ヤブあれば楽あり 楽あれば倒木あり 小野丘陵(2003.2.1)


  
P・@〜G・B
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寒さをさけて里山へ

寒さが一番厳しいこの時期,1000mを越えるような山に行くと,積雪は確実です。以前は,そんなこともかまわず,寒さに震えスノーライドを楽しんでいた?のですが,最近はそんなことをする気になりません。これって,ようやく「学習」したってことでしょうか。

同行のS田さんは,小野の船木池周辺の破線の道を南北にたどろうと提案。地形図では,なだらかな丘陵地帯を南北に登ったり下りたり。本日のスペシャルゲストのT巳さんには物足りないルートでしょうが,MTBでのんびり走るのには好都合です。

いきなりの撤退

新しくできた公園の駐車場(P)に車をとめ,MTBで出発です。まずは,1本目のSTです。S田さん持参の地図では新しくできた道路はのっておらず,破線の道は西の谷(@)についています。道らしきものを探すものの,見当たらず。道路沿いの水路に沿って下るものの,谷に降りたところでヤブ&倒木で撤退。いきなりの撤退でチョットがっかり。ところが,あとになって地形図では,この破線がなくなっているのが判明。やっぱり,地図は新しくなきゃあね。

次は,2本目の破線ルートです。新しくできた道路のすぐ東の畑の中の道を北上します。畑の中の道から地道に変わるあたりで,右手に下る1本のST。T巳さんは,早速ダウンヒルを楽しみに行きます。我々2人もあとを追い,気持ちよく下ります。…が,下りきったところは,すぐ西の谷。こんな所で下ってしまってはいけません。気持ちよく下ったSTを,今度はヒーヒーあえぎながら登り返します。楽あれば苦ありです。

2本目は快適尾根道

地道の林道に戻り,北上します。車が通れるWトラックの林道で,先には工場があります。その工場の先(A)からは,道は細くなりますが,車でも通れるほどの幅はあります。倒木はなく,きれいな路面の地道をのんびりとサイクリングです。地形図を見ると,広い尾根を走っていることになりますが,両側を木立ちにはさまれているので,尾根を走っているという感じはありません。

しだいに道は,西に向きを変え,谷を過ぎると,左手に遊歩道が見えてきます。2〜3mほどの距離で,山道に並行してつけられているので,遊歩道を歩いている人が林の中をMTBで走っている我々を見ておどろいている様子です。あいかわらず,高低差のない草地の山道を北上し,分岐点(B)に到着。

この分岐点には,石の道標があります。「右上小田くめ 左下小田やしろ」とあります。昔は,この山道は,南北にある集落の人々にとっては重要なルートだったのでしょうが,すぐ西に広い車道ができた現在では,散歩の人が通る程度の道のようです。散歩をしている人に聞くと,左の道はあまりよくないとのことで,右へ下ることにします。ゆるやかな下りを下ると,工場の音が大きくなり,左手に工場が見えます。下山は,さらに下りったところです。尾根からの高低差が50mほどですので,ダウンヒルは短いのはしかたがありませんが,乗車率100%がうれしい。

  
分岐点の石像 分岐点からの極楽下り
分岐点の石像
分岐点からの極楽下り

本日唯一の三角点ピーク登頂

車道に出ると,交差点を過ぎ,池の東(C)から尾根に向かいます。入口には工事立入禁止の看板が立っていますが,その左手に山道が延びています。この尾根道も高低差が50mほどなので,上りはそれほど急ではありません。水路を越え,さらにだらだらと登りつづけると,左手に三角点ピークへの踏み跡があります。せっかくですの,三角点ピークへ行くことにします。少し急になった上りを登りつめると,三角点(二等三角点 点名曽根 141.8)(D)があり,その向こうには巨大なアンテナが建っています。TVの難視聴地域解消のために建てられたもののようです。この三角点ピークからの展望はすばらしい!六甲山系が一望でき,北摂の山々も見えます。140mほどしかないピークからの展望とは思えません。

三角点ピークからの展望を楽しんだあとは,踏み跡ダウンヒルです。切り株や岩を避けながら,しばしのダウンヒルを楽しみます。尾根道に下ると,南に進路をとります。右手にクレーンが見え,片斜面の山道を過ぎると,舗装路です。舗装路を下ると,住宅地に出ますが,それではおもしろくないので,左手の小ピークを登ります。小ピークからの展望は,先ほどの三角点ピークからの展望以上のものがあります。足元には,住宅地が広がり,その住宅地からの階段が上ってきています。階段の両側の急傾斜地には,宅地が開かれていますが,買い手はついたのでしょうか。あんな急な階段を登るなんて,高齢者にはちときつ過ぎです。

  
三角点ピーク 点名曽根 三角点ピークから下るT巳さん
三角点ピーク 点名曽根
三角点ピークから下るT巳さん

3本目のSTも極楽だぜぇ

展望を楽しんだあと,山道を走るものの,すぐに車道へ。車道は右手に下っていますが,山道は正面の尾根です。尾根道の入口には,石碑がありますが,風化が激しく,わけワカメ,意味トロロです。尾根道は,緩やかなアップダウンがあるものの,乗車率100%です。すぐ下に住宅地が広がっているとは思えないほど静かな山道です。MTBで走るのも楽しい山道です。

両側を木立ちにはさまれた薄暗い山道が明るくなると,右手に植林が見えてきます。このあたりでは珍しいものです。展望はないものの,のんびりサイクリングが楽しめます。と,右手に水路を発見!登ってみると,水路のはしっこの穴に犬がいます。到底登れる深さではありません。人間だって,穴に入れば,脱出不能です。いったい,あの犬はこれからどうやって生きていくのでしょうか。そもそも,どうしてあの穴の中にいるのでしょうか。ナゾです。

水路を過ぎると,脇本の集落に出ます。ここからは,車道を通って,東の尾根に向かいます。谷に下ると,「ふぇろう村」(E)という施設があります。ここには,ニワトリやポニーがいて,ベンチやテーブルが並んでいます。どのようなポリシーで運営されている施設なのでしょうか。ちょっとナゾです。

苦あれば楽あり,楽あれば苦あり

ふぇろう村を過ぎ,谷を登ると,尾根に上がる道があります。久しぶりにMTBを押しながら登ると,そこはあぜ道。田んぼの向こうには車道がはしっています。車道から,人形工場の脇を通り,再びあぜ道へ。右手のあぜ道を進むと,山道になります。このあたりは,まだMTBに乗れます。しばらくすると,分岐点です。右に行く方が道はよさそうですが,それでは車道に出てしまいそうです。ここは左の道を選択。

  
ふぇろう村 倒木地獄
ふえろう村
倒木地獄

MTBで何とか乗れていた道は,しだいに荒れはじめ,倒木が目立つようになってきます。枯れ切った倒木が多いものの,数mごとに現れるともう大変です。バキバキッ!ドサッ!時にはイバラでイテテテテェ〜!高低差のない尾根道ですが,こんなにも倒木が多いと,MTBに乗るどころか,歩くことだってできません。しかし,倒木さえ取り除けば,2本目の尾根道同様の極楽ルートになることでしょう。あくまでも,倒木さえなければ,ですが。

ところが,その倒木は半端じゃありません。今までにも倒木の多いルートを歩いたことはありますが,このルートの倒木は数mおきにあり,それがいつまでも続きます。払っても,払っても,倒木は次から次へと出現してきます。しかも,尾根道ですが,展望はなし。何のためのwithMTBやねん!と怒っても,倒木はなくなりません。当たり前ですが。

それでも数mでもMTBで乗車できそうな所は,乗ってみます。小さなピーク(F)に登ると,ちょうど12時です。ふもとからは,サイレンが聞こえてきます。ランチタイムにしましょう。冬枯れの林の中で,コンビニ弁当とこうどんを食します。今日の食後のコーヒーは,先日買ったブルックスコーヒーです。簡単にドリップができるうえに,けっこう美味しい。これからもブルックスコーヒーで決まりです。

お腹がいっぱいになったところで,尾根縦走の再開です。数m乗ったものの,すぐに倒木の出現でダメ。MTBを担ぎながら,倒木を払います。バキバキッ!ところが,倒木もさるもの。折った倒木が,反動で撥ね返ってきます。ゴン!頭に向かってきますが,ヘルメットのおかげでセーフ。なんとも,手強い倒木たちです。しかも,その倒木にツルがからまっていたりすると,バリケード状態です。とすれば,我々は機動隊?

倒木を除けながらも踏み跡をたどると,踏み跡は小さなピークを巻きながら,尾根の右手や左手を進んでいます。昔は,人々が頻繁に利用したであろうこの道は,今では廃道状態です。もったいない。里山に人が入らなくなり,道がなくなるというのは,こういう状態のことをいうのでしょう。

倒木と格闘すること1時間。ようやく,植林に出ます。倒木のない植林は,なんと開放的。上部のピークには,三角点ピークにあったのと同じようなアンテナがあります。植林を下り,林道へ。少し林道を下り,再び,尾根道を下ります。狭い尾根道ながらも,スリルがあっておもしろい。最後は林道の入口へ降り立ち,4本目の尾根道は終了。4本目の尾根道は失敗です。

  
植林を下るT巳さん 尾根道入口の石碑
植林を下るT巳さん
尾根道入口の石碑

帰りも尾根道で

帰りは,2本目の尾根道の別ルートで登り返すことにします。上りの傾斜がゆるやかなので,行く気になります。これが担ぎの上りだと,絶対に行かなかったことでしょう。新しくできた車道近くの池の横(G)を行くと,S田さんが左手にある尾根道を発見。入口には,石碑があります。「左 明石三木脇川大師  右 やまみち」左手に延びる道は,すぐに行き止まりです。尾根道を進みます。この尾根道も,なだらかな登りなので,MTBで乗車可です。木立に囲まれた林道で,軽自動車なら十分通行できそうです。

なだらかな林道がSTに変わる地点からは,ササが生え,少し歩きにくいかもしれませんが,MTBなら大丈夫。東に向きを変えながら,STを気持ちよく走ります。そして,分岐点(B)へ。ここからは,朝通った道を引き返すだけです。これまた気持ちよく走り,駐車場(P)へ。

今回は,丘陵地帯のSTということで,激下りがあるわけではなく,360度の展望があるわけでもありませんでしたが,のんびりとMTBを楽しむにはいいコースでした。走り屋のT巳さんにとっては物足りないコースで,申し訳ありませんでした。でも,たまにはのんびりと里山をサイクリングするのもいいでしょ?


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