Oh!寒い〜!でも,下りは…(^o^)  北摂・大峰山(2002.12.29)


  
P・@〜G
P・@〜G

雨やがなぁ〜

今日こそはと,北摂へ。加古川は青空が見え,東の北摂方面も雲は多いものの,黒い雲は無し。冬型の気圧配置が強まるということですが,今日は大丈夫でしょう。いつものように,三木市を抜け,吉川町から三田市へ。三田の町に入ると,上空は灰色の雲です。ちょっとヤバイかなぁと思いながらも,志手原へ。志手原の交差点にさしかかると,雨粒がポツポツ。アッリャア〜,こりゃあヤバイがな。ところが,切詰峠付近になると,ワイパーを動かすほどの雨降りです。アリャリャ〜。待ち合わせ場所の小柿では,本降りの雨です。やはり,冬型の気圧配置になると,北摂は兵庫県北部と同じ天気になるようです。今日の予定である,小柿から高圧線鉄塔の巡視路をだどって,向山,杉坂峠へのMTB乗り乗りコースは,次回のお楽しみです。

しかたがないので,天気のいい播磨地方に引き返すことにします。が,その途中,志手原付近では青空が広がっています。せっかくここまで来て,引き返すのも時間のムダです。それならば,北摂の南部に行くってのはどうでしょう。同行のS田さんと協議の結果,大峰山に決定。大峰山は,我々が北摂に来るようになったころにMTBで登った山です。歩きでも,北摂ハイキングの定番コースといってもいいのかな?さくらの園が整備されたということで,どうなっているのかも楽しみです。それに,下山後の廃線コースもおもしろい。

大峰山へ

車を十万辻(P)に置き,MTBの準備です。S田さんは「今まで手にしていたコンパスがどこかへ行った」と,あいかわらずのアルツぶりを披露。それにしても,青空を期待した大峰山ですが,早くも上空から小さな雨粒が落ちてきています。さほど強い降りにはならないでしょうという希望的観測のもと,出発です。

土の盛り上がった登山口から登山道へ。この道はほぼ水平道なので,MTBで楽しく乗れます。展望がないのは残念ですが。路面は濡れているので要注意です。しかし,先週の悪夢の愛宕山に比べるとNo problemです。小さなアップダウンすらも楽しく思えます。今日はなんて極楽なのでしょう。

水平道を進んでいると,小さな尾根に大峰山への道が上っています。これからしばらくはMTB担ぎです。濡れた路面に足を滑らせながらも,快調に登ります。落ち葉が一面に敷き詰められ,枯れた木立ちが冬の訪れを感じさせます。登るにつれて,斜面に雪が見え始めます。今シーズン,初めて見る雪です。

  
水平道を快走! 初雪!
水平道を快走!
初雪!

初雪!

少し傾斜がゆるやかになり,MTBを押しながら進むと,急に視界が広がります。高圧線鉄塔(@)です。この鉄塔からは,南は冬の日に輝く大阪湾,北は城山をはじめとする北摂の山々が見えます。7〜8年前にも来たハズなのですが,もうすっかり忘れています。すばらしい忘却力です。おかげで,2度目の大峰山でも,感動新た?です。

大峰山は寒い!?

鉄塔からは,MTBの乗車率は50%以上です。気持ちよく,MTBに乗り,山頂を目指します。地形図通りに,小さなピークはいくつかありますが,展望は残念ながらほとんどありません。道の両側には雪が残り,いい感じです。そして,登山口から40分ほどで,大峰山山頂(A)へ。ここには,三角点(三等三角点 点名大峯山 552.3)があります。そのまわりには,何枚もプレートがかかっています。なかには,どうやってあんな高い所に付けたのかというようなものもあります。

時あたかも,正午。ふもとからサイレンが聞こえてきます。ランチタイムの開始です。いつものようにお湯を沸かすのですが,コンロの火がショボイ。ガスはあるのですが,あまりの寒さのために気化しにくいようです。しかたがないので,手で暖めると,火力パワーアップ!たちまち,お湯が沸き,いつものこうどんと食後のコーヒーもOKです。これからのシーズンは,やっぱり,ブースターが必要です。それにしても,大峰山は寒い。前回の大峰山でも,寒かったことだけは記憶に残っています。しかも,あの時はコンロのガスがほとんどなく,温かいものも食べれませんでした。なんだか,大峰山って,ボクのなかでは「寒い!」という固定概念が定着してしまいそうです。夏に来る時も,寒い!って思ったりして…。

  
さっむ〜い!大峰山山頂 さくらの園 林間広場
さっむ〜い!大峰山山頂
さくらの園 林間広場

こんなに乗れたっけ?

すっかり満腹になり,身体も暖まったところで,待望のダウンヒルです。地形図では,ほとんど上りはないはず。もちろん,前回来た時の記憶なんて,何処へやら。日々新たなり!木立ちの間を抜けるテクニカルダウンヒルコースです。倒木によるリンボーポイントもスタンバイ。そろりと潜るものの,背中のリュックがひっかかります。それでも,気をよくしてのダウンヒルは続きます。

路面は落ち葉のじゅうたんですが,ところどころに岩石ポイントがあります。歩くには問題はないでしょうが,MTBだとけっこう恐い時もあります。しかも,木の根があると恐さ倍増。後輪が浮き上がり,立木に抱っこ!危ない,危ない。それでもダウンヒルは続きます。小さなターンは,後輪を滑らせながら曲がるのがおもしろい。まるで,スキーのターンです。スノボーなら,MTBを横乗りにせんとアカンなぁ。

下りはさらに急になり,快適だったダウンヒルはもうおしまい。しかたなく,MTBを押しながら下ります。途中で,大岩を発見。大岩の上に立つと,六甲の山なみや読売CC,JR宝塚線が見えます。標高にして500mほどしかありませんが,圧倒的な高度感です。左手の谷には,さくらの園があるのでしょう。もう,あとはMTBを押して下るだけでしょう。

さくらの園へ

ところが,しばらく下ると,またもや極楽ダウンヒルコースです。こりゃあ,たまりまへ〜ん。気持ちよく下りきった所に標示があります。さくらの園の標示です。下には落ち葉の広場(B)が見えます。テーブルもあります。もちろん,いつもの案内板もあります。

アカマツ林(アカマツ−モチツツジ群集)
アカマツ林は,山の尾根の近くでよく見ることができます。尾根の近くは雨や風にさらされやすく,栄養のある土が流されてしまいますが,アカマツはこのような場所でも生育することができ,非常に大きく育つ場合もあります。昔は,アカマツの下に生える木をとったり,落ちている葉っぱを集めて燃料などに使っていたため,アカマツが育ちやすい条件がそろっていました。
しかし最近では,燃料のために木を伐ることも少なくなり,
マツクイムシの被害が広がってマツが枯れ,アカマツ林が少なくなってきています。

ここからは,さくらの園に入ります。遊歩道は,ところどころに丸太階段があり,MTBが壊れそうです。木立の中を抜け,左手に谷が見えると,東屋が見えます。遊歩道はさらに下ります。丸太階段を下り,さくらの園入口(C)へ。山頂から約1時間です。近くの広場では,30人ほどのグループがにぎやかに休憩中。ギャラリーが多いと目立ちたがる?張り切る?S田さんは,階段をさっそうと下っていきます。

真っ暗トンネル

下りきったところは,廃線道です。すぐにトンネルがあります。入るとしだいに暗くなり,出口の明かりは見えるものの,あたりが真っ暗。何も見えません。枕木をゴトゴトと越えますが,その衝撃でバランスをくずしそうになります。が,真っ暗なので,バランスをとることもなかなか難しいもの。スリル満点のトンネルサイクリングです。2つ目のトンネルを抜け,廃線コースの終点(D)へ。

  
廃線のトンネルサイクリング 廃線サイクリング
廃線のトンネルサイクリング
廃線サイクリング

ここからは,車のある十万辻に戻るだけです。僧川の集落(E)を抜け,立合新田へ。ここからは舗装の車道となり,長〜い上りです。ダラダラと登り,十万辻(P)へ。ここで,予てよりS田さんから話に聞いていたNさんと初対面。お土産までいただき,ありがとうございました。

今日は,先週と大違い!MTBを大いに楽しめました。やっぱり,MTBは乗れなきゃあねぇ。


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