MTBは楽し 三木の里山(2004.1.3)


  
P・@〜I
P・@〜I

年の初めのMTB

穏やかな年の初め。今年もMTBで幕開けです。でも,お正月からヤブ漕ぎはちょっと…ということで,S田さんのお勧めコースです。距離はそれほどあるわけではありませんが,下りは全乗りとか。昨冬に行った蓮花寺周辺の山と平井山の東の山をつないだコースだそうです。

まずは,蓮花寺の山門(P)に車をとめ,MTBで出発です。池を過ぎ,谷の奥から尾根へ登ります。昨冬,来た時はわからなかった登り口ですが,よく見るとススキのヤブの中に踏み跡があります。急なヤブを抜けると,ナント!きれいな道が出現!こんなところに道があるなんて!山はわからんなぁ。

1stステージ

山道を登ると,すぐに尾根に出ます。尾根には,蓮花寺の墓地からの道はありますが,地形図にある西への道は見当たりません。S田さんの調査によると,西のピークからヤブを漕がなきゃいけないとか。もちろん,今日はパス。正面の南に下る尾根道を進みましょう。しばらくするとシダの中の道になりますが,それでも快適です。冬の陽を正面から浴びながらのダウンヒルは極楽です。それにしても,こんな山道がよくあったもんだなぁ。今どき,何のためにあるのでしょう。

  
シダの尾根道 尾根を下る
シダの尾根道
尾根を下る

気持ちよく尾根道を下りきると,集落(@)へ。ここで1stステージを終了。次は,三木ゴルフ場とチェリーヒルズゴルフ場の間の尾根を目指します。車道をリエゾン。三木ゴルフ場のある谷へ入り,谷を登ります。田んぼを右手に見ながら進みます。と,いきなり,左手の尾根に人家が出現。こんなに人里離れて家を建てる必要があったの?って感じです。

2ndステージはゴルフ場巡り

人家を過ぎ,さらに進むと,目の前に高圧線が見えます。田んぼのあぜ道を通り,右手の尾根に向かって高圧線巡視路(A)を進みます。お馴染みの「火の用心」プレートもあります。2ndステージの始まりです。いきなりのプラ階段出現に,MTBを担いで登ります。ゆるやかな所もありますが,ほぼ担ぎ100%です。それでも標高自体が低いので5分ほどで尾根へ。

尾根からも上りですが,ゆるやかなのでMTBに乗れます。しばらく進むと,高圧線鉄塔(E)です。鉄塔の下には,新しい碍子があります。碍子の取り替え作業をしているのでしょう。でも,こんなに重いものをどうやってここまで運んだのでしょう。巡視路は,車が通れるほどの幅はありません。上空は,高圧線が通っているので,ヘリでは運びにくいでしょう。ナゾです。

昨冬は下った尾根道ですが,今日は逆に登ります。あいかわらず,ゆるやかな上りなのでMTBに乗ってのんびり進みます。やがて,左手に三木ゴルフ場が見えると,尾根道の上りはおしまいです。ピーク(B)には,石の道標が2つあります。右手に行くと,三角点のあるピークです。三角点は帰りに行くことにして,今は正面の山道を下りましょう。

  
鉄塔の下にある碍子 ゴルフ場のすぐ脇を通って
鉄塔の下にある碍子
ゴルフ場のすぐ脇を通って

告訴する!?

前回は倒木の多かったこの道は,今では倒木が取り除かれ,MTB乗り乗りルートになっています。これまた,極楽です。が,この道,調子に乗ってスピードを出し過ぎると,右手のガケにおっこっちゃいます。それにしても,この山域には,このようなガケが何故か多い。人の手で掘られたような気がしますが,掘る必要が感じられません。とすれば,自然にできたものなのでしょうか。本日,二つ目のナゾです。

ガケっぷちポイントを過ぎると,今度は右手の植え込みの向こうにゴルフ場のコースが見えてきます。プレーをしている人もいますが,まさかすぐそこの植え込みの奥でMTBが走っているとは思わないでしょう。「ファ〜!」と大声で叫びたい気がしますが,あまりにも近いので止め。ゴルフ場の脇を過ぎると,今度はすごいプレートがあります。

入山禁止期間 9月25日より11月8日まで 違反者は告訴する    井上生産森林組合

「告訴する」だって。最近,流行っているTV番組みたい。他人の土地ですから,勝手に入れば,不法侵入に間違いはありませんが。それにしても,告訴するというのは,初めて見ました。これって,お正月から縁起がいい?

唯一の展望ポイント

告訴警告ポイントを過ぎると,すぐに尾根の先端(C)へ。眼下には,山陽自動車道が見えます。正面には,雄岡山と雌岡山が並んで見えます。このルートで唯一の展望ポイントです。いったん,自動車道の側道に下り,西の尾根に登り返します。

  
雌岡山と雄岡山 山陽自動車道を眼下に
雌岡山と雄岡山
山陽自動車道を眼下に

コンクリートの階段(D)を上り,尾根へ。この尾根は,先ほど下った尾根と,谷を隔てて,対峙しています。つまり,谷を中心に尾根をグルッと周回することになります。この尾根道もなだらかなので,上りとはいえ,MTB乗車可能です。シダにおおわれた尾根道を進み,昨冬,ヤブから飛び出した地点を過ぎ,チェリーヒルズゴルフ場の見える地点にやって来ます。

  
崩落地を恐る恐る
崩落地を恐る恐る

鉄塔の下でランチタイム

シダ道あり,崩落地あり,灌木地帯あり。それでもMTBの乗車率がかなり高いのはうれしいものです。ゴルフ場を巻くように山道をたどり,再び,道標ポイント(B)へ。三角点へは,ここから巡視路で西に向かいます。昨年は,倒木が多かったのですが,今ではすっかり取り除かれ,MTBで快適に走れます。少し走ったところでさらに左へ。10mほどで三角点です。木々に囲まれ,西にあるゴルフ場越しに東播磨の山々が見えるだけです。ランチにするにも,広場がなく,そのうえ日影なので寒い。

三角点をあとに,先ほどの巡視路をもう少し進んでみましょう。尾根の先端まで来ると,ゴルフ場が一望できます。なぜか,ここにも「火の用心」プレートがあります。ゴルフ場ができる前は,この尾根から鉄塔に行っていたのでしょうか?しかし,ここもランチにはふさわしくありません。やっぱり,尾根道の途中にある鉄塔の下かなぁ。

  
石の道標 その1 石の道標 その2
石の道標 その1
石の道標 その2

三度,道標ポイント(B)に出て,尾根道を北に下ります。この尾根道は,かなりゆるやかですが,それでもノーブレーキで下るとそれなりにスピードが出ます。MTBの楽しさを満喫し,鉄塔(E)へ。昨冬同様,草地の広場で,暖かい冬の陽を浴びながらのランチタイムです。周りは木々で囲まれているので,寒風も吹きつけてはきません。ただ,高圧線直下なので,電磁波は浴び放題でしょう。ランチは,いつものように弁当&こうどんです。ところが,今日の弁当は,いつものコンビニ弁当ではなく,マックスバリューで買った弁当です。ちなみに,この弁当,コンビニ弁当よりも美味しくて豪華です。これから,コンビニじゃなくて,MaxValueで買おうかなぁ。食後のコーヒーをいただき,ランチタイムの終了です。

お楽しみの尾根道ダウンヒルの再開です。ほぼ一定の勾配でゆるやかに下る尾根道は,落ち葉のじゅうたんが敷かれているようです。地形図に明記されている道ですが,どうしてこんな道がいつまでもあるのか,不思議にさえ思えてきます。今でも,利用する人が多いのでしょうか。もしかすると,あの警告ポイントにあったように,マツタケを採る時に利用されているのでしょうか。まさか,この道を通って西国巡礼に行っているわけはないでしょう。

  
極楽尾根道 その1 極楽尾根道 その2
極楽尾根道 その1
極楽尾根道 その2

倒木も退けてダウンヒル

極楽の尾根道ダウンヒルは,途中で倒木のためにストップ。残念!こんな快適な尾根道を整備している人はいるのでしょうから,そのお礼にこの倒木は取り除きましょう。幸い,倒木は枯れて腐っているので,簡単に折れます。それに絡みついている枝もポイ。小枝も拾って,快適尾根道の再現です。メデタシ,メデタシ。

  
極楽尾根道 その3
極楽尾根道 その3

尾根道ダウンヒル再開!やせ尾根になっている所もありますが,それはそれで楽しい。バンクもあります。木立に囲まれているので,展望はまったくありませんが,MTBで走るのには最高です。欲をいえば,もう少し急でもいいかなぁなどと勝手なことを考えながら下っていると,墓地が見え,極楽尾根道の終点(F)です。これで2ndステージ終了!

3rdステージでハンター出現!

いったん,車道に出て,北の谷を目指します。10分ほど走り,人家の横を抜けて,谷を上ります。3rdステージの始まりです。林道は奥に延びていますが,その入口付近に車がとまっています。まさか,こんな人家の近くでハンター?じゃなきゃあ,釣り人?池を見ても,釣りをしている人は見当たりません。やっぱり,ハンターかなぁ。しばらくして,前方からハンター出現!猟犬を連れていないので,鳥を撃ちに来たのでしょう。獲物はなし。腹いせに発砲されてはたまりません。逃げろ〜!

谷を上り,尾根(G)を横切り,廃田の横を上り,小さな尾根へ。九十九折りになっていますが,明瞭な山道です。いったい,こんなところの道を誰が利用しているのでしょう。ナゾです。尾根道を上ると,主尾根(H)に出ます。ここは,昨冬,石上山の帰りに探険したポイントです。西にも道がありますが,ゴルフ場に行ってしまうので,ここは素直に北に延びる道を下りましょう。

  
蓮花寺に向かってダウンヒル
蓮花寺に向かってダウンヒル

山道は進むにつれて尾根から少しずつ外れ,尾根の右手に下っていきます。もちろん,この道もMTB乗り乗りルートです。右手に池が見えるようになる(I)と,楽しかったお正月ツーリングはフィナーレをむかえます。

こんなに極楽なコースなら,もっと他の人たちにも呼びかければよかったかなぁと思ってしまいました。でも,極楽といったって,それは最初だけで,結局はヤブ漕ぎというパターンは,今までに幾度となくあったので,それはまた別の話ということにしておきましょう。

 

蓮花寺10:20  巡視路入口10:49  鉄塔10:57  山陽自動車道11:13  三角点11:43  ランチポイント鉄塔11:55〜12:40  尾根ダウンヒル終了13:00  林道入口13:10  尾根道13:30


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