残雪たっぷり 扇ノ山スノーハイキング(2003.4.27)


  
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扇ノ山でスノーハイキング?!

下界では,桜の花は散り,葉桜が目立つようになってきました。それでも,氷ノ山あたりには,残雪があるのでは…と考えるものの,スノーボードで滑ることができるほどではないみたい。それならば,何年か前のGWのニュースで,まだスキーをしている映像を見たことを思い出し,扇ノ山へ行くことにしましょう。ただ,心配なのは,海上からの林道の除雪がどこまでできているかということです。4月上旬には,海上の集落から数kmの所までしか除雪をしていなかったそうです。それから2週間ほどたった今日なら,上山高原まで除雪しているでしょう。上山高原から林道,小ズッコ小屋,扇ノ山のコースだと2時間ほどで登れるでしょう。そして,運がよければ,スノボーで滑ることができる斜面を見つけられるかも。

今シーズン最後のスノーハイキング&スノーボードに心を躍らせて,車を走らせます。途中で山間部を通るものの,もちろん,雪は見当たりません。ふもとはすっかり春,というより,初夏の陽気です。八代トンネルから琴引トンネルを通り,R9へ。このR9を走っていると,氷ノ山が見えるところがあります。見ると,雪は所々の谷間に残っているだけです。これでも扇ノ山には雪があるのでしょうか?ちょっと不安になります。

ループ橋から但馬トンネルを抜けると,鉢伏山が見えます。こちらも,残雪はチラホラ。とても滑ることはできそうにありません。そりゃあそうでしょう。今日は4月27日なんだもんね。桜だって,散っちゃってるんだから。雪があることの方が珍しいでしょう。恐るべし扇ノ山です。

林道に積雪あり

昆虫館から海上へ。海上からは林道海上線で上山高原に向かいます。途中で,上山高原から河合谷へは積雪のために通行できないという標示が出ています。ということは,上山高原までは車で登れるというわけです。もっと上まで行きたかったものの,止むを得ないでしょう。でも,逆に考えると,それだけまだ積雪があるということです。林道にあるぐらいだから,扇ノ山山頂や尾根にも積雪はあるでしょう。うれし〜い。

高度が上がるにつれて,道の脇には雪が見え始めますが,舗装路には雪はありません。結局,上山高原まで雪はなし。今日はこの上山高原で何かのイベントがあるようで,テントが立っています。関係者の車も何台かとまっています。その脇には,除雪車があります。ということは,除雪はやっぱりこの先でおしまいなのでしょうか。でも,行ける所まで行ってみましょう。

しばらく進むと,道の脇(P)に車が1台。ということは,これ以上は雪で進めないということでしょうか。あきらめずに行ってみると,やっぱり,雪で進めません。バックで先ほどの車の横に。準備をしていると,車がやってきました。同じように,雪で進めなくなり,後戻り。人間の心理って,同じなんですねぇ。

雪で見えない登山道

先ほどの車の人から,扇ノ山山頂付近に滑れる斜面があることを聞き,ニンマリ。準備を整え,スノボーを担いで出発。スノーシューも持ってきたものの,雪は締まっているので必要はないでしょう。林道には,山側の斜面から落ちてきたと思われる雪が積もっています。所々は雪のない箇所はあるものの,とても車で強行突破できるものではありません。早く除雪してほしいものです。

林道を歩くこと20分。ようやく,登山口(@)です。ここからは1時間半ほど?登山口からの山道には雪がなく,うれしいような,悲しいような。すぐに小ズッコ小屋へ。小屋の中には,マキやストーブがあり,泊まることができそうです。小ズッコ小屋からの登山道は,標示はあるものの,雪でおおわれ,どこが道だかわかりません。しかたがないので,先人の足跡を頼りに進むことにします。無雪期は,道の両側は木立ちで見通しがありませんが,積雪期は左手に展望が開けています。

  
コブシの花 雪原の上り
コブシの花
雪原の上り

雪が積もっている斜面は,どこでも歩けます。倒木や立木を避けながら,あちこちに足跡がついています。よく見ると,人の足跡の横に犬のものらしい足跡もあります。他の場所では,小さなひづめの足跡。これは鹿のものでしょうか。しだいに傾斜はきつくなっています。帰りには,この斜面を滑ることができるかもしれませんが,このせまい木立ちの間をすり抜けるのは,かなりのテクが必要です。万年初心者のボクにはちょっとムリ?

上りも楽し

斜面を登り終えると,大木があちこちにあるなだらかなブナ林です。夏には,太陽をさえぎってくれるブナの葉は,まだ出ていません。ここが河合谷コースとの合流点のようです。「ど根性ブナ」と呼ばれるねじまがったブナの木も,健在です。右手の展望はありませんが,左手は岸田川のある大きな谷が一望できます。無雪期なら望めない展望ですので,尾根の真ん中から外れて左手を進みます。気持ちのいいスノーハイキングです。

小ズッコ(A)に登り,大ズッコを目指します。標示はあるものの,雪に埋もれています。このあたりで積雪量は1mほどです。これだと,GW最終日まではもちろん,5月中旬まで残雪で遊べそうです。恐るべし,扇ノ山。

小ズッコから少し下り,大ズッコへの急な登りです。適度な傾斜があり,帰りには快適に滑ることができそうです。ただ,木立ちの間を滑らなきゃあならないので,気は抜けません。早くもワクワク,ドキドキです。ふと頭上を見上げると,青空が広がり,足元には白い雪原。もう,最高のスノーハイキングです。

山頂は大パノラマ

滑る足元に気をつけながら,大ズッコ(B)へ。大ズッコからも少し下るだけ(C)で,山頂へ向かっての急な登りです。でも,山頂からの滑降を楽しみに,歩を進めます。尾根が細くなると,展望台が見えてきます。早速,展望台に立ってみるものの,今日は春霞のために遠望はききません。鳥取市内が見えるぐらいです。その展望台から山頂小屋はすぐです。やせ尾根からは,仏ノ尾,青ヶ丸が見えます。仏ノ尾には雪は見えず,青ヶ丸にも雪は谷に残っている程度です。すでに根曲がり竹の海が広がっているようです。

  
仏ノ尾と青ヶ丸 あまり雪のない氷ノ山
仏ノ尾と青ヶ丸
あまり雪のない氷ノ山

山頂小屋の北に絶好の斜面を発見。斜度は20度ってところでしょうか。ブナの木の間を滑り降りるという極楽斜面です。車をとめた所で聞いた滑れる斜面というのは,ここのことのようです。山頂で少し休憩して,滑ってみましょう。喜び勇んで山頂(D)へ。車をとめた所から1時間半です。

山頂には,6人ほどのハイカーがいます。犬連れのハイカーもいます。なるほど,あの雪原の足跡はこの犬の足跡だったんだ。山スキーヤーは2名。山頂小屋の北の斜面を滑っていたようです。氷ノ山を見ると,やはり,雪は少ないようです。

  
扇ノ山山頂小屋 極楽だゼ〜!
扇ノ山山頂小屋
極楽だゼ〜!

しばしの雪遊び

しばしの休憩のあと,北斜面へ。ご夫婦連れのハイカーは,この斜面を尻滑りで楽しむとか。犬連れのハイカー氏と話していると,意外なことが判明。この犬連れハイカー氏は,HP「私の山登り」の方です。但馬地方はもちろん,県境の秘境を踏破した記録は,他に類をみないものです。さすがは加藤文太郎氏を敬愛してやまない方だけのことはあります。でも,記録から想像していたような猛者ではなく,ふつうの人でした。ちょっと安心。

少しオシャベリのあと,いよいよ,滑降です。シャーベット状の雪ですが,この時期に滑ることができるだけマシというものです。谷に向かってブナの間を滑り降りるのですが,これがおもしろい。ただ,調子に乗って滑り過ぎると,登り返しが大変です。山スキーヤー氏たちはもっと下まで滑っているようです。先ほどの犬,ココちゃんはスノボーが気に入ったのか,あとを追って下ってきました。犬なので,雪だと滑ってしまうのではないかと思うのですが,チョコチョコと登っていきます。ご主人がスーパーだと,犬もスーパーになってしまうのでしょうか。

あまりの気持ちのよさに,もう1本。登り返しに疲れ,少し早いですが,ランチタイムとします。天気はいいし,風もないので,外でランチタイムをしたいのですが,なぜか虫がいっぱい飛んでいます。しかたがないので,山頂小屋へ。1階には,先客が3人。先ほどの山スキーヤー氏たちもいます。ランチを食しながら,山スキーのコースについて聞きますが,このあたりでは,やはり氷ノ山と扇ノ山ぐらいだとか。大山に行くと,素晴らしいコースがたくさんあるとのことですが,ボクのような素人がふらっと行けるような所ではなさそうです。

木立ちスラロームの下り

食後のコーヒーも楽しみ,下山にとりかかります。歩きながら北斜面を見ると,先ほどの山スキーヤー氏たちが気持ちよさそうにブナの間をテレマークターンで滑り降りています。絵になる場面だなぁと思いながら見ていると,前方からアンテナを下げたハム氏が登場。S田さんのお知り合いのI田さんです。アンテナを下げて歩いているとは,オドロキです。その後も,中年カップル,ソロの人などと遭遇。扇ノ山は,ボクの想像以上に人気のあるスポットのようです。

やせ尾根を過ぎ,大ズッコに向かう下り(C)は,木立の間のスラロームコースです。ロングターンで,イイ感じ。少し登って大ズッコ(B)へ。大ズッコ直下の斜面は,木立ちが多いものの,支尾根に滑れば100mほどのダウンヒルが楽しめそうです。登り返しが大変なので,支尾根を巻くようにダウンヒル。下りきったところでは,カメラマン氏が何かを撮影中。鞍部から少し登り,再びダウンヒルへ。登っている時は距離がありそうでしたが,滑ってみると,ほんの数秒。木立ちを避けながらヨロヨロターンで気持ちよく?滑ると,あとはまたもや歩きです。

小ズッコ(A)からの下りを楽しみに歩いたものの,実際に滑ってみると,下りが緩すぎるのでまともに滑れず。これまた,歩きでスタコラサッサ。河合谷コースの分岐を過ぎ,中年カップルに遭遇。その前方を見ると,犬連れハイカー氏が歩いています。追いつき,あれこれオシャベリをしながら歩きます。途中の滑れそうなところで滑ってみますが,木立ちが多すぎて,まともに滑れません。眼下に小ズッコ小屋が見えると,すぐに林道(@)です。

  
ココちゃんといっしょに小ズッコからの下り 田植えを待つ海上の田んぼ
ココちゃんといっしょに小ズッコからの下り
田植えを待つ海上の田んぼ

お泊りしてみたい山頂小屋

林道で,これから扇ノ山に登るであろう中年カップルに遭遇。時刻は14時。これから登るということは,扇ノ山山頂小屋でお泊りなのかもしれません。この天気だと,夕陽がきれいでしょうねぇ。明日も天気がいいみたいだし,朝日もきれいでしょうねぇ。もちろん,夜空も星がいっぱい。山頂直下の展望台からは,日本海の漁火が見えたりもするのでしょうか。一度,扇ノ山山頂小屋で泊まってみたいものです。

今日は天気に恵まれ,積雪に恵まれ,極楽&快適なスノーハイキングとなりました。GWでも,こんな近場でスノーハイキングが楽しめるなんて,オドロキでした。いつかは扇ノ山山頂小屋に泊まって,スノーボードで滑れる斜面をすべて滑りまくってみたいものです。木立ちスラロームだって,少しは上手にできるようになるかもね。でも,今回のトピックスはHP「私の山登り」のM岡さん&愛犬ココちゃんと出会えたことです。これからも,貴重な情報をお願いしますね。


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