岩場のピーク・尾根のクモの巣 伊勢山と木もれ日の森 (2002.9.23)


  
P・@〜D
P・@〜D

今日も里山林へ

前日まではくもりの天気予報でしたが,朝,起きてみると,なんと!青空!せっかくなので,ちょっとお山へ行きましょう。いずこへ?今日は寒気が入って,北の方は雨模様とか。でも,このあたりは空気が澄んでいるはず。近場で,展望のいい所は…。ありました。HP「播州野歩記」でも紹介されていた姫路市の伊勢山に決定。山頂は岩場で展望がいいとか。大いに期待が持てます。

「姫路打越木もれ日の森」の駐車場(P)に車をとめます。案内板を見ると,伊勢山の南域が「木もれ日の森」のエリアのようです。地形図を見ると,「木もれ日の森」の北端から伊勢山に行けそうです。とはいえ,あまり距離はないようなので,デジカメとウインドブレーカーをリュックに入れて出発です。

姫路打越木もれ日の森  面積56ヘクタール

この山は,尾根にはアカマツ,谷や斜面にハコナラやアベマキの落葉広葉樹がひろがっています。一部ではクマノミズ,ケヤマハンノキもみられます。また,春には可憐な花を咲かすヤマツツジやウンゼンツツジが各広場の周辺で多く見られます。散策路は広場を周遊し,いろいろな里山の環境を体験できるようになっています。途中,点在するノグルミの木立の中を沢が流れるノグルミ広場,最高峰から里山全景や遠くは瀬戸内海を背景にした姫路の町が一望できる展望広場ほか2か所の休憩所があります。

【"ひょうご豊かな森づくり構想"に基づく里山林整備事業】
この地区は地域のみなさん方のご協力のもと,景観や多様な動植物を保全し,保健や森林学習の場に活用するため,県内の林地開発をした方々の協力金により,森林の整備や歩道の新設などを行っています。
        兵庫県・姫路市・(社) 兵庫県森と緑の公社

兵庫県の進めている里山林整備事業は,長期的にはどうなるのかわかりませんが,今のところは,利用する人は少なくないようです。ボクだって,今までに何ヶ所かを歩いたり,withMTBで走ったことがあります。この里山林は,そのエリアだけにとどまらず,そこから山道をたどり,縦走したり,他の山に行ったりできます。そういう意味では,里山林の利用価値は大です。

コナラ−アベマキ群集

 この樹林は,高木ではコナラやヤマザクラが多く見られ,林内ではコバノミツバツツジ,モチツツジ,ヤブムラサキなどの落葉樹が多くみられ,地表付近ではコウヤボウキ,ベニシダ,ヤブコウジなどが多くみられます。
 この樹林は,薪炭林として薪や炭を採取するため,20〜30年後との伐採が繰り返し行われていました。しかし,薪炭林としての利用がなされなくなった現在,ヒサカキ,イヌツゲ,ヤブツバキ,ネズミモチ等の常緑樹が侵入し,ネザサなども多くなっています。
 この場所は,良好のコナラ林を維持するため,常緑樹の低木やネザサなどの除伐下りを行いました。

            【平成7年度里山林整備事業】

展望のいい尾根道

まずは,ノグルミ広場への道を登ります。水の涸れた小川沿いの道ですが,雑木に囲まれているので,日差しはさえぎられ,快適です。加えて,今朝は寒気の影響でさわやかです。気分よく遊歩道を登ります。登りは,徐々に急になり,そして尾根へ。

←展望広場0.6km  ヤマザクラ広場1.0km→

この尾根からは,展望のいい道になります。が,そのかわりに太陽がさんさんと照りつけてきます。幸い,真夏ではないので,さほど暑くはありません。

  
淡路島を望む 家島を望む
淡路島を望む
家島を望む

整備事業のために強引に付けられた遊歩道は,歩きにくい道です。いったん,平坦な道になりますが,すぐにまた登りに。さほど急ではありません。振り返ると,峰相山から山陽自然歩道への尾根が見えます。ずっと向こうには,播磨灘が見えます。東には淡路島。その右手には太島。さらにその右手には,男鹿島,家島,西島。さらに小豆島の島影も見えています。それら播磨灘の島々のはるか遠くには,四国が見えています。西を見ると,的場山から亀山,大倉山などが見え,的場山の南には,先日登った黍田富士とその周辺の山々も見えています。すばらしい展望です。

284ピークの奥には,展望台(@)があります。この展望台からもすばらしい展望が楽しめます。東には書写山,北東には,笠形山が見えています。海も見え,山も見え,すばらしい展望です。今日は,ここでバードウォッチングをしている人たちがいました。

←ヤマザクラ広場1.4km  ヤマザクラ広場1.6km→  展望広場0.1km→

  
笠形山を望む 的場山を望む
笠形山を望む
的場山を望む

再び,遊歩道に戻り,伊勢山を目指します。見ると,正面にそれらしい山が見えてきます。手前に小さな鋭いピークがあり,その奥に三角点のある伊勢山が見えています。手前のピークにも,地形図では伊勢山となっています。遊歩道から見ると,三角点のある伊勢山は展望がなさそうです。手前の小さな鋭いピークは岩っぽく,こちらの方が山頂というのにふさわしい感じです。

伊勢山への道はクモの巣だらけ

遊歩道は,鞍部(A)から谷に向かって下っています。ここで遊歩道から離れ,尾根を北進します。予想はしていましたが,やはり,踏み跡程度のあまりいい道ではありません。しかも,これまた予想通り,クモの巣だらけです。しかし,この踏み跡にはO柿さんの赤布テープがあります。伊勢山への道であることは間違いないでしょう。少し登ったあとは,激下りです。ガケといってもいいほどの傾斜で,木に捕まりながら下ります。片手は,クモの巣除けの木の枝を持っているので,歩きにくいことこの上なしです。しかも,持っているだけでなく,振り回さなきゃ意味がありません。ガケの危険か,クモの巣か,究極の選択です。

ガケを下り,小さなピークを2つほど越えると,伊勢山への登りです。この尾根道は,左は植林,右は雑木に囲まれ,ほとんど展望はありません。その代わりといってはなんですが,クモの巣は思いっきりあります。手に持ったクモの巣除けの木の枝にクモの巣が絡みつき,綿菓子状態です。伊勢山への登りは,疎林の中です。適当に登れそうな所を登るだけです。傾斜が急なので,木をつかみながら登ります。もちろん,右手でクモの巣除けの木の枝を振り回します。

  
岩峰の伊勢山と三角点ピーク 飛び降り自殺をするところではありません
岩峰の伊勢山と三角点ピーク
岩のピークに立つ

岩場は大パノラマ,スリル満点

頭上に青空が広がり,岩場が見えると,ピークはすぐです。遊歩道から見た通り,この316ピークからもすばらしい展望が楽しめます。このピークからははっきりとした山道があります。おそらく,三角点の伊勢山からこのピークにピストンで来る人が多いのでしょう。

316ピークのすぐ北にも岩場(B)があります。こちらは,西方面への展望が広がっています。しかし,それ以上にすごいのは,足元から切れ落ちた岩壁です。身を乗り出すと,足がすくんでしまいます。地形図にある岩場の記号は説得力があります。

山道は下っていますが,その途中で左手に下る道が分岐しています。それを無視して下ったものの,「播州野歩記」の記録を思い出し,引き返します。左手への道に行ってみると,大岩の洞窟が出現。先ほどの岩のピークの真下のようです。ということは,先ほどのピークは,下が空洞だったのです。考えると,ちょっと恐いが,この大岩の洞窟が崩れることはないでしょう。洞窟の中には,お決まりの石仏があります。どうして昔の人って,大岩の洞窟があると石仏を置きたがるのでしょう。ナゾです。この洞窟から町境に沿って下る道がありますが,今日はそちらに行っては行きません。

  
大岩洞窟の石仏 大岩洞窟から外を見ると
大岩洞窟の石仏
大岩洞窟から外を見ると

三角点の伊勢山は展望なし

尾根道に戻り,三角点を目指します。この尾根道は,赤,黄,青の色とりどりのテープがいたるところにあり,迷うことはありません。しかし,クモの巣もいたるところにあります。急な上りを登ると,ゆるやかな尾根に。この尾根からは,北の展望が開け,明神山や黒尾山が見えます。300mほどの標高とは思えない展望です。

そして,三角点(C)(三等三角点 点名菅野 353.0)へ。予想通り,展望は全くありません。ここにはO柿さんのプレートがあるだけで,他に山名を表示するプレートはありません。

MTB登山 大柿  伊勢山353.0m '01.1.27 11:00 しぐれている 北西より来て町界を南に下る

ここからもハッキリとした尾根道を行くだけですので,迷うことはないでしょう。さほど急な下りではないので,MTBだと乗車可能かもしれません。O柿さんは,ここでやっとMTBに乗れたのでしょうか。左手には所々に大岩があり,その上に登ると,東方面の展望しかありませんが,それまでが木立の中の尾根道だったので,こりゃあ気持ちいい。

305ピークからはヌタ場?を過ぎ,鞍部(D)へ。三角点からの下りは尾根道ですが,ほとんど展望がないのが悲しい。暗部に着くと,12時過ぎ。出発してから2時間半です。尾根道はまだ南下していますが,もうこれ以上進んでも今までと同じようなかわりばえのしない道でしょうから,ここで下山することにします。

  
分岐からの谷
分岐からの谷

ここからはゆるやかな山道です。少し下った谷は緑あふれる感じいい谷です。この谷に沿って,山道は下っています。途中で,車が通れるほどの幅に広がっていますが,林道というほどの道ではありません。しだいに谷は広がり,「木もれ日の森」へ。

←東尾根より伊勢山

北に進むと,伊勢山への登山道がありました。里山林の案内板の上に,手作りのプレート「←伊勢山343m」が付けられています。

←展望広場1.0km  ヤマザクラ広場0.6km→

引き返して,水の涸れた小川沿いの道を下ります。この道はヤマザクラ広場につながっているはずです。途中で,右手に布引岩という岩があるはずで。右手に注意しながら歩いていると,林の中に大岩が転がっています。パンフレットによると,この岩は流紋岩だそうです。岩は転がっているだけではありません。左右の尾根の斜面にも岩壁が見られ,この山域全体が岩山であることがわかります。

砂防ダム付近で布引岩らしい岩を発見。標示がないので確かではありませんが。水量が豊富な時期は,あの岩から布引のような水の流れが見られるのでしょうか。山道は,小川を渡って,ヤマザクラ広場へ。朝は3台しかなかった車が,今では6台にも増えています。展望のよさが魅力のこの里山林は,人気があるのでしょう。


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