青葉若葉の若杉天然林(2003.5.17)


  
P・@〜H
P・@〜H

今週はwithMTB

先週はシャクナゲを愛で,今週は青葉若葉を楽しみましょう。同行のS田さんの情報によると,千種の峰越峠附近にはブナの林があり,新緑がきれいだとか。早速,行ってみましょう。いつものように,山崎を抜け,千種町に向かいます。途中で,交通事故現場に遭遇。事故処理は終わっていましたが,あまりいい気のするものではありません。そういえば,先週は目の前で原チャリが車に激突したり。なんだか,このごろは,交通事故を見ることが多いようです。ゴールド免許のボクですが,やはり,交通事故には気をつけなきゃあ。自戒。

千種町の中心地を過ぎると,大馬鹿門を模したモニュメントができています。有料になった湧き水ポイントを過ぎ,ちくさ高原スキー場に向かいます。春の行楽シーズンですが,スキー場に向かう車はほとんどありません。高保木の森を過ぎ,スキー場に到着。時間が早いためか,パラグライダーは飛んでいません。スキー場の前の道をさらに登ると,峰越峠です。この峠をスタートにしてもいいのですが,そうなると,帰りにこの峠まで登ってこなきゃあなりません。それよりも,はじめにこの峠を登って,あとはアップダウンの少ない周回ルートを走ることにします。

車を若杉天然林駐車場(P)にとめ,MTBの準備です。久しぶりのwithMTBです。駐車場にはトイレがありますが,水は出ません。先客の車は,3台です。若杉天然林は,人気スポットのようです。準備を終えると,ハイカーが3人。我々とは逆周りで同じルートを歩く予定とか。それなら,途中で再会するかもね。

久しぶりのMTBで峰越峠の登り口までダウンヒルです。昼間は初夏の陽気でも,朝は寒いぐらいです。気持ちよく下りきった所(@)に,天野屋利兵衛の解説板があります。

天野屋利兵衛
赤穂浪士の仇討は,義理と恩愛の絆がからんだ大事件として江戸にセンセーションをまきおこし,それ以来,250年間日本人の紅涙をしぼってきました。この義挙を成功させた陰の実力者の天野屋利兵衛は,良質の砂鉄の産地であった粟倉の地で,義挙に要する武器や武具の調達をしたと伝えられています。町人ながら義にあつく,意地を通した利兵衛の生き方には,私達も学ぶものがあります。
      環境庁・岡山県

峠の登りで汗ビッショリ

政争の先棒を担いだ死の商人といったところでしょうか。そんな人に「学ぶものがある」としたら,現在のフランスの武器輸出と同じです。それはチョット…。それに「義」や「意地」なんて単語は,我輩の辞書には無い!なんてことを考えながら,峰越峠への登りにさしかかります。さほど斜度はなく,道幅も広いので,のんびり登れます。先ほどまで肌寒く思っていたのですが,この上りで一気にヒートアップ。汗が噴き出します。

上りの途中で,珍しいものはないかと,あちこちの谷をチェック。がしかし,珍しいものどころか,花すらもなく,味気ない峠登りとなってしまいました。峠手前には,林道の分岐点があります。

民有林林道  ダルガ峰線終点  西粟倉村  幅員3.6〜4.0M  延長12,607M

すっかり汗だくになったところで峰越峠(A)です。旧峠には,東屋がありますが,まわりの木が生長したために,ほとんど展望がありません。この東屋の手前の尾根道を登ります。その入口には,「源流探訪ツアーコース」の看板があります。足元は,朽ちかけた丸太の階段になっています。かなり前に遊歩道として整備された名残なのでしょうか。またもや汗ビッショリになりながら,MTBを担いで登ります。

  
峰越峠からの登り口 新緑の尾根道を快走
峰越峠からの登り口
新緑の尾根道を快走

新緑の林を快走

しだいに右手にブナの新緑が広がり,左手の薄暗い植林と対照的な景観を見せてくれます。その新緑も,はじめのうちは幹の細いブナ林でしたが,しばらく,小さなアップダウンを繰り返すと,ブナの大木が点在する新緑の林になります。そのブナ林に天然の杉の大木があり,原生林っぽい感じです。若葉を通してくる日の光も緑色に染まり,初夏の清々しさが感じられます。その新緑の林をMTBで走り抜けるのも,快感です。

  
大きなブナの大の下を 江浪峠の石像
大きなブナの大の下を
江浪峠の石像

気分よく,尾根道を進みます。と,「江浪峠」の看板を発見。が,この尾根上に江浪峠はありません。強いていうなら,このポイント(B)は,江浪峠出合か,江浪峠分岐点といったところでしょう。「せっかくここまで来たので,江浪峠に行こう」とS田さん。分岐点から東に100mほど進んだところにあるのですが,峠の手前30mほどは,笹ヤブになっています。何かエエもんでもあるんかなぁと行ってみると,峠(C)には石像があるだけです。なんのこっちゃ!展望はなし,地形図にある峠からの南北の道もなし。チョットがっかり。

爽快!展望尾根

分岐点に引き返し,再び,尾根道を進みます。道の両側は薄暗い植林になります。MTBには,乗ったり,押したりですが,さほどアップダウンはありません。そして,伐採地上部へ。ここからは,北方向の展望が開けています。正面には,くらます,その左奥には氷ノ山が望めます。右手には,三室山や天児屋山も見えています。荒れた伐採地ですが,展望はgoodです。ランチタイムとなりましたが,左手を見ると,さらに展望のよさそうな尾根が見えています。あの尾根の先っぽでランチタイムとしましょう。

  
くらますをバックに 氷ノ山とくらます
くらますをバックに
氷ノ山とくらます

いったん,林道に下り,登り返すと,展望尾根です。細長く突き出した尾根の先っぽ(D)は,正面にくらます,左手に東山を見,深く切れ込んだ谷には吉川の集落が小さく見えています。展望のよさだけでなく,この高度感が快感です。尾根を吹き抜ける風もさわやかです。ただし!日陰がなく,日当たりが良すぎるので,暑いのが難点です。真夏なら,のんびりランチを食している場合ではなさそうです。展望を楽しみながらランチを食し,食後のコーヒーもいただき,満腹,満腹。動くのがおっくうになってしまいます。

  
明るい尾根道 東山
明るい尾根道
東山

尾根道に復帰し,1124ポイントからは急な下りです。しかも,朽ちた丸太があるので,MTBでは下りにくい。下りきったところは,木こり小屋のある林道です。小屋は,すっかり荒れ果てています。再び,登り返すと,目の前には東屋,足元には若杉峠が見えています。またもや,朽ちた丸太の階段を下り,若杉峠(E)へ。

  
尾根道を快走だ! 若杉峠
尾根道を快走だ!
若杉峠

若杉峠

若杉峠からは,北の吉川の集落へ下る山道が整備されています。S田さんが数年前に訪れた時は,北への山道はなかったとか。

若杉峠と地蔵尊
岡山県と鳥取県との県境にあるこの峠を,若杉峠といいます。この山道は,昔美作(岡山)と因幡(鳥取)を結ぶもっとも近い要路であったそうです。人々の往来の盛んだったこの峠に,旅人の安全を願って,宝歴甲成年7月((1754)若杉地蔵尊が建立されました。
今日では交通機関の発達によって,この峠を超える旅人の姿は見えなくなりましたが,この地区の豊かな自然を求めて訪れるハイカーが多くなり,昔旅人の安全を守っていたお地蔵さんも,今ではハイカー達の安全を静かにみまもっています。

       環境庁・岡山県

若杉峠からは,しばらく登り,東屋へ。ここからも展望はありますが,先ほどのランチポイントほどの展望はありません。しばらくすると,ハイカーの団体が到着。そそくさと退散です。ここからは,中国自然歩道を進みます。小さなアップダウンのある尾根道ですが,両側の林は若葉の柔らかな緑がいっぱいです。小さなピークの上りは丸太階段ですが,下りはMTBで下ることができるような道です。逆ルートなら,MTBの乗車率はかなり低くなったことでしょう。

  
新緑の林 その1 新緑の林 その2
新緑の林 その1
新緑の林 その2

チョイ探検

直射日光の当たらない尾根道ですが,若葉を通して降り注ぐ日の光のおかげで,明るい雰囲気の尾根道になっています。小さなアップダウンを繰り返し,芦津への分岐点(F)へ。この分岐点は,自然研究路の第3分岐点と表示されています。ここから尾根をさらに進むと,中国自然歩道です。このまま研究路を下ってしまうのももったいないので,中国自然歩道をチョイ探検。先ほどまでとはちがって,細く,ヤブっぽい所もある山道です。緩やかな上り基調の自然歩道です。まわりは,薄暗い植林なので,あまり気分のいいものではありません。そして,ピーク(G)へ。

このピークを北に下ると,芦津への中国自然歩道です。このピークから西の尾根をたどると,沖ノ山につながる稜線に出るはずですが,踏み跡すらない,ヤブヤブです。無雪期の沖ノ山へは,この稜線をたどるのは,ムリなようです。やっぱり,沖ノ山直下の林道を使うのが近道なのでしょうか。

チョイ探検を終え,再び,第3分岐点へ。第1分岐点へ下るルートもありますが,第2分岐点へ下るルートの方が距離が長そうです。しかも,峠道も長く下れそうです。第2分岐点ルートに決定。はじめの尾根下りは,超快適です。新緑の林を気持ちよく下ります。道が水平道になると,谷を越えたりで,乗車率は低くなってしまいます。そして,峠道(H)へ。

  
荒れた石畳の峠道を下る
荒れた石畳の峠道を下る

荒れた石畳の峠道

この峠道も,新緑に囲まれ,明るい雰囲気です。ただ,峠道の路面は,荒れた石畳なので,MTBに乗るのは大変です。ハンドルはとられる,石につまづく,苔で滑る。リム打ちで,パンクしないかと不安になってしまいます。しかし,歩くのもそれはそれで大変のようです。MTBに乗ったり,押したりしながら,峠道を下り,駐車場へ。

今回の尾根道は,標高が1000m前後で,さわやかな涼風が吹いていました。ビューポイントは限られていますが,真夏でも快適な尾根歩きができるかもしれません。それでも,やっぱり,新緑の時期と紅葉の時期は,格別でしょう。今回も楽しい山歩きwithMTBができました。メデタシ,メデタシ。

 

9:50出発  10:22峰越峠  11:14江浪峠分岐点  12:00ランチ  13:00若杉峠  13:46芦津分岐点  14:50下山


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