スリルと展望の岩場その3 真夏の伊勢山(2003.8.3)


  
P・@〜B
P・@〜B

三度,スリルと展望の岩場へ

梅雨が明け,8月に入ったとたんに例年通りの「真夏」になってしまいました。朝から蒸し暑く,湿気が身体にベットリとからみついてきます。じっとしているだけでも汗ばんできます。こんな日は,さわやかな風が吹き抜ける稜線で涼をとりたいものです。となると,スリルと展望の岩場その3しかオマヘン。 先々週の南中大岩,先週の高巖山。どちらの山も,山頂に大岩をいただき,スリルと展望が楽しめました。そこで,その3になる今回は,超近場の伊勢山です。姫路市の北にある伊勢山は,ふもとを通るR29からも,山頂の岩場を見ることができます。しかも,その岩場の下には,大洞窟があるという「一粒で二度おいしい」山です。

湿気べっとり,汗びっしょり

今回は,あまり時間はかからないだろうということで,弁当なしのお手軽山歩きです。「打越木もれ日の森」の駐車場(P)に車をとめ,ヤマザクラ広場の奥の谷に向かいます。小川に沿った遊歩道は,木立に囲まれ,真夏の太陽光線の直撃を和らげてくれます。堰堤の向こうの斜面には,布引滝のある岩場が見えています。残念ながら,水は流れていません。小川を渡ると,左手に大岩がゴロゴロ。やはり,瀬戸内海沿岸の山は,岩山が多いのだということを実感します。

東尾根への分岐点を過ぎると,遊歩道は尾根に上り始めますが,その始めの地点に「伊勢山」の標示板があります。前回は別ルートで登り,東尾根を下ったので,このルートは初めてです。標示板通りに谷道を進みます。水のなくなった小川を渡ると,道はしだいに尾根を登ります。風がなく,蒸し暑い林の中を歩くので,すでに汗ビッショリです。同行のS田さんは,日頃の激務?がたたってか,はたまた日頃の不摂生?がたたってか,もうギブアップ状態で泣きが入っています。

1年半前の記憶は忘却の彼方へ

尾根への急な登りですが,テープがあるので道をまちがえるということはなさそうです。それにしても,今日は蒸し暑い!汗がまったく蒸発しません。故に,体温が全然下がりません。∴ シンドイ!そして,ようやく展望のある岩場へ。見ると,南に遊歩道が見えています。伊勢山の岩場はあのピークなんだなぁと思ったものの,実はこれがまったくのまちがい。

急な岩場を登ると,小さなピークです。出発から30分。行く手を見ると,絶景の岩場(@)が見えています。喜び勇んで,早速,記念撮影です。こりゃあ,気持ちいい。惜しむらくは,強烈なモヤのために展望がまったくききません。少し遠いところにある山々は,真っ白なモヤの彼方です。的場山も明神山も,かすかに山影が確認できる程度です。スリルはありますが,今日は展望のない岩場です。

お約束の三角点へ

記念撮影を終え,少し下ると,「神坐の窟←この先すぐ!−自然を大切に−」の案内板があります。???こんなの,前には無かったなぁ。「すぐ」って,そうなの?と,この時点でもまだ自分の現在地点がわかっていません。でも,とりあえず,お約束の三角点に行ってみましょう。地形図によると,こちらのピークも伊勢山です。岩場のあるピークも伊勢山です。これって,どうよ?ナゾです。でも,山の名前なんて,誰かが勝手に決めたものが定着しだだけのもの。いわば,「バ○の多数決」で決まったことなので,どうだっていいんだけどね。

「神坐の窟」への分岐点からは,木立に囲まれた薄暗い尾根道です。伊勢山三角点ピーク手前だけが展望ポイントになっているだけです。いつもなら北への展望が広がっていますが,強烈なモヤのために何が何だか,わけワカメ。三角点ピーク(A)は,植林の中です。あいかわらず,まったく展望のない三角点です。近くの木に新しいプレートが下がっています。「伊勢山 353m  2003.1.18 神戸港山の会」港に山の会とは,これ如何に?!そういえば,カニで有名な香住にも山の会があったよなぁ。そういえば,山奥の町にもB&Gの施設があるよなぁ。海に囲まれた家島にもプールがあるんだものなぁ。世は,まさにボーダレス?!

何のこっちゃ!

  
伊勢山の三角点 空木城址への道から見る大岩
伊勢山の三角点
空木城址への道から見る大岩

妙なことに関心しながら,三角点ピークをあとにします。再び,薄暗い尾根道を戻ること10分。「神坐の窟」分岐点へ。とりあえずは,「神坐の窟」へ行きましょう。と,アッとその時〜,何としたこと!「神坐の窟」はすぐそこ!ということは,…先ほどの記念撮影ポイントは…展望岩!ようやく現在地点が判明。何のこっちゃ!ウーロン茶!午後の紅茶!♪アチィアチィダバディカンカンクン…♪byA.MATSUURA 1年前に来た山でさえ,もうすっかり忘却の彼方。 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同… ってか?

あいかわらず,「神坐の窟」はすばらしい!山頂の岩場の下がこんな洞窟になっているなんて!強烈な地震がきたら一気に崩落してしまいそうですが,阪神淡路大震災の時にだってほとんど崩落しなかったようです。ここで少し休憩。S田さんは洞窟にある石仏を調べています。弘法大師に役行者…と,例によって訳のわからないことを口走っています。オオーッ!洞窟に吹き上げてくる風がカ・イ・カ・ン。

空木城址へ

今回は,前回行かなかった空木城址にも行ってみましょう。神坐の窟から急な下りを下りきると,細い尾根に出ます。尾根の途中で振り返ると,山頂の岩場が一望できますが,神坐の窟はほとんど見えません。空木城址への道は,はっきりとしています。テープもあるので,まちがうことはなさそうです。これも,『はりま歴史の山ハイキング』で紹介されたおかげでしょうか。本に紹介されると,それまで秘境っぽかった山が急にありふれた山になってしまうので残念な気がしますが,こうやってルートが整備されるというありがたさもあります。どっちがいいのかねぇ。でも,現在の空前の登山ブームもやがては終焉を迎えることは確実です。だって,現在のブームを支えている人たちは,5年後,10年後には…。

いったん広くなった尾根から左へ。あたりの林の中を見ると,段々になっています。曲輪跡かもしれません。さらに尾根を進むと,堀切へ。そして,正面のピークへ登ると,空木城址(B)です。真ん中に大きな岩がいくつかあり,古いプレートもかかっています。あたりは城址らしく,西に向かって曲輪跡が何段かあり,当時はここにお城の建物があったのでしょう。でも,お城ったって,姫路城のような立派な城ではなく,見張り小屋程度の山城だったのかもしれません。残念なことに,現在ではまわりの木が生長してしまって,まったく展望はありません。

  
空木城址
空木城址

再び,展望岩へ

空木城址をあとに,ピストンで引き返します。不思議なことに,来た時よりも短く感じます。やはり,先がわかるというのは,心理的な安心感につながるのでしょう。先の見えないことほど,不安でツライことはない。これって,どこかの国の政治・経済に似ていませんか?でも,山道は行く先がはっきりしているだけ,まだマシです。どこかの国は,自分たちの行く先すら見えないのですから,もうどうしようもありません。さっさと,誰か(IM○)に助けてもらえばいいのにねぇ。どうなってんだかっ!

神坐の窟への急登でしこたま汗をかき,再び山頂の岩場(@)へ。ようやく,1年前の記憶がよみがえりました。ここだわ!何回も行ったり来たりして,写真を撮ったんだよなぁ。でも,今日はS田さんが撮ってくれるので,行ったり来たりをしなくてすみます。誰かと来ると,これができるからいいんだよなぁ。一人だと,10mほど飛ぶリモコンスイッチが欲しいところです。今度は岩場で入念に記念撮影をし,メデタシ,メデタシ。さて,これから…どうする〜

  
展望岩にて その1 展望岩にて その2 飛び降り自殺?
展望岩にて その1
展望岩にて その2

結局,まったくのピストンコース

前回の逆ルートで,このピークからヤブの稜線を下り,鞍部の遊歩道へ。それから遊歩道を回ってヤマザクラ広場へ行きましょうか。来る時に登った急な岩場を下り,尾根道へ。おや?ヤブの稜線は谷の向こうになってるぞ。でも,途中で分岐点はなかったし…。ということは,さっきの山頂から直に稜線に向かわなきゃあならなかったのかぁ。嗚呼,無情。S田さんと協議です。もうすでにヘロヘロの二人は,今さら引き返す元気なし。しかも,遊歩道に行ったところで,真夏の太陽光線の直撃を受けながらモヤで白くなった展望を見るだけ。…しゃあないなぁ,今日はこのへんにしとったろかぁ。

ということで,結局,このままピストンで登山道を下ることに。2時間半ほどの山歩きでしたが,出た汗は1日分以上もありそうです。真夏の高温多湿のこの時期,低山徘徊はかなりキビシイものがありそうです。やっぱり,この時期はさわやかな高原の風を感じたいものです。となると,県内では北部の山ですかねぇ。さて,来週は何処へ?


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