石像パラダイスの武嶋山・大木山(2002.12.7)


  
P・@〜E
P・@〜E

ゲ○ピーとゴホン!

今日は「大雪」。朝から灰色の雲が広がり,昼からは雨だとか。同行のS田さんと相談です。予定では,北摂の千刈湖周辺の山へwithMTBで行くことになっていましたが,この天気では無理です。しかも,S田さんは昨日からゲ○ピーでかたときもテッシュを手放せません。そういうボクも,先週末からカゼ気味でゴホン,ゴホン。病身の二人で協議の結果,S田さんの提案通り中町の武嶋山から大木山への周回ルートに決定。ここなら誰にも会うことはないので,S田さんが急にもよおしても,誰にも迷惑がかかることはないでしょう。しかし,加古川を出発する頃には車のフロントガラスに雨が当たり始めました。やっぱり,雨かなぁ。

西脇から中町へ。武嶋山の麓に近づくと,見たことのある景色です。何年か前まで走ったことのある西脇レディースマラソンのハーフコースの一部です。ちなみに,この西脇レディースマラソンには,男子の参加できるハーフの部がありました。女性だけでは人数が少なくて,大会が盛り上がらないからでしょうか。来年からは西脇レディースマラソンは,加古川に会場を移すとか。そうなると,加古川レディースマラソン?

岩場の武嶋山

武嶋山に近づくと,大きな岩場のある山頂が見えてきます。左手に武嶋山の標識を見ながら,ふもとの清巖寺(P)へ。清巖寺の手前で見上げると,山腹に大岩が林立し,さながら中国の山水画状態です。

武嶋の観音さん
当山は文化年代に開山されたる霊山にして 山上の本堂には「十一面観世音菩薩」「大日大聖不動明王」「行者神変大菩薩」「弘法大師」が祭祀されており 山内全域には 四国八十八ヶ所 西国三十三ヶ所 観音三十三身西ののぞきを始め大峰山上そのままの行場も設けられております。
大祭 毎年三月柴灯大護摩供奉修   祭日 毎月二一日
行場等は危険に付き充分注意する事 施設使用希望等御用の方は左記まで申し出る事
武嶋山清巖寺  成田山 法務住職笹倉明徳  中町東安田区長

さっそく準備です。といっても,数時間ほどしかかからないルートですので,カメラとゼリーを持ってお手軽ハイキングです。武嶋山の説明を見ると,いろいろな石像が完備しているようです。四国に行かなくても,西国を回らなくても,大峰山に登らなくても,この山だけですべてに行った気になれるとか。姫路には,世界の有名な建物を石で作ったところがあるし,淡路島には世界の有名な建物のミニチュアを取り揃えたところもあります。昔の人も,今の人も,発想は同じなのでしょう。そういえば,日本百名山の写真集もあるとか。これも同じ発想かな。ちなみに,この武嶋山は,中町十景に選ばれているとか。ただし,他の九景は不明です。

ふもとの広場から八十八ヶ所巡礼の道を通り,山頂を目指します。道の脇には,いろいろな石像がありますが,意味不明です。なかには,忠犬ハチ公?を連れた石像もあります。石像,なんでもありです。よくもまぁ,これだけの石像を並べたものだと呆れながら登ります。道はあちこちに分かれていますが,とりあえずは山頂へ向かいます。

  
石像with忠犬ハチ公? 石像十二支
石像with忠犬ハチ公?
石像十二支

中腹に登ると,本堂があります。そのまわりにもいろいろな石像が点在しています。まるで,石像のパラダイスです。石像マニアのS田さんは,この山だけで一年分の石像の写真を撮れそうです。本堂の左手奥には,大岩に彫られた磨崖仏(行者像)があります。しかし残念ながら,この大岩は離れているので,磨崖仏がはっきり見えません。

武嶋山は中町と西脇市との間にある山で,頂上には観音様を祭るお堂がありますが,この山の大きな縦岩に,石工がロープでぶらさがって彫ったと思われる磨崖仏があります。しかし,誰が何のために彫ったものか記録がなく,よく分かっていません。
(『とっておき東播磨』東播磨広域観光協議会)

この本堂裏から鉄のはしごで山頂に向かいます。山頂までは岩場の連続で,一気に展望が開けます。ふもとの田園風景が一望でき,遠くには笠形山などが見えています。とても標高200mほどの山とは思えない展望です。岩場を登りきると,武嶋山山頂(@)です。山名を表示するものがないので,はっきりとはしませんが…。ここに登るだけでも十分楽しめます。しかし,いつものようにそれで終わらないのがS田さんです。ゲ○ピーにもめげず,大木山に向けて縦走です。

  
武嶋山山頂の岩場 大木山を目指して
武嶋山山頂の岩場
大木山を目指して

大木山へ

狭い尾根には明瞭な踏み跡があります。尾根は岩場点在し,両側は切れ落ちています。展望岩だらけです。気分よく尾根道を進みます。このあたりの山は岩山が多く,その貧相な土壌にはアカマツが生えています。まるで,瀬戸内沿岸の山のようです。武嶋山が遠ざかるにつれて,尾根道はシダに覆われ始めます。いつものことながら,このシダの群生にはまいっちゃいます。シダの葉で路面が見えず,小さな株につまづくこと度々。しかもそのシダの枯葉が靴の中に入って,チクチク。幸い,ここのシダは背丈が低いのでまだマシですが,背丈が高いとシダの葉に積もったほこりが舞い上がり,クシャミの連続です。

シダの尾根を登り,小さなピークへ。ここから真北に進んで215のピークです。右手に大木山を見ながら上りにかかります。でも,さほど急ではないのでお気楽です。シダの中の踏み跡をたどり,215のピーク(A)へ。ここにも山名を表す標示はなく,展望もさほど良くはありません。このピークからは東に向かう尾根を下ります。尾根の向こうには,高圧線鉄塔が見え,尾根のところどころには岩場があります。目指す大木山は,その上です。

下るにしたがって,木立の中に入り,そして鞍部へ。ここにも何の標示もありません。それどころか,南北両側に下る峠道もありません。あるのは,木に突き刺したのほほん茶の空きカンのみ。そこでこのとうげを「のほほん峠」と命名!そのまんまです。なんのヒネリもございません。

ここから高圧線鉄塔はすぐです。鉄塔の北にはプラ階段の巡視路が下っています。南の鉄塔への巡視路は,いったん尾根を登り,それから山腹を下っているようです。その下り始めた地点から尾根をたどって登ります。巡視路と大違い。ヤブっぽいシダの道ですが,踏み跡があるので助かります。S田さんは,以前,鉄塔から大木山へ登ったことがあるとのこと。大木山へは踏み跡があるようです。問題は,それからです。踏み跡はあるのでしょうか。

大木山,展望よし

のんびりと登り,大木山手前のピークへ。ここからは,西脇市と黒田庄町との境界尾根になります。とたんに,道はよくなります。木立ちの間からは,東にある妙見山が見えています。尾根はしだいに南に向き,少し登ると,大木山山頂(B)です。山頂には赤白ポールと三角点(三等三角点 点名大木山 375.0)があります。この山頂からは,東南西の三方向に展望が開けています。東は妙見山・白山・西光寺山,眼下には加古川が流れています。南に目をやると,播磨平野の手前に五峰山,その右手には鎌倉山のピークがちょこっと見えています。西は,笠形山,飯森山。三角点のある山頂だけはあります。

ここでコーヒーブレイク。S田さんの準備してくれたコーヒーをいただき,一息入れます。武嶋山の麓から1時間40分ほどです。展望を楽しみ,写真を撮り,十分休憩したところで出発です。空はくもってはいるものの,まだ雨が降る気配はありません。踏み跡をたどり,尾根を下ります。シダに覆われてはいるものの,踏み跡ははっきりしています。境界尾根だからでしょうか。それならこれから南の尾根にも踏み跡があるでしょう。これで一安心。

  
大木山山頂 武嶋山
大木山山頂
武嶋山

シダやシバの枝がうっとうしいものの,ところどころで展望があり,思ってたよりも快適な尾根道です。小さなアップダウンはあるものの,さほど高低差がないのも病身の二人には助かります。尾根を進むにつれて鉄塔が右手後ろになっていきます。振り返ると,大木山のピークが見えます。

2つ目のピーク(C)で地形図をチェック。ここから境界尾根を離れ,西に向かいます。ピークには古びたテープがありますが,このテープはここが260への分岐ピークであることを示しているのでしょうか。境界尾根から離れるので,踏み跡が有無が気になっていたのですが,踏み跡はあります。シダに覆われ,倒木あり,そのうえ枝が張り出していたりと,歩きにくい道ですが,ヤブ漕ぎをしなくていいだけでもマシです。

とうとう降り出した雨

下りきったところからは,平坦な尾根です。あいかわらず,踏み跡も明瞭です。気分をよくして260のピークへ。地形図では,このピークから山道があるはずですが,今までと同じような踏み跡があるだけです。しかし,シダがないので歩きやすい。尾根の下の方には鉄塔が見えています。右手を見ると,大木山が見え,武嶋山からの尾根も見えています。ところが,このころからとうとう雨が降り始めてしまいました。天気予報では,昼からは雨ということでしたが,11時半に雨が降りだすとは。ピッタリ,天気予報通りです。

眼下に見える鉄塔に向かって足早に下ります。鉄塔(D)からは南北に巡視路が下っています。正面を見ると,尾根道はまだまだ続いているようですが,雨が降ってきたので,今日はここまでとしておきましょう。あとは巡視路を下り,武嶋キャンプ場(E)へ。このキャンプ場は,トイレはあるものの,水道が見当たりません。車の乗り入れはできるので,オートキャンプができそうですが,水がなきゃあねぇ。利用者はいるのでしょうか。ちなみに今日の利用者は0です。

小雨の降る中を車に戻ったのが,12時過ぎです。3時間半ほどの周回ルートでしたが,前半のハイライトは武嶋山の岩場,後半は大木山からの展望です。どちらも低山ですが,その標高にもかかわらず,すばらしい展望が楽しめます。久しぶりの山行きで,カゼの身体がリフレッシュできた気がします。やっぱり,週末は山に行かなきゃあね。


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