花いっぱいの神谷池周回ハイキング(2002.4.13)


  
P・@〜◎〜H
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ツツジに惹かれて

桜の花がすっかり散り,初夏を思わせる日もある今日この頃。快適な気候ですが,春がすみで遠くの景色が白っぽくなっています。今日も,春がすみで遠望がききません。こんな日は,いくら展望のいいお山でも,その価値がありません。

ということで,今日の山行きは,近場のお山にしました。行き先は,藤ノ木自然公園です。1月には,自然公園から藤ノ木山をピストンしましたが,今回は,神谷池の西側の山を縦走です。ダム湖を見下ろしながら,快適な尾根歩きができそうです。しかも,この時期は,あたりの山にはツツジが満開です。新緑のやわらかい緑の中に,鮮やかなツツジのピンクが点在している様は,桜の花見よりも楽しいものです。

ツツジに囲まれた遊歩道

藤ノ木自然公園の駐車場(P)に車をとめ,出発です。前回のコースと少し変えて,少年自然の家の近くの尾根から登ります。期待通り,山道の両脇には,鮮やかなピンクのツツジが咲き誇っています。1月の冬枯れの山道もいいものですが,春の花いっぱいの山道も楽しいものです。

前回同様,トンネル上の分岐(@)に到着。眼下には神谷池が見えます。ツツジの花の向こうには,善防山や笠松山の山なみが見えます。この分岐を左手に進むと藤ノ木山ですが,今日は右手に進みます。あまり一般的なルートではないように思っていたのですが,しっかりとした道がついています。あとでわかったのですが,このルートは牧野自然公園を結ぶ遊歩道でした。道理できれいな道のはずです。でも,こんなにきれいな山道を見ると,MTBで走りたくなってしまいます。悲しい性です。

ツツジの花は途切れることなく,道の両側に点在し,山道を彩っています。神谷池の方を見ると,岸に何やらミョウなものが栽培?されています。草のような塊に棒を斜めに突き刺しています。その草の株が一面にあるのです。何なんでしょう。神谷池の周回道路では,散策かハイキングかの人が何人か歩いています。車が通らない周回道路は,安全です。

山道は,人工丸太階段の急な登りになり,アンテナのあるピーク(A)に到着。このアンテナは,TVの共同受信用のものです。山道は,ピークからさらに進みます。アップダウンはあるものの,高低差が少ないので楽チンです。ところどころに,池にはり出した半島状の尾根に延びる山道があります。こういう道もチェックしてみたいところですが,きりがなさそうなので今回はパス。

牧野自然公園へ

尾根が南に向くと,三角点ピークです。あまりピークっぽくはありません。近くの木に「南山244.8」と書かれた木のプレートがかかっています。が,この四等三角点(点名西山田)は,224.8mです。チョットおしい!三角点から少し下ると,牧野自然公園の遊歩道(B)に出ます。 「芝生広場0.5km徒歩5分 展望台0.4km徒歩15分 焼山山頂0.8km徒歩30分 藤ノ木山2.0km徒歩60分」 この麓には,牧野自然公園があり,その周りの山に遊歩道がある点は,藤ノ木自然公園と同じようなつくりです。

  
南山三角点 牧野自然公園から神谷池をのぞむ
南山三角点
牧野自然公園から神谷池をのぞむ

とりあえずは,焼山に行ってみましょう。池に突き出した半島状の山です。池の展望がよさそうです。遊歩道をしばらく歩くと,丸太組の展望台があります。その脇には,案内板もあります。展望台からはさほど時間はかからず,焼山へ。山頂(C)には,山名を書いた木柱があります。尾根の先端は,その先にあります。先端の斜面からは,池がよく見えます。藤ノ木自然公園から1時間半です。

再び,分岐点に戻り,光景寺方向に向かいます。下りきったところが,神谷池との分岐点(D)です。 「焼山山頂0.3km徒歩10分 展望台0.3km徒歩10分   光景寺山山頂0.7km徒歩20分 芝生広場1.1km徒歩35分 芝生広場0.5km徒歩15分 神谷ダム0.2km徒歩5分」 地形図を見ると,南にある畑山への尾根は,このピークあたりから入ることになっていますが,道どころか踏み跡すらありません。仕方がないので,一旦は神谷池の周回道に出て,鞍部らしい所から尾根に取り付くことにしました。

畑山へ

神谷池の周回道に出て,右手の谷をチェックしながら歩きます。と,黄色テープのある谷に踏み跡らしいものがあります。行ってみましょう。踏み跡は明瞭ですが,そこのついている足跡は人間のものではありません。どう見ても,イノシシです。しかも,イノシシの足跡はたくさんあり,砂遊びをしたような穴まであいています。この山域一帯は,禁猟区になっているので,野獣天国になっているのでしょう。あたりは,木立に囲まれた薄暗い谷道です。今までの尾根道とは大違いです。ちょっとヤバそうな道です。

谷道は5分も歩くと,尾根です。尾根には道らしいものはありませんが,すぐに西から登ってくる山道に出ます。地形図にはない道ですが,しっかりとした山道です。しばらく登ると,急斜面には,木でできた階段も設置されています。方向としては,畑山に向かっているようなので,大助かりです。でも,この道って,畑山にだけ登るためにできた登山道なのでしょうか。ということは,畑山というのは,ふもとの集落の人たちにとっては,なじみのある山なのでしょうか。これから先,赤テープもたくさん付けられています。

先ほどの谷道と違い,この山道は木立に囲まれていますが,尾根道です。木立の間からは,左手に神谷池が見えています。あいかわらず,道の両側にはピンクのツツジが咲いています。二つ目のピークを過ぎると,左手に見えていた神谷池はもう見えません。狭い尾根に出ると,右手には反射板のある畑山のピークが見えています。そして,再び,木立の道へ。山道が西に向くと,畑山山頂はすぐです。小さなピークを巻き,反射板のあるピークへ。

反射板の向こうには,姫路セントラルパークの大観覧車が見えています。畑山のピークは,もう少し上です。左手は日本化薬工場の敷地のようです。この工場は,ダイセル同様,火薬を作っているます。畑山の山頂(E)には,二等三角点(点名太尾 311.7)があります。藤ノ木自然公園から2時間半です。

  
畑山反射板から姫路セントラルパークをのぞむ 切り開きのお花畑
畑山反射板から姫路セントラルパークをのぞむ
切り開きのお花畑

切り開きのお花畑

この山頂からは,日本化薬の敷地に沿って幅10mほどの切り開きが続いています。防火帯かもしれません。その切り開きを少し下ると,北に下る山道があります。赤テープもそちらに向かって付けられています。ところが,この鞍部から切り開きにはツヅジが植えられ,お花畑のようです。しかも,切り開きは尾根に沿っているので,展望がいい。下山はこの切り開きを下ることにしましょう。

畑山の登山ルートからはずれたためか,切り開きには踏み跡しかありません。しかし,切り開きの草木は1mほどの高さしかないので,歩きやすく,快適です。でも,油断をしていると,野イバラにイテテ〜ッ。激坂もツツジの花の間をぬうようにして下ります。前方には,姫路の町や広峰山,増位山の山塊が現れます。左手の谷には,日本化薬の工場が見えます。

お花畑の切り開きを下ること30分,尾根の先端(F)には四等三角点(点名津熊 149.0)があります。そこから急な下りが一直線に下っています。立って下ることができないほどの傾斜です。まるで,ガケです。ところが,下りきったところは,工場の敷地内のようです。どこから出れるのかと不安になりましたが,右手に行くとすぐに人家の玄関先です。これだと,簡単に工場に進入できそうです。チョット心配になります。

道路に出て,日本火薬工場の正門を見学です。レトロな木造の建物には,「構内禁煙」看板が付いています。ということは,この工場に勤めている人は,タバコを吸わない人が多いのでしょう。健康的です。工場のバックには,畑山からの尾根が一望できます。

パラダイス発見!

さて,これからが問題です。神谷ダムまで4kmの歩きです。誰か車に乗せてくれないかなぁと思ってしまいます。ところが,歩くというのもいいものです。パラダイス発見!

心 豊かなふれあいの里 悠久600年 黒田村
九条家領 陰山庄惣田数380町のうち 黒田村 8町9段30代 1425年 室町時代 応永32年9月 『日本地名大辞典』より

黒田村歌 ユートピアクロダ

1.神谷の山道 ゆるやかに 歴史は遠く 600年
  理想をかかげ 村開く 先人の偉業 偲びつつ
  ここに幸あり 黒田村
  アア ユートピア クロダ
      パラダイス クロダ

2.春は桜の 神谷川 夏は出水で 稲作り
  夢と希望の 種を蒔く 感謝の気持ち 偲びつつ
  ここに幸あり 黒田村
  アア ユートピア クロダ
      パラダイス クロダ

3.秋は黄金の 波がうち 老いも若きも 屋台かき
  心一つの 甲山 未来の開花 偲びつつ
  ここに幸あり 黒田村
  アア ユートピア クロダ
      パラダイス クロダ

4.冬は朝日が にっこりと 家族みんなを 包みこむ
  誠実 努力 培って 生きがい 楽しさ 偲びつつ
  ここに幸あり 黒田村
  アア ユートピア クロダ
      パラダイス クロダ

  

悠久600年の黒田村(◎)です。チョットおじゃましてみましょう。村に入っていくと,「親愛なる犬君へ うんちの放置は困ります」という看板があります。さすが,歴史と伝統の村です。ここでは犬も字を読めるようです。しばらく行くと,家の表札が庭木にかかっています。新聞受けには,「新聞配達ご苦労さん」というメッセージが書かれています。なるほど,ユートピアは一味違います。畑では,おばあさんが仕事をしています。小さな村の神社の境内では,村の子どもたちが遊んでいます。これも600年間,変わらぬ姿なのでしょう。パラダイスと小ネタの桂小枝さんにお知らせしたいものです。

やっぱり,ヤブ漕ぎ!

1時間ほど歩いて神谷ダムの堤防へ。ここからは,神谷池の周回路を通って戻ってもいいのですが,それではあまりにも味気ない。ここは,やっぱり東の山を歩く方がいいでしょう。1月に歩いた尾根道ですので,気楽です。が,その尾根に上がる道がありません。少し下った谷(G)から登ることにします。谷道をしばらく進むと,谷が尾根の先端から離れていくの,尾根の先端目指して進路変更。ところが,この変更が大変なことに。しばらく登ると,踏み跡がなくなり,シダの繁ったヤブに突入。しかも,斜面はしだいに急になり,野イバラ攻撃も加わり,もう大変。それにしても,なんでこうもう,毎回,毎回,ヤブ漕ぎになってしまうのでしょう。

神谷ダムの概要

 神谷ダムは西播磨地域の水道水の安定した供給を図るために建設されたダムです。
 ダムの提体は良質な提体材料が建設地周辺で採取できることから,土と岩を各ゾーンごとに盛り立てた中央コア型ロックフィル形式を採用しています。
 ダムの貯水池は揚導水管路で約3km西の船津浄水場と結ばれており,市川の流量が多い豊水期に市川からポンプで揚水して貯留し,渇水時には逆にダムの貯留水を浄水場まで導水して利用するしくみになっています。

何とかヤブを強引に突破。尾根の先端に出ます。ダムが一望でき,なかなかいい展望です。足元には,ダムに来た人たちが見えます。ここからは,尾根道を通って,藤ノ木自然公園まで1時間足らず。前回来た1月上旬には,冬枯れの落ち葉道でしたが,今日は,ツツジの花咲く春の道です。左手には神谷池,右手には笠松山や善防山が見えます。誰もいない,来るはずもない山道ですが,突然,一人のハイカーが出現。これにはビックリ。こんな道を歩く人がいるんですねぇ。

  
笠松山・善防山
笠松山・善防山

藤ノ木山山頂の三角点へ。ここからは,明石海峡大橋が見えるそうですが,今日は春がすみのために見えません。三角点からは,尾根道を通り,くさりのある急な下り(H)を下り,針葉樹の植林へ。あまり日当たりはよくありませんが,いろいろな花が咲いています。今まので尾根歩きとは,趣のちがう山歩きが楽しめます。そして,芝生広場へ。15時です。結局,5時間,ほとんど歩きっぱなしでした。でも,春らしく花に囲まれた山歩きを楽しむことができました。こんな近場のこんな超低山も,実際に歩けば楽しいものです。播磨の山々も,捨てがたしです。

  


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