初冬の千刈水源池周回ツーリング(2002.12.14)


  
P・@〜H
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MTBシーズンin

兵庫県の北では,すでに積雪があり,スキー場が早くもオープンしたとか。いよいよ本格的な冬に突入です。ということは,本格的なMTBのシーズンに突入ということでもあります。そのシーズンの開幕にあたり,今日は北摂の千刈水源池周回ツーリングをしようということになりました。もちろん,ただ千刈水源池の水際をMTBで走るだけではありません。西の向山,東の布見ヶ岳と大岩ヶ岳にも登ろうという欲張り企画です。ただ,向山の登り口が地形図にもエリアマップにも載っていないので,どうなるかわかりません。

同行のS田さんは,ゲ○ピーも治り,快調のようです。が,私メは,あいかわらずの風邪に加え,先週のOLでこけた際の打撲が未だ治らず,加えて,数日前からS田さんのゲ○ピーがうつったかのような腹具合です。つまり,三重苦というわけです。

70代のMTBライダー!

千刈水源池南の駐車場を目指します。S田さんによると,千刈水源池北の波豆地区には車をとめるスペースがないとのこと。そう言われれば,以前,波豆を通った時,空地自体が少なかった記憶があります。駐車場(P)に着くと,先客のMTBグループがあります。よく見ると,北摂ラリーでお世話になっているお医者さんもいます。グリーンフィルドというグループだそうです。彼らは,この千刈水源池周辺で遊んだあと,夕方から忘年会をするとか。楽しそうなグループです。しかも,20代と思われる若者から,70代だというおじさん?おじいさん?までいます。アッパレ,アッパレ。ぼくも,70歳になってもMTBを担いで山を走り回っていたいものです。

MTBの準備を終え,いよいよ出発です。が,さっそく,神戸市の市民トイレで用足し。スッキリしたところで,堰堤に向かいます。この道は,太陽と緑の道となっています。堰堤は,御影石で造られており,大正8年にできもののようです。上部の手すりが見事な造形美を演出しています。ちなみに,この堰堤は,国の登録有形文化財だそうです。大岩ヶ岳の標示を過ぎ,左側の階段を登ると,堰堤上部(@)です。上から見る堰堤もなかなか見事です。堰堤を登ると,水源池の水面が一望できます。晴れていれば,青い空とまわりの山々の姿を映しているのでしょうが,残念なことに,冬型の気圧配置のせいで,黒い雲が一面に広がっています。

湖岸道はスリル満点

これから,しばらくは水面に沿って遊歩道を走ります。とはいえ,水面側は切れ落ちているので,フェンスの無い所ではMTBでこけると,水面一直線です。こいつはヤバイ。恐る恐る,MTBを走らせます。もちろん,少しでも危険な所は押し&担ぎでクリアーです。恐いながらも,水源池の向こうに広がる山々を見ながら走るのは気持ちのいいものです。

ほどなく,道は池を離れ,谷に入ります。その先には砂防ダムです。砂防ダムの上には,「太陽と緑の道」の標示が直進,「近畿自然歩道」の標示が右を示しています。『北摂の山(下)西部編』を取り出し,読んでみると,近畿自然歩道を進むようです。実は,この砂防ダムまでは,数年前の北摂ラリーで来たことがあるはずです。が,例のアルツのせいで記憶はほとんどありません。

  
千刈水源池堰堤 ゴルフ場の横を抜ける
千刈水源池堰堤
ゴルフ場の横を抜ける

近畿自然歩道へ

近畿自然歩道の標示に従って,砂防ダムを渡り,正面の尾根を登ります。尾根を登りきると,ゴルフ場の有刺鉄線があります。その反対側には,水源池の向こうに大岩ヶ岳が見えます。これからは,ゴルフ場を取りまくように遊歩道が続きます。ゴルフ場は見えませんが,時おり,ゴルフをしている人の声が聞こえてきます。3つ目の砂防ダムを越えると,分岐点(A)に到着。ここからは,再び,貯水池に向かいます。小屋を左手に見ると,次は小さな池です。池の向こうはゴルフ場です。遊歩道は,ここから薄暗い谷に向かいます。地形図では,さほど勾配はありませんが,岩がゴロゴロの谷道なので,MTB乗車不能。これはちょっと悲しい!

水源池の水面が見えるようになると,九十九折りの下りです。ようやく,MTBに乗車可能になり,気持ちよく下ります。水源池を右手に見ながら,波豆を目指して北上。が,途中で向山への登り口もチェックしなければなりません。自然歩道は,水面沿いのアップダウンの少ない道を想像していたのですが,そうはいきません。小さな谷に下り,古いコンクリートの橋を渡り,小さな尾根に登る。そしてまた,谷に下り,尾根を登る。そして三度,谷に下り,尾根を上る。幾度となく繰り返されるアップダウンに現在地すら不明になってしまいます。が,アップダウンは小刻みながら,MTBにはそこそこ乗れる。その上,ところどころにあるギャップや岩がアクセントになり,けっこう楽しい!

  
千刈水源池周回道 羽束山と普明寺橋を渡るS田さん わかるかな?
千刈水源池周回道
羽束山と普明寺橋を渡るS田さん

いきなり銃声!ヤバイ!

左手にあるはずの向山を気にしながらも,自然歩道を進みます。途中で,近畿自然歩道の標示あり,その先が分岐点のはずですが,その分岐しているはずの道はすっかりヤブっています。これでは向山まで登れそうにありません。しかたがないので,布見ヶ岳を右手に見ながら,先に進みます。結局,向山への道は見つからず,竹林(B)へ。この竹林には,今でも使えそうな炭焼釜があります。石碑もあるので止まると,いきなり左手の山つまり向山から「ズドンッ!ズドンッ!」と2発の銃声。さらには,人の声まで聞こえてきます。これで向山登頂は取り下げ。さっさと竹林を抜けます。出た所には,近畿自然歩道の案内板があります。マムシに注意とは書いてありますが,猟銃に注意とはありません。

畑のあぜ道を通り,小さな集落へ。ここからは,朱塗りの普明寺橋を渡り,波豆に到着です。千刈浄水場の駐車場から2時間あまり。普明寺橋からは羽束山が大きく見えます。普明寺橋を渡ると,しばらくは車道を走ります。清之瀬橋を渡り,布見ヶ岳の東の谷を目指します。このルートも,以前の北摂ラリーで使ったルートです。空地を抜けると,谷の奥に向かって山道が延びています。山道は,しばらくはMTBで乗車できますが,やがて乗車不能。押しの一手で進みます。あたりは植林で,薄暗い道ですが,山道ははっきりしています。

途中に赤テープがありますが,どうやら尾根を直登しているようです。峠はまだ先です。しだいに道が急になり,大きく曲がると,峠(C)です。ここから布見ヶ岳へ登ります。テープがたくさんあり,小さいながらも木の案内板もあります。この峠から布見ヶ岳へは,急な登りです。これが下りなら,MTBで下れるのになぁとは,S田さん。ちょっと急すぎませんか。

布見ヶ岳へ

一汗かいたところで,稜線の裸地です。布見ヶ岳は南,祠のあるピークは北です。せっかく来たので,祠のあるピークに寄ってみましょう。MTBを裸地の置き,稜線を北に進みます。踏み跡ははっきりしているものの,幅がないので,MTBで来なくて正解でした。数分で祠のあるピークへ。さほど展望はよくありません。別ルートを探すと,西から北に向かって山道が下っていました。やっぱり,北から登るルートがあったんやなぁ。

  
布見ヶ岳北峰の祠 布見ヶ岳山頂
布見ヶ岳北峰の祠
布見ヶ岳山頂

再び,裸地に戻り,南にそびえる布見ヶ岳を目指します。しばらくはMTBで乗車可能。不思議なもので,山ではほんの十数mを乗っただけでも,うれしく感じるものです。それまでいくらMTBを担いでいても,です。しばしのMTBを楽しんだあとは,またもや登りです。頭上の布見ヶ岳山頂を目指し,MTBを肩にゆっくりと登ります。そして,とうとう山頂です。

布見ヶ岳山頂には三角点(四等三角点 点名布見ヶ岳 366.2)があります。展望は,木立ちにさえぎらているものの,大船山・羽束山がきれいに見えています。眼下には,千刈水源池が見えています。頭上には,青空が広がり,気持ちのいい山頂です。気持ちのいいところで,ランチタイムです。いつものようにコンビニ弁当にこうどん,食後は温かいコーヒーです。温かいこうどんを食べると,冬の訪れを実感します。S田さんは,最近,お気に入りの餅入りうどんを食しています。餅は,網持参で,ガスバーナーで焼き立てを入れるという凝りようです。あいかわらず,何をしてもマニアックです。

満腹になり,十分休養を取り,下山にとりかかります。下山は,南の尾根を下ることにします。地図を見ると,最初は少し急ですが,すぐに緩やかになるので,そこをMTBで下ろうという魂胆です。長細い山頂を南に下ると,すぐに急な下りになりますが,道はハッキリとしています。急な下りをそろそろと下ると,すぐに尾根は緩やかな下りになります。さっそくMTBにまたがり,GO!木の枝や切り株があり,決して快適とはいえませんが,それはそれでテクニカルコースということで楽しめます。

快適!左岸道

気分よく下ると,峠状の鞍部(D)へ。ここから東と西に山道があるはずですが,見るとそれらしい道はありません。千刈水源池へ向かう西への道は,落ち葉の積もった溝のような道?があるだけです。山腹を見ると,山道がついています。登っている様子はなく,テープもありますので,こちらの山道を行ってみましょう。しばらくすると,またもやテープがあり,尾根を下っているようです。踏み跡はあるものの,潅木が多く,枝をかき分けながら下ります。しかも,急な尾根には落ち葉が積もっているので,滑りまくりです。下るにつれて,不明瞭になる踏み跡。しかし,テープはところどころであります。テープの主が通った時は,この尾根にはハッキリとした道があったのでしょうが,今ではヤブ状態です。

尾根を外さないよう下り,谷と合流する地点からは,谷を下ることにします。この谷道もガレ気味で歩きやすくはありませんが,ヤブっていないだけでもマシです。何度も小川を渡り,しだいに水源池に近づきます。谷が広がり,MTBに乗れるようになると,千刈水源池の左岸に出ます。左岸は右岸とちがって,アップダウンの少ない快適な道です。が,シングルトラックであることには変わりはありません。右の水面側にコケると,池ポチャ確実です。何年か前の北摂ラリーでもこの道を走ったことはありますが,その時は今日の逆で,南から北へのコースでした。その時は走りにくかった記憶があるのですが,今日は怖いながらも楽しめます。

  
布見ヶ岳から千刈水源池左岸道へ 大岩ヶ岳山頂
布見ヶ岳から千刈水源池左岸道へ
大岩ヶ岳山頂

大岩ヶ岳へ

大きく谷を回りこんだところが,酪農センターとの分岐点です。もちろん,左岸を進みます。再び,水面を見ながら,MTBで快走です。この左岸の道で,ハイカーに遭遇。右岸の道とはちがって,ハイカーが多いのでしょうか。ハイカーに気をつけながらMTBで走っていると,左手の谷に「大岩ヶ岳北口」と書かれた標示板(E)を発見。登山道に「北口」というのは,珍しい。この山域は阪神間のハイカーが多いからでしょうか,これでは「西宮北口」みたいです。

植林の中の暗い道を進みます。MTBに乗ることはできません。しだいに傾斜を増しながら,高度を上げていきます。途中で,左手の谷に入り,さらに進みます。地図通りの急斜面です。汗ビッショリになったところで,大岩ヶ岳の東の鞍部に到着。この鞍部には,大岩ヶ岳の標示があります。ここで,持病のシャク?が出て,用足しに。スッキリしたところで,大岩ヶ岳山頂に向かって急な登りにとりかかります。木立ちの間の展望のない急登です。息を切らしながら,ようやく大岩ヶ岳山頂へ。

ここにも三角点(二等三角点 点名千苅 384.1)があります。「人は誰しも明日を夢み今日を生きている。未だ見ぬものとの出会いに,人生は,感動の連続でありたいー!」とキャッチフレーズを書いている兵庫登山会のプレートもあります。この山は人気スポットだけあって,展望が抜群です。北摂の山々はもちろん,六甲山から播磨平野,播磨の山まで見えます。眼下には,複雑に入り組んだ千刈水源池の水面が広がっています。こんなに展望のいい山があると,その近くにある布見ヶ岳の人気がイマイチというのもうなづけます。やはり,山頂は展望がよくないとねぇ。

心ゆくまで展望を楽しんだあとは,下山です。以前,この山に登った時は,下山もMTBにあまり乗ることができなかった記憶があります。S田さんは,今回も南のルートで下ろうと言います。数年前の記憶がよみがえりますが,ピストンもイヤなので,南のコースを下ります。とりあえずは,MTBに乗って,下れるところまで下ってみましょう。MTBに乗れるのは山頂部分だけだろうという予想に反し,MTBに乗ってどんどん下れます。ただ,横から木の枝が張り出しているので,ハンドルが自由になりません。それでも強引に下っていると,ついに木の枝がジャンパーを引っかかり,カギ裂き破れてになってしまいました。アッチャ〜!

  
大岩ヶ岳山頂から見る千刈水源池 尾根を極楽ダウンヒル
大岩ヶ岳から見る千刈水源池
尾根を極楽ダウンヒル

乗り乗り極楽ダウンヒル

結局,ほとんど下まで乗り乗りのダウンヒルです。最後は,MTBを押しながら谷へ。ここから谷を下って,千刈ダムと丸山を結ぶ山道へ。このままダム方向へ下るのが近道ですが,MTBの我々は別ルートを選択。丸山手前の分岐点まで行き,314ピークからなだらかな尾根を下ろうというのです。この尾根は,以前,何回か走ったことがありますが,MTB乗り乗りの上,展望もいいので,MTBお薦めコースです。

分岐点までのしばらくの間は,MTBを押します。分岐点(F)付近からは,MTBで快走です。極細シングルトラックあり,ボブスレーコースあり,木立ちスラロームありと,変化に富んだ山道です。314ピークを過ぎると,スピードが増します。気持ちのいい尾根道を走っていると,いきなり展望が開けます。砂地の展望台(G)です。大岩ヶ岳が見えています。写真を撮っていると,おばさん3人組が登場。コースを間違って遠回りしてしまい,やっと,これから東山橋に向かうとのこと。このあたりは,山道が多いだけに要注意です。

写真を撮り,コーヒーをいただき,最後のダウンヒルです。あいかわらず,極楽極楽のMTBコースです。最後は,九十九折りのガレ気味の道を下り,東山橋(H)へ。車道を通り,駐車場に向かっていると,尾根にはさっきのおばさん3人組がまだ休憩中。手を振ると,おばさんたちも元気に手を振っている。おばさんが3人寄れば,かしましおばさん?いつまでもおしゃべりは尽きないようです。

今日の千刈周回は6時間ほどのコースでした。MTBの乗車率が高く,その上,展望のいい2つの山にも登れ,メデタシ,メデタシです。それにしても,湖岸の道は面白恐い。


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