北摂の山々を一望 焼尾(2002.2.10)


埋蔵金?の多田銀山

2月の3連休の中日,今日はwithMTBで北摂です。今回は,スペシャルゲストとしてT巳さんをお迎えして,城山〜焼尾〜竜王山のMTB縦走です。いつものように加古川刑務所横の駐車場で合流し,北摂を目指します。三田あたりから雪がチラホラ舞いはじめました。北摂方面の山々を見ると,雪で白っぽくなっています。これはヤバそうです。

多田銀山の駐車場(P)に到着。北摂のボスザルS川さんは来ていません。準備が終わっても,S川さんはまだ来ないので,3人で出発です。すぐに,S田さんのお友だちの車があります。2人のお友だちは,すでに出発したようです。ちなみに,このお二人は,withMTBではなく歩きです。

銀山の歴史

多田銀山は多田鉱山ともいい,奈良時代(1200年前)東大寺の大佛鋳造のために銅を献じたといわれる古い銀や銅の産地です。1570年豊臣秀吉により銀山を盛大に開発され,最も栄えました。大阪城築城の際台所をうるおすことが大きかったとみえ,台所間歩(坑道)とか瓢箪間歩などの抗口の名が付けられています。当時は世帯数3千,人口1万5千あったといわれ,いまもなお本町,新町など,山里とは思われない地名が残り,かつての銀山町を物語っています。1615年江戸に入り,銀山及び付近の諸村は天領となり,大口間歩を中心に大いに開発され,年建上銀(租税)660貫(2475t)銅70万斤(420t),に及んだと伝えられています。貫文2年(1662),銀山代官所が設置されました。当時の銀山業者には絵具屋吉兵ヱをはじめ布屋利兵ヱ,大阪屋や泉屋(現在住友)があり,明治になり三菱が稼行し,明治30年堀藤十郎の所有となりました。明治38年機械選鉱及び精錬所が新設されたのですが,明治41年日露戦争の影響で休山となりました。昭和19年日本鉱業が鉱区買収し,昭和48年まで粗鉱を月産1000t程度採鉱しましたが,現在は休山しています。  −元京都大学小葉田教授  昭和55年9月調査による−

猪名川町役場 猪名川町観光協会

近畿自然歩道 埋蔵金ロマン多田銀山へのみち  

近畿自然歩道の案内板によると,なんと!この多田銀山には,4億5千万両の埋蔵金があるそうです。これはもう,山歩きどころではありません!…?MTBで気持ちよく下っていて,埋蔵金にぶち当たれば,大転倒です。気をつけなければいけません。

  
P・@〜F
P・@〜F

城山へ

城山へは,工場の脇の「火の用心」(@)を目印に,関電巡視路を利用します。このルートは,何年か前の北摂ラリーのコースになったところで,最後の登りが急だった記憶があります。城山へは,このルートのほかに,一の谷池の西から登るルートがあります。

工場の南角から巡視路へ。道はしっかりしています。右には小川が流れています。道の脇には,苔むした石垣が続いています。この道は,頂上に城があったという城山への古道だったのかもしれません。暗い谷の登りが続きます。途中で,高圧線鉄塔への分岐点がありますが,城山へは直進です。

しだいに急な登りになり,身体はすっかりヒートアップ。サングラスが曇ります。尾根への急登を登り,「火の用心」のある城山直下の尾根へ。25分ほどの登りでした。城山は,尾根の西です。しばしのMTBを楽しんでいると,前方から人の声がします。S田さんのお友だちです。お二人は,これから城山山頂へ行くとのこと。急なヤブを登るそうです。S田さんも行きたそうでしたが,行くほどのこともないだろし,今日のこれからの行程を考えると,城山山頂はパスです。

ダダダ,ダウンヒル〜!

山頂の南を巻くように高低差の少ないシングルトラック(ST)が続いていますが,左手が急斜面の上に,路面には倒木が多いので,残念なことにMTBには乗れません。巻き道が尾根道(A)に変わると,いよいよ待望のダウンヒルの始まりです。以前の北摂ラリーでも,この尾根を快適に下った記憶があります。

早速,ダウンヒラーのS田さんが奇声を上げて下っていきます。少し急なうえに,路面のところどころに岩が顔を出していますが,それがアクセントになり,より楽しい下りとなっています。本日のスペシャルゲストのT巳さんも,これには大感激です。城山直下の尾根への登りの苦しさが,報われます。まさに,「苦あれば楽あり」です。

  
城山をバックにT巳さん 唯一の展望地点を下るT巳さん
城山をバックにT巳さん
唯一の展望地点を下る巳さん

MTBで下るには楽しい尾根道ですが,残念なことに展望はあまりありません。唯一の展望ポイントは,鉄塔の手前の,尾根の東を巻くように下る所です。東には,猪名川町広根の新興住宅地が見えます。足元には,深い谷が落ち込み,なかなかの高度感です。

鉄塔を過ぎ,プラ階段で急降下です。MTBを担いでの下りとは,かなし〜い!しかも,この高低差がもったいない!急なプラ階段を下りきると,小川沿いの道は岩の多い山道です。しかも,湿っぽいので岩が滑りやすくなっています。しかし,そんな岩場をスペシャルゲストのT巳さんは楽々とクリアしていきます。恐るべし,シクロクロッサー!

369ピークへ

小川沿いの道を下り,車道(B)へ。ここから焼尾への取り付きまでは,車道を走ります。withMTBなので,大幅に時間が短縮できます。369のピークから南に延びる尾根に向かいます。池の堰堤(C)を走り,池を回り,北の谷に入ります。途中で,尾根の方に道が分岐していますが,直進する方が369のピークに近づくだろうというカンを頼りに,さらに谷を進みます。しだいに,道には水があふれ,ぬかるんできます。靴の中に,水が浸入してきてます。冷たいし,気持ち悪いしで,イヤなものです。

しだいに踏み跡程度になり,ついにヤブヘ。右手を見ると,崩落した急斜面があります。この斜面を登ると,369のピークへの尾根に出ることができそうです。早速,シクロクロッサーのT巳さんがMTBを担いで,急斜面をさっさと登ってきます。S田さんも続きます。尾根に出ると,幸運なことに山道があります。見ると,ここから山道が始まっています。ということは,我々は正規ルートをたどってきたということです。すばらしい野性のカン!

尾根道は踏み跡のしっかりした道です。雑木林の中を進みますが,展望はありません。MTBに乗ることもできません。でも,369のピークに近づいていることは確かです。しだいに尾根が広くなり,ピークが近づいてきます。ゆるやかな斜面を登ると,左右に道がついてます。これが,焼尾の縦走路でしょう。このまま縦走路を走ってもいいのですが,ランチタイムなので369のピークか,368.7の三角点に向かいます。

北摂の山々を一望

あたりは雑木の疎林なので,どこでも歩けます。369のピークには,三等基準点があります。三角点は,この北の尾根のようです。行ってみましょう。しかし,らしい尾根に行ってみるても三角点はなく,尾根が崩落しています。ところが,その崩落地(D)からの展望がすばらしい!まさに,「ヒョウタンからコマ」です。

左手には,羽束山,大船山,正面には山頂が雲に隠れた大野山が見えます。右手には,竜王山,三草山。その奥には,剣尾山,横尾山のシルエットが見えています。思いもしなかった展望に,大喜びです。しばらくすると,城山から尾根を縦走してきたS田さんのお友だちもやってきました。ランチもそこそこに,にぎやかに山座同定の始まりです。

お決まりのコーヒーをいただき,ランチタイムがおしまいです。これから焼尾の縦走です。が,その前に三角点のチェックです。せっかく近くまできたのですから,探しましょう。S田さんのお友だちと一緒に,三角点の捜索です。西の尾根を進むと,しだいにシダの生い茂った道になりますが,三角点が見当たりません。おかしいなぁ?らしい所を見ると,測量用の赤白ポールが倒れています。その近くを探すと,あった!きれいな四等三角点 (点名西穴戸山 368.7) がありました。

  
四等三角点 点名西穴戸山 ソエ谷峠
四等三角点 点名西穴戸山
ソエ谷峠

快適!焼尾の尾根道

ピークにもどると,T巳さんとS田さんがいません。先に縦走を開始したようです。早速,あとを追います。焼尾の尾根は,地形図にもあるようにほとんど高低差がなく,MTBに乗り乗りです。ところどころにある倒木がジャマですが,雑木林の中の道は快適です。

道が右に急カーブすると,ソエ谷への尾根になります。尾根に出ると,焼尾の尾根が一望できます。ランチタイムをした崩落地も見えています。縦走の再開ですが,今までのようにMTBに乗ることはできません。急な尾根を下ると,ヤブっぽい踏み跡です。強引にMTBに乗るものの長続きはせず,結局は押しで進みます。ソエ谷峠への最後のピークを下ると,林道と合流,そしてソエ谷峠(E)へ。

ソエ谷から竜王山へ

峠には,プレートもあり,自然歩道の案内もあります。 「満福寺 素盞鳴命神社 2.2km 多田銀山 2.9km」 ソエ谷峠から竜王山に向かいます。このルートは,以前,S川さんたちと行ったことがあるはずなのですが,今となっては,まったく記憶にありません。

目の前の358ピークを迂回するであろう林道を進みます。林道は少し先で,崩れています。ちょっと危険な崩落地を横切り,STに入ります。ここは高低差がほとんどありませんが,倒木があり,MTBに乗ったり降りたりです。予想通り358ピークからの尾根道に合流し,さらに進みます。が,しだいに,立木の間の狭い空間を進むようになり,MTBのハンドルすら通りにくくなってきます。

STは浅い谷で不明瞭になりますが,竜王山への尾根は左手です。強引に尾根に向かい,木立の中を登ります。この登りも,MTBのハンドルが通りにくいほどのすき間です。そして,竜王山(F)へ。ソエ谷峠から25分です。ここも四等三角点 (点名竜王山 365.6) です。山頂は木立に囲まれ,展望はまったくありません。ちょっとガッカリです。

  
四等三角点 点名竜王山 木立スラローム
四等三角点 点名竜王山
木立スラローム

竜王山からソエ谷峠まで戻ります。山頂からの下りは,木立スラロームです。ハンドルの幅もない所もあり,下るのも一苦労です。

今回のコースは,スペシャルゲストのT巳さんも満足していただけたようです。さすがは,北摂のボスザルS川さん御推薦のルートです。焼尾の尾根は,269ピークへ直接登ったために,あまり走ることができませんでしたが,それでも快適な尾根道でした。でも,もっと楽しかったのが城山からの下りです。時間的には10分ほどでしたが,あの快感はMTBならではのものです。やっぱり,北摂は楽しい!

  
天罰的中!
天罰的中!

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