六甲半縦走 須磨浦〜菊水山〜市ガ原(2002.10.27)


今日は視界良好

先日,六甲東半分縦走をしたので,これはもう西半分縦走するっきゃないでしょ。ということで,今回は,須磨浦から市ガ原までの縦走を試みることにしました。天候は曇りということですが,昨日の雨のあとからこの秋一番の寒気が入り込み,一気に気温が下がりました。しかも,木枯らしが吹くだろということです。ということは,モヤがあまりなく,展望が期待できます。前回の東半分縦走のように,下界がモヤで見えないなんて,悲しすぎます。

西半分は,東半分よりも距離が少し短いようなので,朝はゆっくりと出発です。山陽電鉄須磨浦公園駅(@)に着いたのが9:45です。これから大まかな予定としては,市ガ原に着くのは16:00ごろです。しかし,西半分縦走は距離が短いものの,小さなピークをいくつも越えなければならないので,東半分縦走よりもハードそうです。しかも,ややこしい住宅地を抜けなければなりません。無事,市ガ原に着くことができるのでありましょうか。

  
@〜C
@〜C

さっそく一汗

まずは,駅の西側から「ちかみち」の表示に従って,階段を登ります。六甲全縦のスタート地点なので,それらしい表示あるかと思っていたのですが,ありません。チョット拍子抜けです。階段を延々上ります。地形図からも急な斜面の上りということはわかりますが,ずっと階段上りでは,山に登っている気がしません。まるで,高層ビルの非常階段を登っているみたいです。やっぱり,階段って味気ないものです。

階段上りに一汗かくと,山上遊園地に近づき,ロープウェイの駅があったり,リフト乗り場があったりで,たくさんの人が展望を楽しんでいます。ここから見る瀬戸内海は,右手に明石海峡大橋,正面には大阪から和歌山の海岸部が見えます。その先端の紀淡海峡には,友ヶ島が見えています。標高は200mほどですが,見事な展望です。

階段から山道になると,鉢伏山の山頂直下を巻きながら,旗振山に向かいます。ということは,鉢伏山には登らないということです。この六甲全山縦走コースというのは,「全山」という名前にもかかわらず,東半分は,ほとんどピークを通っていません。六甲山はもちろん,摩耶山,太平山,譲葉山,岩倉山もそれぞれのピークをかすめるように縦走路がついています。それに対して,西半分縦走路は,これから行く鉄拐山,栂尾山,横尾山,東山,高取山,菊水山,鍋蓋山,それぞれのピークを忠実にたどっていきます。唯一ピークをかすめるのが,この鉢伏山です。

ハイカー多し

早速,鉢伏山山頂へ。山頂(A)には展望台があり,広場になっています。周りの木々のために展望はありません。ちょっとガッカリして,縦走路へ復帰。ここから旗振山はすぐです。旗振山には,延命地蔵があります。

旗振山延命地蔵菩薩御詠歌

はるばると しまからここに じぞうそん  たのめまもらん しんのこころで

休憩所もあり,何人ものハイカーが休憩しています。休憩所の裏には,電波塔がそびえています。ここからは,明石海峡大橋がきれいに見えます。その西にある高御位山などの東播の山々もうっすらとシルエットが見えています。さすがは,明治末期に米相場を伝えるための信号所があったという旗振山です。

  
明石海峡大橋 須磨の街並み 三角屋根の須磨水族園が見えます
明石海峡大橋
須磨の街並み 三角屋根の須磨水族園が見えます

旗振山からは,細い尾根を通り,鉄拐山へ。途中の尾根からは,西方面の展望が望めます。明石海峡はもちろん,雄岡山と雌岡山,高御位山,竜山の石切り場も見えています。足元には,西神戸の住宅地が箱庭のようです。須磨浦公園駅を出発して30分でのこの展望ですから,ハイカーが多いというのも納得できます。

展望のない鉄拐山を下り,おらが山(B)へ。ここは,山上広場のようになっていて,レストランまであります。ここからもすばらしい展望が広がっています。南に大阪湾と須磨の街並み,北は一軒一軒がブロックのような住宅地。おらが山の先端からは,急激な階段下りです。この階段下りの途中でも,何組ものハイカーに出会いました。やはり,おらが山からの展望を楽しみにして,登って来る人が多いのでしょう。

須磨アルプス

高倉台の住宅地を抜け,有名な?栂尾山への400段の階段登りです。この階段にも,登る人,下る人がたくさんいます。中には,子どもを背負って階段を登るたくましいお母さんもいます。これにはビックリ!身軽な子どもたちは,階段の段数を数えながら登っています。コンクリートの階段を登りきり,振り返ると,今まで登った山の向こうに明石海峡大橋,その麓には住宅地が広がっています。

木々に囲まれた尾根道を登り,栂尾山へ。山頂には,展望台がありますが,まわりの木々のために少し展望が悪くなっています。この栂尾山から横尾山は,さほどアップダウンはなく,ほどなく到着。この先からは,いよいよ,須磨アルプス(C)です。いきなり,鎖場の出現です。が,鎖を使うほどの激坂ではありません。木々の間を抜けると,今度は正面に岩場の出現です。ここが須磨アルプスのようです。風化した花崗岩地帯で,もろくなった花崗岩が大きな砂粒になって岩肌をおおっている所があります。これは滑りやすいので要注意です。岩場を慎重に下り,馬の背へ。この日の強風のために,吹き飛ばされてしまいそうです。このうえに雨でも降れば,大変危険なことになるでしょう。

          
須磨アルプスその1 須磨アルプスその2須磨アルプスその3
須磨アルプスその1
須磨アルプスその2
須磨アルプスその3

須磨アルプスを過ぎるころに,左手前方に見晴らしのよさそうなピークが見えます。東山のようです。東山には,昔話を記した標示板があります。しかし,文章が長すぎるので読む気がしません。東山のピークからは,先ほどの須磨アルプスが一望できます。この東山から横尾団地に下ります。木に囲まれた山道ですが,途中の高圧線鉄塔からは,海側の展望が開けています。さらに下り,団地が眼下に広がると,前方に高取山が見えています。荒熊神社のお堂も見えています。

横尾団地を抜け,阪神高速山手線の工事現場をくぐり,妙法寺へ。妙法寺小学校手前のファミマでお弁当の調達です。小学校の脇を抜け,車道を東に上ります。途中の道を右折し,住宅地を抜け,野路山公園へ。高取山への登り口は,公園の奥です。

  
D〜H
D〜H

高取山

急な尾根道を登ります。振り返ると,高層マンションの奥に須磨アルプスが見えています。なんだか,妙な取り合わせです。このあたりになると,ハイカーの数はぐっと減り,2組に出会っただけです。高取山に登る人は,このルートはあまり利用しないのでしょうか。一汗かき,荒熊神社へ。その上のピークには,アンテナがあります。展望がよさそうでし,三角点もありそうなので,登ってみることにします。

フェンスに囲まれたアンテナがあり,その南に三角点があります。その三角点からは,長田の街並みが見えています。その左手をよ〜く見ると,ナント!神戸ウイングスタジアムも見えています。開閉式の屋根が取り付けられ,来春からはV神戸のホームスタジアムです。

  
鉢伏山・鉄拐山・栂尾山・横尾山・須磨アルプス・東山 高取山から見た神戸ウイングスタジアム
鉢伏山・鉄拐山・栂尾山・横尾山・須磨アルプス・東山
高取山から見た神戸ウイングスタジアム

荒熊神社から高取神社(D)はすぐです。この高取山は,毎朝登山の発祥地だそうで,神社を降りた所には,登山会の事務所?があります。その脇には,輪投げ場。その下には,卓球場。そういえば,市ガ原でも輪投げ場があったような気が。なんで,山の上で輪投げやねん!って思ってしまいます。近くには休憩所や茶店もあり,にぎやかな声が聞こえてきます。

高取山と神撫山の由来  『ながたの民話』(長田区役所発行)より

ずっと昔,ものすごい洪水があって,長田や須磨のあたりでは,山の頂近くまでがことごとく水に没したことがあった。ようやく水がひいたあと,人々が高取山の頂に登ってみると,山の上の大きな松の木に,たくさんの蛸が八本足をからませたいた。
その話を聞いたふもとの人々は,息をはずませて山に登り,松の木から蛸を取って帰った。人々はこの時から,その山を「タコ取り山」と呼ぶようになったそうである。それが後に高取山と書くようになったそうである。
また,高取山は江戸時代まで「神撫山」と呼ばれていた。
長田に上陸した神功皇后は,そばにあった大きな岩を席として座り,憩われた。その時,皇后がかたわらの大きな石を撫でられると,その石は急にむくむくと大きな岩になり,ついには高い山になった。神功皇后が撫でて出来たので,この山は神撫山と名付けられたのだという。
なお,「高取神社由来略誌」(高取神社発行)によると,高取山は古代の神奈備の神地(神祭り場)であり,後世には鷹の巣が多く鷹を取った,と伝えられています。

         長田区役所

縦走路は,高取山の一般道からは外れ,左に下ります。それまでのにぎやかな雰囲気から一変して,静かな山道です。木立に囲まれた薄暗い山道ですが,道の脇には花が咲いています。気持ちのいい山道を下り,丸山町へ。

やはり迷路の住宅地

この丸山町を抜けるのが,これまた大問題です。住宅地の中をあちこち曲がりくねった縦走路は,なにがなんだかわけワカメです。神戸電鉄をくぐり,鵯越へ。ところがここでミスコース。駅が谷の方にあると思い,谷の西側を進んでしまいました。烏原貯水池の案内に従うものの,どう考えても方向が違います。もう一度,線路が見えるところまで引き返すと,なんと!駅のすぐ脇に縦走路があります。なんのこっちゃ。

鵯越駅の下を通り,谷を見ながら水平道へ。地道の山道ですが,先ほどの住宅地がウソのような静けさです。大きな古木もあり,深山の趣すらあります。地道は,車道へ。ここの先が,烏原水道局ポンプ場です。明治末期にできたこの貯水池は,ポンプ場も明治末期の雰囲気を残したレトロな造りとなっています。このポンプ場から烏原川を上ります。鈴蘭台下水処理場を過ぎると,神戸電鉄菊水山駅です。駅といっても,まわりに人家があるわけではなく,いったいどんな人が利用するのでしょうか。

菊水山の急登

菊水山駅を過ぎると,烏原川上流では石井ダムの建設工事が行われています。神戸電鉄をくぐり,山道に入ります。いよいよ,菊水山への登りが始まるのでしょう。でも,しばらくはゆるやかな登りです。電鉄の向こうの尾根には人工物が見えます。と,道の左手に人家が出現?!なんで,こんな所に人家があるの?という感じです。そうかぁ,さっきの人工物は道路で,人家の上の方でつながっているのかぁなどと勝手に解釈するものの,人家を過ぎてもあいかわらず山道です。ということは,あの人家の住人は,菊水山駅を利用しているのでしょうか。買い物に行くにも,通勤通学もさぞ大変でしょう。

菊水山山頂へ900mの表示が出てくると,急登が始まります。プラスチックの階段ですが,歩幅が合ったり,合わなかったりで,大変です。でも,この階段がないければ,もっと大変かもしれません。もも上げ,アキレス腱ストレッチを繰り返し,一気に汗が噴出します。登りの途中で休憩をとる人も多く,西半分縦走コースの最大の難所といわれるだけのことはあります。

木立の中の急登を過ぎ,展望が開けてくると山頂間近です。展望が開けた地点で,写真撮影。このあたりからは,神戸や三宮付近の街並みが見えています。海岸部には,メリケンパークのホテルやポートタワー,海洋博物館なども見えています。菊水山山頂は,もうひとふんばりです。

にぎやかな人の声が聞こえ,菊水山山頂(E)へ。広い山頂には,石碑や休憩所があり,その後ろには電波塔がそびえています。山頂からは,神戸の街並みはもちろんのこと,次に登る鍋蓋山や六甲連山も見えています。振り返ると,高取山や須磨の山々が望めます。東,南,西の180度の展望です。この展望のよさにひかれて,菊水山に登ってくる人が多いのでしょう。ここで遅いですが,ランチタイムにします。須磨浦を出発してちょうど4時間です。

  
メリケンパーク周辺 菊水山山頂
メリケンパーク周辺
菊水山山頂

いつものコンビニ弁当を食べ,縦走の再開です。菊水山からの下りは,木立に囲まれているので展望はなし。鍋蓋山との鞍部になる天王つり橋に近づくにつれて,有馬街道を走る車の音が大きくなってきます。そして,つり橋へ。このつり橋は,ハイカーのために作られたつり橋のようです。つり橋を渡り終えると,いよいよ,本日最後の登りです。この鍋蓋山への登りも,先ほどの菊水山に負けず劣らずの急登です。尾根を九十九折りに上る山道は,展望はなく,ひたすら山頂を目指すのみという感じです。木枯らし一号が吹いているというのに,またもや汗が噴出します。

鍋蓋山も展望良し

登ること20分。ようやく,鍋蓋山山頂(F)です。山頂には三角点がありますが,一段下の広場からは神戸の街が見下ろせます。この山頂でもたくさんの人が展望を楽しんでいます。先ほどの菊水山からの展望に比べると,見える範囲が狭く,周りに木立ちが多いの開放感はありませんが,暑い時期などは木陰になっていいかもね。

この鍋蓋山から市ガ原へは,下りっぱなしのようです。木立に囲まれた山道を下り,再度山に近づきます。このあたりは,昨年のOL大会で来たことのあるところです。ふと左手の林の中を見ると,白黄色のOLポストが目につきました。???今日は,このあたりでOL大会があるのでしょうか。それとも,昨年のOL大会のポストを回収し損なって残っているのでしょうか。それなら,持って帰ってあげなきゃあと,余計なおせっかいをしそうになります。今度来た時にもあれば,持って帰ってあげましょう。

再度山の西を巻くように下り,大龍寺へ。広場からさらに下って,山門へ。ここには再度山ドライブウェイが通っています。市ガ原へは,このドライブウェイを渡り,さらに車道を下ります。そして,市ガ原(G)へ。須磨浦から5時間20分。六甲東半分縦走と同じような所要時間です。東半分に比べると,小さなアップダウンが多く,また住宅地を通ることが多いので,道に迷いやすいし,ちょっと興ざめ。しかし,山が小さいだけに展望が良く,大阪湾,明石海峡大橋,西神戸の山々,そして須磨,長田,神戸,三宮と変わりゆく街並みを望むことができます。

これで2回にわたった六甲全山縦走の完成です。前回の東半分の記録と今回の西半分の記録を合わせれば,六甲全山縦走のインチキ記録の出来上がり!?そんなアホな。チャンチャン


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