春うらら〜 残雪の船木山・後山(2003.3.21)


  
P・@〜C〜@
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後山でスノボーを

今日の天気予報は,春らしい天気だとか。今日こそは,天気予報が当たってほしいものです。そんな期待を込めて,今回は船木山から後山への残雪ハイキングに出かけることにしました。この山域は,withMTBで後山からダルガ峰までの縦走をしたことがありますが,なだらかな稜線とササ原は氷ノ山を連想させます。ということは,雪が積もるとスノーボードで遊べるかも。後山でスノーボードというのも一興かも。

誰もいない後山キャンプ場駐車場(P)に車をとめ,登山口へ。登山口には道標や案内板があり,植林の奥に向かって,遊歩道が延びています。この道が船木山遊歩道でしょう。丸太の階段を登り,薄暗い植林の中へ。しばらく歩くと,雑木に囲まれた渓流沿いの山道になります。路面は,岩がゴロゴロ。ただでさえ歩きにくいスノボーの靴なので,歩きにくいったらありゃしない。

恐怖のアイスバーン斜面

ところどころに,船木山への道標があります。渓流を2度渡り,支尾根への九十九折りの道(@)になります。急傾斜面につけられた道ですが,積雪のために道がわかりにくくなっています。途中でいっしょになったハイカーと道を探しながら進みます。朝イチでこの道を歩いているので,足跡はなく,しかも路面はアイスバーンです。これは超ヤバイ!滑落すると,谷底へ一直線です。足元に気をつけ,アイスバーンにけりこみますが,なにせ,スノーボードの靴なのであまりくい込みません。わずかなトラクションを頼りに,時には木の枝,木の根につかみながら,恐る恐る進みます。船木山遊歩道という名ですが,遊びながら歩ける道ではありません。雪が積もり,アイスバーンになると,命がけの道です。

支尾根(A)に出ると,傾斜は少し緩やかになり,木の間を登ります。先ほどのハイカーは,サッサと登っています。が,当方は,先ほどのアイスバーンで疲れてしまい,もうすでにヨタヨタです。雑木の中を登っていると,植林との境界に出るあたりから,踏み跡が明瞭になっています。太陽が当たっているので,雪はやわらかくなり,少し歩きやすくなります。頭上を見ると,真っ青な空が広がっています。今日の天気予報は当たったようです。

  
登山口 支尾根の上り
登山口
支尾根の上り

バツグンの展望

支尾根は急になったり,緩やかになったりしながら,しだいに高度を上げています。山頂近くと思われるところで,先ほどのハイカーが引き返してきました。もう下山のようです。何も持っていないので,船木山に雪中散歩をしに来たようです。植林を抜けると,山頂?付近です。雪に埋もれた案内板がありますが,船木山の山頂はわかりません。山頂らしいピークから東を見ると,後山が見えます。西には,なだらかな山頂の駒ノ尾山です。どちらも雪をいただき,イイ感じです。北を見ると,沖ノ山,東山,扇ノ山,青ヶ丸,仏ノ尾,氷ノ山,三室山が一望できます。無雪期には,見ることのできない船木山からの展望です。

  
駒ノ尾山と那岐山 沖ノ山
駒ノ尾山と那岐山
沖ノ山

とりあえずは,後山に行ってみましょう。船木山のピークから少し下ったところで,絶好の雪原(B)を発見。眼下に日名倉山を見下ろしながら,植林の間を滑れそうです。これは楽しみです。縦走路は,積雪のためにわかりません。縦走尾根には,雪庇ができ,両側は急斜面です。地形図では,船木山からの下りはスノボーで滑れそうでしたが,実際には滑るどころか,歩くのさえヨタヨタです。これでは,駒ノ尾山まで縦走しても,スノボーで滑れそうな所は,あまりありそうにありません。さっきの雪原で雪遊びをするかなぁ。

  
東山 扇ノ山,青ヶ丸,仏ノ尾
東山
扇ノ山,青ヶ丸,仏ノ尾

静かな山頂が…

雪庇の張り出した尾根をトコトコと歩きます。明るい春の日がふりそそぎ,真っ白な雪と真っ青な空。至福のひと時です。後山の西の小さなピークを過ぎ,少し登り返して後山山頂(C)へ。狭い山頂ですが,誰もいません。ブルーシートに覆われた祠があり,下の方に山名プレートが見えます。登山口から2時間半かかり,11時になっています。少し早いですが,ランチタイムにします。暖かい春の日をいっぱいに浴びながら,静かなランチタイムです。すばらしい展望を独り占めしながら,食後のコーヒーをいただく。贅沢なランチタイムとなりました。

  
氷ノ山と三室山
氷ノ山と三室山

ところが,その静寂を引き裂くかのような人のざわめき,人の声,声,声。「やっと山頂や〜!」「お昼にしよう」「お湯ある?」「2リットルあるでぇ」「沸いたらワカメ…」人の迷惑かえりみず,やってきました団体登山。一気に興ざめ。ウザイので,山頂からサッサと退散です。「オッ!ボードや!」「こんな所を滑るんか」自分たちのことだけでなく,人のことにまでとやかくうるさい。騒ぐために山に来てるんか!これも,人それぞれってところなのでしょうか。

船木山でスノボー

  
船木山と那岐山 日名倉山を眼下にスノボー
船木山と那岐山
日名倉山を眼下にスノボー

すぐ西の小さなピークからは滑れそうなので,滑ってみます。ササが出ていたり,左が雪庇だったりで,思うようには滑れません。やっぱり,船木山の南尾根(B)です。展望を楽しみながら,船木山へ。南尾根は,広い雪原です。すぐ下は植林です。その木の間を抜けて滑るなんて,ゲレンデでは味わえない爽快感です。南斜面なので,雪はベタ雪ですが,アイスバーンよりはマシです。距離は短いながらも,バックカントリーの楽しさを十分に感じることができます。結局,5〜6本滑り,下山することにしました。

山頂からもスノボーで下ることにします。植林の中をぬうように滑るのは,おもしろいものです。が,しだいに登山道から離れていくので,歩きで正規ルート復帰。あとは,支尾根を下るだけです。昼過ぎになり,気温が上がったので,雪がやわらかくなっています。踏み込む足が沈むので,すべることはありません。これなら,登るときにアイスバーンだった急斜面も歩きやすくなっているかもしれません。ホッと一安心しながら,下ります。尾根の雑木林から植林の中へ。急傾斜面には,踏み跡がいくつもあるので,朝と比べるとずいぶん楽になっています。やれやれです。

それでも足元に気をつけながら,谷道へ。下るにしたがって,雪がなくなり,枯葉の積もった山道になります。あたりは,すっかり春です。ウグイスの鳴き声を聞きながらのんびり下り,登山口へ。

今日は好天に恵まれ,気持ちのいい雪遊びができました。すばらしい展望を楽しむこともできました。バックカントリースノボーのエリアが一つ増えました。


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