尾根は快適 千ヶ峰・またに山withMTB縦走(2001.9.25)


彼岸花とかかし

今日は,珍しい平日のお休みです。天気はいいし,どこへ行こうかと思案しながら朝刊を読んでいると,次の記事が目につきました。

中町の秋を彩る花と芸術

赤,白,黄色の彼岸花や,実りの秋を演出している「アートかかし」を楽しんで―。中町間子の思い出川右岸の堤防沿いに,赤色の彼岸花に交じって,白と黄色の彼岸花が咲き,訪れる人たちの目を楽しませている。また,同町中安田の田んぼや畑には,蔓を使って制作してユニークな「アートかかし」25体がお目見え,ドライバーらの目を引いている。(毎日新聞 2001.9.25朝刊)

この時期の彼岸花は,黄金の稲穂が広がる田んぼに鮮やかな赤いアクセントをつけ,よりきれいです。その彼岸花に白や黄色があるとは。

ひがん‐ばな【彼岸花・石蒜】

ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ・墓地など人家近くに自生。秋の彼岸頃、30センチメートル内外の一茎を出し、頂端に赤色の花を多数開く。花被は6片で外側に反り、雌しべ・雄しべは長く突出。冬の初め頃から線状の葉を出し、翌年の春枯れる。有毒植物だが、鱗茎は石蒜せきさんといい薬用・糊料とする。カミソリバナ。シビトバナ。トウロウバナ。マンジュシャゲ。捨子花。天蓋花。(『広辞苑』)

しかも,「アートかかし」というのもおもしろそう。じゃあ,今日は千ヶ峰!ということで,安易に決定。ただ,今日はもう一つの目的があります。新しい靴の履き慣らしです。先日,S田さんが買ってくれたdiadoraのツーリング用MTBの履き心地を試したり,クリートの調整をしたりするのです。千ヶ峰ならMTBで走るところもあるし,歩きもあります。それに,市原峠付近の林道工事のようすも気になります。

  
@〜D〜C〜E
@〜D〜C〜E

今日は三谷コース

今日のコースは,いつもの市原コースではなく,三谷コースです。毎度毎度,同じコースもおもしろくないし,市原コース自体が工事でどうなっているかわかりません。三谷コースから市原コースへ下る。いくら工事中でも,峠から下りて来たハイカーを追い返すことはないでしょう。あいかわらずの「前向き」思考です。我ながら,アッパレ!

三谷渓谷 東はりま加古川水の新百景

三谷谷川は東播磨の最高峰,千ヶ峰山系<標高1005m>を源流とします。いたるところに淵や滝を形成し,岩を噛み樹間を縫って流れる清流は絶景です。なかでも「三谷渓谷」は千ヶ峰の中腹の三谷コース登山口から約200mの地点にあり,多可郡十景の一つに選ばれています。雄滝と雌滝を中心に,たくさんの淵や滝からなる起伏に富んだ景勝地です。この渓谷は滝音と沢渡りの風が心地よく,四季の彩りが目を楽しませてくれます。

三谷コースは初めてですが,登山口はハーモニーパークの上の方にあるようです。ハーモニーパークに着くと,さすがに平日だけあって,訪れる人はあまりいません。急坂を登ると,車が5台ほどとまっています。見ると,ここが三谷コース登山口(@)のようです。エエーッ!平日だというのに,5台も車がとまってる!さすが,東播磨の人気スポットだけのことはあります。

MTBの準備をして,初めての三谷コースへ。「ひょうご森林浴場50選千ヶ峰(三谷コース) 頂上まで2053M」という案内があります。山頂までは90分ほどかかるようですが,地図を見ると,等高線の間隔からほとんど担ぎのようです。 ということは,MTBを90分間担ぎつづけなきゃあいけないわけ?!なるほど,S田さんがwithMTBの時は三谷コースから登ろうとしなはずです。でも,渓谷沿いの道ということなので,滝を見ながら登れる楽しみがありそうです。

靴も快調

登山口に立つと,急な丸太階段でいきなりの担ぎです。左手には渓流,右手には植林が広がり,道自体はしっかり整備されています。渓流の水音を聞きながらMTBを担ぎます。すぐに汗が出てきます。渓流には丸太橋がかかり,何回か渓流を渡ります。以前なら,靴が滑って怖かったのですが,今日は快適です。靴が新しいということもありますが,靴の底がハイキングシューズに近いので,グリップがいいようです。もっとも,ボクが以前使っていた靴は,靴底のゴムが磨耗し,ベースのプラスチックがむき出しだったので,滑ること滑ること。それに比べると,この新しい靴は快適です。でも,1年程でこの靴底のブロックもなくなってしまうのでしょうなぁ。

小さな滝や滑床を見ながら,高度を上げます。そしてついに,渓谷から尾根へと道は変わります。ということは,これから道が急になるということです。滝が右手下になり,行く手には急坂が見えます。先ほどのハイカーが「この先に急なところが2ヶ所あるよ」と教えてくれましたが,一つ目はこの坂のことなのでしょう。なるほど,急です。丸太の階段と木の根の自然階段のミックスです。でも,こんなに急な坂でも足元が滑らないので助かります。やっぱり,新しい靴はエエなぁ〜。

  
三谷渓谷 千ヶ峰山頂から縦走路を望む
三谷渓谷
千ヶ峰山頂から縦走路を望む

こんな道でマラソン大会!?

この急坂を過ぎると,道は少しゆるやかな登りになりますが,すぐにまたもや急坂。やはり三谷コースをwithMTBで登るのはお薦めできません。もちろん,この三谷コースを下るとしても,乗車率は消費税ほどもないでしょう。それにしても,千ヶ峰マラソンではこの急坂を走って登るんでオドロキです。こんな道で競走なんかしたら死んじゃうよ。

眼下に麓の田園地帯が広がるようになると,岩座神コースとの合流点(A)です。が,急な登りはまだまだ続きます。と,前方に中年カップルハイカー発見。それにしても,こんな平日に山登りとは,どんな職業の方なのでしょう。追いついたので市原コースのことを聞くものの,ご存知ではないようです。

再び,道は急になります。前方にソロハイカーを発見。MTBを担いでいないだけに,急坂もなんのそのです。MTBを担いでいると,急坂はさらに登りにくくなります。急なのでシンドイというのは当然ですが,withMTBでは前輪が急な路面に当たったりひっかかったりして,危険ですらあるのです。前輪を外せば楽になるのでしょうか。

やっぱり山頂はいいもんだ

あえぎながら急坂を登っていると,なんとなく山頂が近いような雰囲気です。幻覚でしょうか,妄想でしょうか。丸太の階段を登ると,視界がいきなり広がります。千ヶ峰山頂(B)です。見慣れた山頂です。所要時間約1時間。MTB乗車距離10m。担ぎ98%。やっぱりwithMTBは,ダ〜メだこりゃあ。

山頂では,先ほどのソロハイカーと5人グループがいます。後から中年カップル。さらには3人のファミリーと,平日とは思えないほどの人出です。でも,1時間ほどの歩きでこの展望を楽しめるのですから,人気があるのも当然?今日の展望は,モヤっぽくて遠くの山々が見えにくくなっています。スカッと晴れわたった秋空に,氷ノ山まで見える展望を期待していたのですが,雲の多い空です。ちょうどいい時間なので,ランチタイムです。

市原峠へ縦走開始

エネルギーを補給し,いよいよ縦走です。小さなアップダウンはあるものの,ほとんどがMTB乗車可です。しかも,木立は神崎町側にあるだけなので,加美町側や東の山々はいつも見えています。この開放感も,この縦走路の魅力です。気持ちよくアップダウンを繰り返します。途中の岩場から展望をチェック。と,足元には工事中の林道が見えています。蛇行しながら東の方に伸びているので市原峠には行かないのでしょうか。それにしても,この林道はそんなに必要なのでしょうか。公共事業見直し前の駆け込み需要という感じがしないでもありません。

最後の急坂を下り,市原峠(C)へ。道標には「神崎町 頂上まで1980M」 「加美ミニminiアルプス西岳 しゃくなげ自生地3時間 ・ またに山50分 千ヶ峰の展望良好」とあります。このまま下ってもいいのですが,まだ時間があるし,「展望良好」の言葉に惹かれて,またに山に行くことにしました。

  
縦走路から千ヶ峰山頂を望む またに山への縦走路
縦走路から千ヶ峰山頂を望む
またに山への縦走路

またに山へ

またに山は初めてです。近年,笠形山から千ヶ峰,三国岳の縦走路が整備されたそうなので,道はハッキリしているでしょう。うまくいけば,またに山から尾根を東に下って巡視路に出られるかもしれません。道は,今までのような展望はなく,左手には植林帯が続いています。右手は自然林です。路面を見ると,栗イガがたくさん落ちています。遠くでは鹿の鳴き声が聞こえてきます。

少しばかりの乗車を楽しみ,しだいに高度を上げていきます。872のピークから尾根を下る道を探すものの見つからず。こうなれば,またに山からの尾根を下るしかありません。そして,またに山(D)。山名標示のプレートが立てられており,この枝にはO柿さんのプレートも下がっています。足元を見ると,三角点もあります。千ヶ峰の展望良好とありましたが,山頂まで登ると展望はありません。山頂手前から見ると,千ヶ峰がきれいです。山頂を過ぎると,三国岳とその手前の岩っぽい尾根が見えます。初めて見る展望です。初めての山はいいものです。

さて,ここから尾根を下る道を探さなきゃいけません。アンテナを捨てている所から尾根に突入。が,ヤブっていて道らしいものは見当たりません。もう少し下ると道があるかもと行ってみるが,結局無し。強引に下れば下れないことはありませんが,これではなだらかな尾根でもMTBに乗ることはできません。となると,先ほどの872のピークからの尾根を下るしかありません。

またに山からは極楽縦走路

またに山からの下りは快適です。快適すぎて872のピークを過ぎてしまいそうです。872のピークで尾根への道を探すものの見当たらず。もちろん,強引にヤブ漕ぎをすれば行けますが,地形図にあるような破線の道はありません。う〜ん,このまま尾根をヤブ漕ぎするか,市原峠に引き返すか。考えるほどのことではありません。市原峠への快適な下りを楽しまなくっちゃあ。

枯葉を踏みしめ,丸太のジャンプにトライ。縦走路を独り占めです。やっぱり,ヤブ漕ぎなんかせず,引き返して正解だったなぁ。もちろん,またに山からもっと先には下山路があったのかもしれませんが,今のボクにはそれはナゾです。

  
またに山山頂 旧市原コース登山口付近
またに山山頂
旧市原コース登山口付近

極楽の縦走路を下り,再び市原峠(C)へ。ここからは,植林帯の中の九十九折りの道です。路面がガレているので,MTBに乗れそうで乗れない下りです。林道に出たのは,二本杉のお地蔵さんの前です。ここからは工事中の林道を下り,以前からある舗装路の林道(E)へ。舗装路を下るのも楽しいです。左には深い谷があるので,高度感があり,気分はルール・ド・フランスのアルプスダウンヒルです。グリップの悪いMTBなので,思いっきりとばせないが残念です。それでも極楽,極楽。

が,極楽の後には地獄あり。極楽ダウンヒルのあとは,三谷登山口目指してヒルクライムです。もしかすると,今日のコースの中でこれが一番キツイかも,なんて思っていたのですが,ヒルクライムは思いのほか短く,ほどなく三谷登山口(@)へ。帰りに「アートかかし」を見物し,FM大阪で谷口キヨコのバカ話を聞きながら無事帰宅。ということで,メデタシ,メデタシ。


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