の最終日。天気予報では,曇りのち雨ということで,当初予定していた植松山から妙見山に変更。妙見山といっても,但馬でもなく,北摂でもなく,北播の中町にある妙見山です。北播方面に来ると,いつも堂々とした山容を見せている妙見山です。一度,登ってみたいとは思いつつも,今まではその麓を横切っていただけです。今日は,その妙見山へ歩きで山登りです。

古代,火山活動によって形成された標高692.6mの妙見山は播磨平野以南では最高峰の山です。その特有の美しいすそ野には数多くの古墳群や中世の城郭後,鉱山跡があり,その山頂からは中町・黒田庄町・加美町が一望できます。山ろくにはキャンプ場もあり,四季折々の豊かな植生と登山コースが整えられていることなどから,ハイカーに人気のスポットとして多くの人々が訪れます。(『とっておき東播磨』東播磨広域観光協議会)

多可高校の脇(P)には,東山古墳があります。城郭跡や鉱山跡もあるそうですが,今回はまだナゾです。車をとめ,まずは東山古墳へ。丸い古墳があちこちに点在しています。入り口には柵があり,中のようすはわかりませんが,形だけだと龍野市の馬立の古墳に似ています。このような形の古墳を円墳というのでしょうか。ポピュラーな古墳です。

松林の中の道

その古墳群の西に「←妙見山 登山道東山側口に至る0.7KM」という道標があり,林道に入ります。右手はゴルフ場で,木々の間からはグリーンも見えます。舗装路から地道に変わるとすぐに,妙見山登山口(@)です。「妙見山登山道 東山側口⇒」「登山道2.5KM 牧野側に至る」登り始めは,薄暗い植林の中の道ですが,すぐに明るい松林の中の道に変わります。道の脇には,40歳の会の記念植樹があります。中町では,40歳になると記念イベントがあるようです。ボクには,永遠に関係はありませんが。

  
東山古墳 展望台から中町
東山古墳
展望台から中町

松林の中を登りきったところが城山と妙見山頂上との分岐点(A)です。「シロ山⇔頂上」の道標と「3合目」のプレートもあります。またベンチもあり,一息入れることができるようになっています。「×号目」のプレートは,山頂まであり,道標もしっかりしているので,山頂までは道に迷うことはないようです。

3合目からは山道らしくなり,急な登りに変わります。丸太階段が設置されているので,急斜面を登るには助かります。周りは,松林であったり,自然林であったりで,気分がいいものです。振り返ると,木々の間からは,麓の田園地帯が見えます。道端には,ところどころで小さな花が咲いています。

前から熟年カップルが降りてきました。一言,二言言葉を交わし,すれちがいます。話によると,山頂には誰もいないということです。ということは,この大きな妙見山にボク一人ということです。秋の三連休中とは思えません。そんなに登山者の少ない山のようには思えませんが,静かな山歩きが楽しめます。

登山道は,急になったり,ゆるやかになったりとしながら,高度を上げていきます。7合目には,「頂上へ→ 7合目 展望台 あまんじゃこのわすれ石⇒」という道標がありますが,どれが「あまんじゃくのわすれ石」なのかわかりません。すぐ上には,岩場がありますが,これなのでしょうか。周りはあいかわらず,自然林です。クヌギ,シイ,スダジイ,シオジイ?コナラ,オ○ラ?九十九折りの道を登りきると,展望台です。

田園地帯一望の展望台

ベンチ完備の展望(B)台からは,南方面の展望が開けています。黄金色の田んぼが広がり,はるか向こうには数曽寺山塊が見えています。600mほどの標高ですが,すばらしい展望です。

展望台からは,道はゆるやかになり,山頂が近いことを感じさせてくれます。8合目には,下山コースが左手に下っています。「←下山 8合目 展望台」もちろん,山頂へは尾根を直進です。薄暗い林の中に,丸太小屋が見えます。すき間の多い丸太組みの小屋は,避難小屋なのでしょうか。山頂は,丸太小屋からすぐです。

  
妙見山山頂 千ヶ峰・またに山
妙見山山頂
千ヶ峰・またに山

千ヶ峰山系の大パノラマ

岩場の山頂(C)は狭いものの,今日はボク一人なので no problem です。山頂には,三角点はもちろん,方位盤もあります。しかし,その方位板は,山名はあまり記されていない反面,ヴェルディーホールなんて表示があります。この山頂からヴェルディーホールを確認できる人は,何人いるのでしょうか。

山頂からは南東方面に中町の田園地帯が望めます。西に目をやると,マタニ山から千ヶ峰,飯森山,入相山,笠形山が望めます。つまり,千ヶ峰〜笠形山縦走路が一望できるというわけです。これは絶景です。予想外の見事な展望に感激です。この展望を見ただけでも,妙見山に登った価値があるというものです。

汗でぐっしょり濡れたTシャツを着替え,ランチタイムです。千ヶ峰のなだらかな尾根を見ながらのランチは格別です。上空には黒い雲がありますが,すぐには雨が降りそうにありません。帰りは,ピストンでもいいのですが,登りが1時間だったので,下りなら45分ほどでしょう。それではチョット…。ということで,牧野大池に下ることにしました。幸い,道標もあるので安心です。

牧野コースへ

山頂から北に下り,牧野大池を目指します。道には丸太階段が設置されており,あまり利用者が多くはないと思われた牧野コースもよく整備されているようです。この道も自然林の中の道ですが,あまり展望はありません。しばらく下ると,左手に鹿除けネットが現れます。ネット沿いに下りますが,途中に展望台があります。この展望台からは,北方面の展望が開け,電波塔のある篠ヶ峰山頂が見えます。もちろん,岩屋山やカザシ,延命寺山の稜線も見えます。

再び,登山道に戻り,展望台の下を巻きます。鹿除けネットが続いているの,しかたなくネット沿いに下りますが,しだいに急になり,道がなくなっています。もう少し下に下ると道があるかもと思い,下るものの結局無し。オヤ〜ッ?再び,展望台の下に戻ると,鹿除けネットの向こうに「防鹿ネット 通過後は閉めて下さい」のプレートがあります。な〜んや,鹿除けネットの向こう側に道があるんかぁ。

展望がないのがチョット…

鹿除けネットのゲートを過ぎると,丸太階段の尾根道です。このあたりも展望がなく,左手に幼木の植林帯が見えるだけです。こちらのコースは,急な九十九折りの道が続き,しかもさほど展望がないので,利用する人があまりいないようなのも納得できます。

ひたすら下ること10分あまり。「椿の林」に到着。薄暗い椿の林を抜けると,今日のコースでは珍しい植林帯の中の道に変わります。しだいに高度が下がり,牧野登山口が近づいている感じです。と,左手の松林から人の声が聞こえてきます。もしかすると,松茸狩りでしょうか。松が多いこの山域です。松茸が生えていてもおかしくはありません。

  
椿の林 妙見山
椿の林
妙見山

しだいにゆるやかな勾配の道になり,林道の終点に出ました。道標には,「牧野側登山口 キャンプ場,大池に至る」とあります。牧野大池へは,山道を下るようですが,林道でも下れそうです。とりあえず,ここは道標通り山道を行くことにします。谷を渡り,松林の中の道をどんどん下ると,キャンプ場上部に出ます。エメラルドグリーンの牧野大池を見下ろすキャンプサイト(D)は,利用者がいません。この秋の行楽シーズンに利用者がいないキャンプ場って,信じられません。どうしてなのでしょう。一般人が利用できないキャンプ場なのでしょうか。

キャンプ場からは,ゴルフ場の西の林道を歩くことにします。地形図では,破線ですが,普通車でも十分に通行できるほどの林道です。高低差の少ない単調な林道ですが,鳥の声を聞き,少し色付いた木々を眺めながら歩くのもいいものです。

途中で,ママチャリを押しているおっちゃんに遭遇。すぐあとから軽トラックがやってきて,話をしています。どうやら,松茸を取りに来ているようです。軽トラックのおっちゃんは,鎌を片手に気楽なものです。それにしても,松茸を取るのに,どうして鎌がいるのでしょう。

結局,登り1時間,下り1時間半ほどの山歩きとなりました。ガイドブックには,東山コースが紹介されていますが,展望という点からすれば,東山コースのピストンがいいようです。無理に牧野コースに回っても,展望もなく,ただただ下るだけという道です。途中の展望台からの篠ヶ峰方面の展望が,唯一の見所です。


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