春は名のみのシーサイドハイキングwithMTB 宝珠山周回(2003.3.8)


  
P・@〜I・B・A
P・@〜I・B・A

雨ばかりでなく雪までも

またもや,時期外れの寒波のためにスノーハイキングに行けず。しかたがないので,春の日を求めて播磨灘が見えるお山へ。宝珠山から東に縦走するルートは,3年前のこの時期に行っていますが,今回は,縦走路の途中から巡視路をたどって北尾根を縦走しようというものです。もちろん,巡視路ですので,withMTBです。

朝,空を見上げると青空が広がっています。土曜日の青空は久ぶりです。北は雪ということですが,このあたりは冬晴れといった感じです。気分をよくして相生に向かいます。ところが,相生には行ったところで,雨が降り出し,時には雪も混じるという荒れ模様です。高取峠を過ぎる頃には雨は小降りになりましたが,それでも降り止みません。坂越トンネルを過ぎ,広場(P)に駐車。雨が止むまで待つことにします。外では,ゲートボールに興じるお年寄りが小雨をものともせず,元気いっぱい。

10時を過ぎ,ようやく雨が上がり,MTBの準備にとりかかります。宝珠山を見ると,その右手に縦走路のピークがいくつも見えています。なかなか魅惑的な縦走路です。それにしても,晴れの天気予報だというのに,雨や雪までもが降るなんて,今日のツーリングを暗示しているのでしょうか。

やはり展望はバツグン

前回同様,大避神社から車道を登ります。いきなりの急登で,ヘロヘロです。でも,進むにつれて眼下に広がる展望にはすばらしいものがあります。暖かい春の日差しに映え,穏やかな海面の坂越湾。その坂越湾に浮かぶ生島。坂越湾の向こうには家島群島が望め,さらには小豆島の島影も見えます。坂越湾には,漁船が一条の白い筋をひき,養殖のいかだが浮かんでいます。のどかな春の点景です。

ひと汗かいたところで,宝珠山妙見寺です。山の中腹にあるこのお寺からの展望もGoodです。さらに車道を登ります。前には6人ほどのハイカーが歩いています。「がんばって」の声援?を受け,ようやく茶臼山山頂手前の広場(@)着。ここには,石像や石碑,案内板などはありますが,宝珠山への道標はありません。

  
宝珠山妙見寺 宝珠山からの下り
宝珠山妙見寺
宝珠山からの下り

アルツその1

お墓?の脇を下り,しばしの極楽下りを楽しみます。が,すぐに登りに。少し登ったところで,宝珠山を巻く道と直登の道との分岐点(A)です。もちろん,展望のいい巻き道を選択。道はほぼ水平についているので,MTBに乗って進みます。右手には,坂越湾が一望でき,茶臼山の向こうには赤穂の市街地が見えています。ここからの展望もなかなかGoodです。足元を見ると,尾根道が下っています。ここから下に下ることができるのでしょうか。地図で確認…と,アッとその時〜♪ 地図を忘れた!先週のOL大会では,コンパスを忘れるし,アルツがさらにパワーアップしたようです。困ったものです。まぁ,今日は地図がなくったって,巡視路ルートだから大丈夫でしょう。

巻き道を進むと,宝珠山の山頂からの道と合流。あたりには,石像があったり,朽ちたテーブルとイスがあったりします。ここからは,しばしの下りです。火の用心分岐点のあるピークを目指して,気持ちよく下ります。が,すぐに下りきり,なだらかな尾根を走ります。路面には,イノシシが掘りかえしたと思われる跡があちこちにあり,走りにくい。しばらくすると,火の用心分岐ピークへの上りになります。この縦走路は,南の展望は開けていますが,北の展望は木立ちのためにほとんどありません。でも,今日は強い北風をさえぎってくれるので助かります。

火の用心分岐点

汗ビッショリになり,火の用心分岐点(B)へ。縦走路をそのまま行くと相生火力線3の鉄塔に行きます。今回は,縦走路から分かれ,相生火力線4を目指します。巡視路ですので,ヤブっぽくはありませんが,倒木があったりします。やがて,巡視路は超九十九折りの道になり,MTBは乗車不能に。下りで押しや担ぎなんて,クヤシイ〜!

下りきると,今度は一直線の上りです。これが逆ルートだったらMTBに乗れるのになぁ。上りの途中で岩場を発見。早速登ってみましょう。正面に分岐ピークが見えますが,その右手には赤穂の街。左手には縦走路が一望できます。これまたGoodです。再び,上りに。山頂には三角点がありますが,巡視路は山頂手前で右手に巻いています。道の両側は,山火事のせいでしょうか,焼け跡のようになっています。巡視路は水平についていますが,しだいに下りに。???このまま下っては,尾根から外れてしまいます。ちょっとヤバイ。でも,地図はないし,山頂に登る道も見当たりません。とりあえずは,4の鉄塔に向かいましょう。そこから5の鉄塔に行けば,尾根に出られるでしょう。地図がないので,確かなことはいえませんが。

  
展望岩から見る赤穂の街と雄鷹台山 採土場と相生湾
展望岩から見る赤穂の街と雄鷹台山
採土場と相生湾

どうする〜♪

4の鉄塔からは,相生湾が一望できます。その向こうには,御津山脈の西部,天下台山などが見えます。これまたすばらしい展望です。巡視路はすぐ上の5の鉄塔に向かっています。相生湾を見ながら巡視路を進みます。5の鉄塔からは,左手にある山頂に向かって登っていきます。もちろん,MTBには乗れません。MTBを押したり,担いだりしながら山頂付近へ。山頂からは少し下ですが,ここから,巡視路は気持ちよく下っています。MTBに乗り,高圧線鉄塔を目指します。気分よく下り,鉄塔(C)へ。ここから尾根を進み,別ルートの高圧線鉄塔に行くつもりでしたが,尾根には巡視路がありません。鉄塔からは,巡視路は北へ急に下っているだけです。地図がないだけに,う〜ん,どうする〜,アイ○ル

やむを得ず,尾根を強行突破することにします。記憶によれば,次の鉄塔までは,さほど距離がないはず。尾根は,歩いて歩けないことはありませんが,MTBを持ってとなると,これは大変。ハンドルやペダル,ディレイラーなどが木の枝などにひっかかり,なかなか進めません。それでも強引に進むと,ピンクテープやプラ杭が出てきて,踏み跡らしいものも見つかりました。とりあえずは,この踏み跡を進みましょう。木の枝にひっかかりながらもどうにか前進。プラ杭を見ながら,下っていきます。と,右手に採土場?が見えてきます。尾根からは外れていますが,採土場の上部からこれからのルートを確認することにします。

採土場は,尾根近くにまで広がっており,すぐ下の鞍部までは採土場のふちを下れば,ヤブ漕ぎをしなくてもすみそうです。とりあえずは,鞍部付近に下りましょう。MTBを担いで採土場の上部に出ると,突然,「ウ〜ウ〜!」とサイレンの音。ドキッ!不法侵入者を知らせるサイレンでしょうか。でも,時計を見ると納得。12時のサイレンでした。とはいえ,こんな採土場の上でランチにするわけにはいきません。不法侵入者なので,サッサと退散しなくっちゃあ。

なんでこうなるの?!

鞍部付近では,尾根からずいぶん外れています。先ほどのプラ杭は,採土場の境界を示したもののようです。鞍部付近から尾根の途中にある鉄塔を目指します。といっても,鉄塔は見えているわけではありません。それらしい方向に向かって登るだけです。もちろん,道はおろか,踏み跡すらありません。木々の隙間をぬい,徐々に高度を上げていくものの,やがて木立ちの隙間もなくなり,万事休す?左手にシダのジャングルがあります。ふだんは近寄りたくもないシダジャンですが,ここを突破するしかありません。MTBを投げ上げ,見えない足元に気を使いながら漸進。時速200mといったところです。時々,投げ上げたMTBが,反動で落ちてきます。こんなの,初めてや〜!なんでこうなるの?!

シダジャンと格闘すること10数分。はるか上方に鉄塔が姿をあらわしました。やれやれです。とはいっても,時速200mですので,なかなか近づきません。とはいえ,鉄塔に近づいていることは確かです。徐々に大きくなる鉄塔を目指します。そして,ついにコンクリートの土台が見え始めました。ひと漕ぎをしてようやく鉄塔(D)へ。シダジャンと20分の格闘でした。鉄塔(赤穂相生線19)からは,東,南,西の180度の展望が楽しめます。東には,相生湾の向こうに天下台山,御津山脈。南は,宝珠山縦走尾根と播磨灘。西には,赤穂の街並みが。眼下に見える採土場はお休みらしく,重機は動いていません。南向きの斜面は,北風をさえぎってくれるので,暖かです。ランチタイムにしましょう。

  
シダジャンに浮かぶMTB 天下台山と相生湾
シダジャンに浮かぶMTB
天下台山と相生湾

今日のランチも,いつものコンビニ弁当にこうどんです。ただし,こうどんは,ぶた汁仕立てです。すまし系のあっさあり味もいいものですが,このぶた汁仕立ても絶品です。少しピリからの味噌味で,体が温まります。ある筋の情報によると,このぶた汁仕立てはあまり店頭に出ていないとか。じっくりと味わいたいものです。ところが,ここで空がにわかにかきくもり,みぞれっぽい雨が降ってきました。それまでにも,天下台山や北の方の山で雨が降っているのを確認していたのですが,ついにここにも雨雲がやってきたようです。ただ,降りが強くないのが救いです。食後のコーヒーまで味わい,縦走の再開です。

巡視路は快適だ!

今までのヤブ漕ぎから開放され,巡視路をお気楽サイクリングです。もちろん,上りは押し&担ぎですが,下りは気持ちよく下れます。やっぱりwithMTBはこうでなきゃあねぇ。しかも,この尾根道からは南も北も展望がすばらしく,快適です。2週間前に登った尼子山から北への縦走路も一望できます。振り返ると,採土場も見えています。巡視路は,山頂直下の赤穂火力線の鉄塔から北に下り,そこからこちらの赤穂相生線に向かっているようです。やっぱり,地図はあらまほしきかなです。

快適に尾根を走ります。途中に展望岩が2ヶ所あり,そこからの雄大な展望を楽しみます。ただ,今日は北風が強く,寒い!小さなピークを越え,鉄塔のある最後のピークを過ぎると,足元には相生の街が見えてきます。急斜面を下る巡視路は,とてもMTBに乗って下れそうにありません。それより,すぐ上の三角点ピークから,南の鉄塔に行けば,巡視路を使って藤戸トンネルの南に下ることができるかもしれません。もしかすると,MTBに少しは乗れるかもね。

  
宮山 三角点 点名日ノ浦
宮山
三角点 点名日ノ浦

工場から無事脱出!

三角点ピークを目指します。踏み跡はありませんが,低いシダや木立ちの間は難なく歩けます。そして,三角点ピーク(四等三角点 点名日ノ浦 216.5)(E)へ。ここのあたりは,低いシダや木があるだけで,歩くのには支障なし。すぐ下に見える鉄塔目指し,下ります。そして,鉄塔(特高日の浦線7号柱)へ。ここから南に下る高圧線はあるものの,巡視路がありません。???どうも,この高圧線は関電のものではないようです。会社が直接電力の供給を受けているようです。しかたがありません。下に下る巡視路があるので,それを下ることにしましょう。もちろん,この斜面も急なので,MTBには乗れません。

九十九折りの急な下りを下り,次の鉄塔へ。さらに下って,しだいに傾斜がゆるくなり,MTBにも乗れます。久しぶりのライディングを楽しんでいると,関電の巡視路と合流。その先で,下りと水平道の二手に分かれています。下りの先は工場です。まさか,工場に出ることはないでしょう。工場のフェンスをまわって,車道に出ているのでしょう。そんな希望的観測のもと,右手に下りますが,フェンスはありません。小さな溝を渡ると,こそは工場(F)の敷地内。すぐ先の工場の中では,働いている人が見えています。しかたがありません。この工場の中を通って,車道に出ましょう。MTBを押しながら,従業員のように堂々と敷地内を歩きます。工場の人は気づいているのか,気づいていないのか,声をかけられることはなく,無事?正門から脱出?あの分岐点では,水平道を行くのが巡視路だったのかなぁ。

これからは車道を通って,坂越に帰るだけです。藤戸トンネルは下り基調なのか,快適にとばせます。続く,日の浦トンネルでは,工事のため,10分ほど待たされてしまいましたが,ここも快適にとばし,相生発電所の脇を通ります。このあたりから宝珠山の縦走尾根に直登できる巡視路があるはずですが…。あるにはありましたが,切り立ったガケを一直線に登るはしごです。しかも,その上り口には立入禁止の注意書き。しかも,あちこちに社有地の看板もあります。これは登れそうにありません。否,登るとヤバイ。

逆ルートで宝珠山縦走

宝珠山の縦走尾根への直登はあきらめ,相生市と赤穂市の境界である峠(G)へ。まだ時間があるので,ここから宝珠山まで縦走してみましょう。本日の縦走PARTUです。3年前には下ってきた尾根道を登ります。お墓の横を過ぎ,神社を抜け,林の中の尾根道を進みます。宝珠山の縦走路は,本でも紹介されているようですが,ここまでは縦走する人はあまりいないようで,3年前と変わらずヤブっぽい道です。尾根がしだいに急な登りになると,朽ちた木の階段が現れ,ところどころに「火気厳禁」などと書いた看板が立っています。このあたりは相生発電所の敷地内のようです。

三角点ピークを過ぎ,丸太の階段を下ると,フェンスにゲートがあります。このゲートを抜けると,発電所の敷地から遊歩道に出ます。本で紹介されているハイキングコースは,この鞍部(H)から下っているようです。逆ルートのボクは,目の前の急な上りを登ります。朽ちた丸太の階段があり,幅の広い遊歩道は,展望がよく,春の日を浴びながらのんびり歩くのには最適です。小さなピークに登ると,坂越湾に浮かぶ鍋島が見え,日の光を照り返した海面には養殖いかだが浮かんでいます。この縦走路を歩くのは,今のこの時期がベストかもしれません。

尾根は強風

中腹には「みかんのへた山古墳」なるものがあるそうです。「みかんのへた」なんて,ヘンな名前です。人の墓を勝手に「みかんのへた山」なんて命名するなんて。そこに埋葬されていたであろう豪族が聞けば,何と思うことでしょう。そのみかんのへた山古墳を見下ろしいくつかの小さなピークを過ぎ,発電所のフェンスが見えなくなると,正面に火の用心分岐点のあるピークが見えます。208のピークです。このピークに着くころから,東からの風が強烈に吹きつけてきました。まるで台風の風のようです。まわりの木々は大揺れに揺れ,風はごうごうとうなっています。これも冬型の気圧配置の影響でしょうか。

  
縦走尾根と相生湾と鰯浜 208ピークからの下り
縦走尾根と相生湾と鰯浜
208ピークからの下り

208のピーク(I)からは,しばしのダウンヒルです。しかし,強風が吹き荒れているので,MTBもろとも吹き飛ばされそうです。しかも,このあたりだけ,右手に木立ちがないのです。風によれながら,ちょっと恐いダウンヒルです。やっぱり下りは気持ちいいなぁ。そして,火の用心ピークへの登り返し。右手に木立ちがあり,先ほどの強風はさえぎられています。左手には,坂越湾。この縦走路ではよく見る光景です。そして,火の用心ピーク(B)へ。ここから長めのダウンヒルです。草地の中の山道を快適に下ります。それまで徐々に上げてきた標高を一気に下げているようです。

そして,宝珠山への上りです。少し登ると,宝珠山を南に巻く水平道が分岐しています。もちろん,水平道を選択。南からさらに尾根を下るつもりです。宝珠山の南面(A)に出ると,朝に確認した尾根道を下ります。少し下ると,石像があります。どうやら四国八十八ヶ所の参道のようです。急なスイッチバックもあったりしますが,それでもMTB乗車率50%以上。これでふもとまで下れれば…と思っていると,いきなり車道に出てしまいました。朝,茶臼山に上った車道です。参道はもう少し下っているようですが,乗れそうにないので,車道を下ります。そして,坂越の町へ。

今日は地図を忘れるというボケをやらかしてしまい,途中でヤブ漕ぎを強いられてしまいましたが,全体としてはかなり満足度の高いルートでした。MTBの乗車率はそれほど高くはないものの,200mそこそこの標高とは思えないような高度感と展望がよかったです。歩きにもいいコースかもしれません。

 

車10:22  宝珠山妙見寺10:31  尾根分岐点10:41  宝珠山南尾根分岐10:47  火の用心分岐点11:08  展望岩11:22  相生火力線5  採石場上12:00  シダジャン12:20  赤穂相生線19  三角点13:15  特高日の浦線7号柱13:25  石川島播磨亜鉛メッキ工場13:40  縦走路尾根14:07  尾根14:36  火の用心分岐点14:48  宝珠山南尾根分岐点14:55


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