極楽のちヤブヤブヤブ 高山縦走(2001.12.31)


  
P・@〜E
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今年も大晦日登山

2001年の大晦日。昨年の増位山・広峰山での迷走に引き続き,今年も大晦日に山行きです。ターゲットは,かねてから行ってみたいと思っていた高山です。ただ,ピストンではもの足りないので,行ける所まで縦走しようというわけです。この山塊は,先日発行された『低山ワールド』で,紹介されており,それを参考にさせてもらうことにしました。大まかなプランとしては,東の志方町から高山,尾根を縦走して三角点のあるピークから鞍部へ下るという縦走です。

大晦日登山にご一緒する御仁は,いつものS田さんと,千葉から帰省しているdameチャンです。この3人は,web記録で初の青ヶ丸無雪期登山に成功したヤブ漕ぎトリオでもあります。今回もかなりのヤブが予想されるだけに,青ヶ丸トリオでの山歩きは,勇気100倍です。

巡視路ルートへ

今回は横着をして,下山予定の飾東町塩崎(P2)に車を1台とめ,出発地点の志方町西牧(P1)に戻ります。飾東町大釜へ抜ける山道の途中から高山への稜線に登ろうというのです。まずは,加西市と加古川市との市境をたどって登るというルートがあります。もう一つは,高圧線巡視路を利用して稜線に迫るというルートです。

とりあえずは,高圧線鉄塔(@)に登り,ルートの検討です。北には,市境の稜線が見えています。見ると,取り付きの斜面が岩壁の急斜面となっているので,登るのはチョット?です。もう一つのルートである,巡視路尾根を見ると,かなり上の方まで巡視路があるので,こちらの方が登りやすそうです。これでルートは決定しました。

峠に引き返し,「火の用心」を目印に,急な巡視路を登ります。今日は,MTBは持っていないので,楽楽です。急坂を登ると,一気に視界が開けます。この巡視路は,何年か前にwithMTBで登ったことがありますが,よく整備された道です。1つ目の鉄塔を過ぎ,落ち葉を踏みしめながら進むと,鞍部に到着。再び登り返すと,2つ目の鉄塔です。この鉄塔からは,これから進む稜線が確認できます。

銀色に光り輝く播磨灘

さらに巡視路を進み,分岐点(A)へ。ここから左手に進むと,すぐ下の谷に下ります。我々ヤブ漕ぎトリオの進むルートは,右手に進み,鉄塔を目指します。木立を抜けると,展望がよくなってきます。後ろには,高御位山の山なみがシルエットになって見えます。その左手には,加古川の街並みが白くかすんで見えます。播磨灘が,冬の日の光を反射し,銀色に輝いています。静かな山中に,歓声が上がります。ウィッキィ〜!

3つ目の鉄塔からは,岩壁の支尾根が見事です。巡視路は,谷に向かって下っているので,ここからは巡視路を離れることになります。鉄塔のある尾根から北のピークを目指します。見ると,踏み跡があり,古いながらも赤テープもあります。チョット安心。

  
加古川の市街地 ヤブを行く
加古川の市街地
ヤブを行く

早速,尾根を登ります。踏み跡やテープがあるといっても,道ではないので,ヤブ漕ぎ状態です。救いは,ヤブがさほど高くないことです。しかし,シダの草むらは強敵です。葉っぱや小枝が靴の中にはいる。さらに,その草むらの中には,倒木がある。木の株がある。何が隠れているかわかりません。その度に,つまづき,滑り,時にはむこうずねを強打することもあります。恐るべし,シダの群生。

尾根の中心を外れないように注意しながら登ると,ピーク(B)です。さほど展望はなく,ピークを示すものは何もありません。ここからは,ルートを西にとり,高山を目指します。少し下ると,前方に高山が見えます。山頂付近も木立に囲まれ,あまり展望は良くなさそうです。でも,進むべきルートが見えているので,気は楽です。腰までヤブに埋まりながらも,かすかな踏み跡をたどります。ところどころに,古い赤テープがあります。先達,ありがたきかなです。

高山の南峰にだどりつくと,ルートを北にとります。すぐに山頂だろうという我々の思惑は外れ,山頂は尾根の北にあります。踏み跡ともいえない踏み跡をたどり,木立の間を抜け,山頂を目指します。そして,ついに山頂へ。

高山からはヤブヤブヤブ

高山山頂(C)には三等三角点(点名川北 標高298.3)があります。測量用のポールは,今も見事に石柱の上に立っています。地上に人類が誕生してから今日まで,このピークを訪れた人は,数えるほどなのでしょう。近くに木の切り株があるので,乗ってみました。これで標高が300mになりました。少し展望が開けます。高御位山から桶居山への小さなピークが,いくつも見えています。見事な眺めです。

  
高山山頂の三角点 鞍部の岩場にて
高山山頂の三角点
鞍部の岩場にて

さて,ここからは,『低山ワールド』で紹介していたように,100m進むのに30分もかかったというヤブヤブです。覚悟はしていたものの,赤テープがあるだけに期待をしてしまいます。が,その期待はすぐに裏切られ,猛烈なヤブに突入。立ち枯れした松の木,すだれのようなツタ,足元には木の株や倒木が隠れています。さらには,身体が入るすき間すらない繁みもあります。と,イテテテテ〜ッ!イバラが首に巻きついています。もうこうなると,この冬一番の冷え込みなんて関係ありません。汗はビッショリ。足はヒリヒリ。今日も,お風呂に入ると,ヒリヒリしみるやろうなぁ。でも,これがまた快感?

ランチタイムになったので,高山から下った鞍部のヤブの切れ目でお弁当です。南には,高御位山から桶居山への稜線がきれいに見えています。北は,笠形山がきれいです。これから先が思いやられますが,コーヒーまでしっかりいただき,満腹,満腹です。

さて,これから268のピークに向かって前進です。『低山ワールド』では,このルートを歩いているはずですが,踏み跡はまったくありません。獣がいないので,獣道すらありません。ただただ,地形図通りに尾根をたどります。南を走る県道からは,岩場が見事な稜線に見えたのですが,実際は岩場なんて全くなし。県道から見えていた岩場は,支尾根にある岩場のようです。ガッカリ。

上がったピークからは市境の尾根を外れ,268を目指して北の稜線を進みます。もちろん,市境を離れても,ヤブヤブであることには変わりはありません。枯れ枝を除け,イバラにひっかかれながら,進みます。長年積もったほこりのせいでしょうか,セキやクシャミが出ます。もうこれ以上のヤブ漕ぎを続けても,楽しくはありません。

  
高山を振り返る 播磨灘遠望
高山を振り返る
播磨灘遠望

縦走断念

268に着くと,ルートの検討です。このまま縦走を続けるには,南のピークに登らなければなりません。猛烈なヤブの登りとなると,かなりのエネルギーが必要です。北を見ると,明瞭な支尾根が下っています。その先の谷には,堰堤があります。下るには,この尾根(D)が適当のようです。

やむなく縦走を打ち切り,下山にかかります。この尾根も猛烈なヤブですが,ところどころに岩があり,ホッとします。このまま岩が続けば,ヤブ漕ぎをしなくてすむのですが,そうはいきません。すぐに岩場はなくなり,猛烈なヤブへ。と,右手に赤テープがポツンとあります。踏み跡らしいものはありますが,方向は反対です。堰堤のある谷に下るには,尾根の左に下らなければなりません。

左手に進路をとり,急斜面を谷に向かって下ります。今までよりは,少し楽なヤブ漕ぎです。それでも,ずいぶん楽になった気になります。下りだすと速いもので,しばらくすると,水の流れる谷に到着。やれやれです。その下には,堰堤があります。ここからは,5つの堰堤を下り,山道(E)へ。先ほどの赤テープは,この山道の先に下っていたのかもしれません。

水路から車道へ。ため池の横を過ぎ,ようやく車へ帰ってきました。今回の山行きは,岩場の尾根歩きという目論みは外れ,見事なほどのヤブ漕ぎになってしまいました。高山までのコースなら,まだマシだったかも。でも,大晦日にこんな山行きをするって,これも,らしくていいかもしれません。

ということで,無事,2001年は幕を閉じましたとさ。メデタシ,メデタシ。


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