展望良し!尾根道よし!不動滝からシビレ山(2004.1.18)


  
P・@〜J
P・@〜J

3年ぶりの帝釈山系

久しぶりの帝釈山系のお山です。丹生山系といえば,もちろんwithMTBです。いつもは,縦走ルートのすばらしさに,ついつい東から西へ縦走してしまうのですが,今回は,今まで行ったことのないルートで登ることにします。北の不動滝からシビレ山,それから帝釈山へ縦走。そして,岩谷峠から下山というルートです。

車を不動滝の入口(P)に置き,MTBで出発です。しばらくの間は乗車可能ですが,やがて乗車不能に。MTBを押しながら,ゆるやかに登っていきます。あたりは,深い谷の底なので,日は当たらず,湿っぽい参道です。川を渡るあたりに,みそぎ場があります。さらに参道は上っています。しばらく上ると,今度は右手に山道があります。気に巻つけられたテープには,シビレ山ゆるやかコースとあります。ガイドブックによると,不動滝からの上りは,かなり急だそうなので,こちらのゆるやかコースで登る方が安全そうです。とはいえ,このまま登ってしまうのはもったいない。せっかくだから,不動滝を見物しましょう。

石の階段で急な斜面を登ると,目の前に不動滝(@)が出現。ガイドブックにあったとおり,さほど迫力のある滝ではありません。それでも,まわりには祠があったり,石像があったり,建物があったり,さらに赤い幟がたくさん立てられているので,暗い谷が少しはにぎやかです。広場では,先客のおじさんがゴマを焚くとかで,準備をしています。今も信仰は厚いようです。あとで聞くと,このおじさんが,参道の整備もしたとか。ありがたいことです。

ゆるやかコースの分岐点に戻り,落ち葉の山道を進みます。MTBには乗れませんが,ゆるやかコースというだけあって,ゆるやかです。滝の音が聞こえなくなり,尾根に近づきます。一旦,急な坂道になりますが,ほどなくまたゆるやかな山道に。道の横には,炭焼き釜跡があちこちにあります。この山道は,それらの作業用の道として,使われていたものなのでしょう。

  
不動滝 砂地尾根 その1
不動滝
砂地尾根 その1

大パノラマの砂地尾根

ようやく,尾根が見えると,目の前にはシダのジャングルが出現。うまい具合にトンネルのようになっているので,その中を通り抜けることができます。そして,尾根へ。尾根に出ると,あたりは今までとは一変して,砂地の広場(A)です。展望,抜群です。北は,雪で白くなった千ガ峰をはじめ,笠形山,明神山,西光寺山,三草山などが大パノラマで楽しめます。足下には,先ほどの不動滝のある谷が切れ落ちています。南には,これから登るシビレ山とその近くの鉄塔も見えます。さほど高くはない標高にもかかわらず,これだけの大パノラマを楽しめるとは!ガイドブックには,「六甲のロックガーデンに似た場所へぽっかりと出る。その眺めのすばらしさに思わず歓声をあげることだろう。」とありますが,それは決してオーバーな表現ではありません。ここで,しばし,写真撮影に興じる。

  
砂地尾根 その2 砂地尾根 その3
砂地尾根 その2
砂地尾根 その3

いつまでも楽しんでいたい眺望ですが,それでは先に進めません。MTBにまたがり,進みます。少し行くと,今度は西の展望が開けています。雄岡山,雌岡山が仲良く二つ並び,その手前には,新しくできた防災公園?の建物も見えています。こちらも,すばらしい展望です。しかし,砂地の尾根は,両側が切れ落ちているので,MTBで落ちると,はるか下まで滑落しそうです。そうなると,救助は不可能。落ちた時は,お互いに知らなかったことにしようということで合意。

幸か不幸か,滑落することなく,無事に砂地尾根をクリア。山道は,しだいに尾根から離れ,徐々に下っています。???下ってええんかい?でも,この道しかないし…。上りを覚悟していた我々は,予想外の展開に大喜び。気持ちよく,MTBで下ります。そして,谷へ下りきったところで,MTBは終了。先ほどの不動滝の上部です。その谷を渡ると,道は谷に沿って延びています。所々に炭焼き釜跡もあります。この山域は,落葉樹が多いので,昔は炭焼きが盛んに行われていたのでしょう。

シビレ山へ

谷道が左手の尾根に上り,急な上りになると,まもなく,分岐点(B)です。ガイドブックには「峠」とあります。「火の用心」プレートがあり,丹生山・不動滝・シビレ山と書き込まれています。足元には,石の道標もあります。あたりの木にはテープが巻つけられており,ここがハイキングコースの重要な分岐点のようです。

「火の用心」プレートの書き込み通り,ロープが張られた急な斜面を登ります。そして,尾根へ。尾根道は,左右に延び,右手に進むと,古い木の板に「シビレ山」と書かれたピークに出ます。このピークの東のピークにも,「シビレ山」というプレートがかかっているはずです。どうよ?これ。

さらに進むと,高圧線鉄塔の下に出ます。ここからは,西と南の展望が開けています。頂上に大きなアンテナの立つシブレ山。左手には,須磨の山並みがかすんで見えています。モヤってなければ,瀬戸内海も明石海峡大橋もきれいに見えたことでしょう。残念。

尾根道を引き返し,先ほどの巡視路合流点から少し行くと,今度も「シビレ山」と書かれたピーク(C)があります。古代祭祀跡とありますが,ただ,大きな岩がごろごろしているだけです。S田さんは,「古代祭祀跡」の記述に大いに不満の様子でした。このピークで,昔,祭祀があったという記録でもあったんですかねぇ。

  
砂地尾根から見る雄岡山・雌岡山 大変貌の三角点ピーク 朝日山
砂地尾根から見る雄岡山・雌岡山
大変貌の三角点ピーク 朝日山

すっかり変わった「朝日山」

祭祀跡シビレ山からMTBで気持ちよく下ると,「太陽と緑の道」に合流。さらに下ると,コウモリ谷分岐点です。ここから少し登り返すと,三角点ピークとの分岐点に出ます。以前は,このピークは巻き道しかなかったのですが,今では三角点ピーク経由が「太陽と緑の道」になっています。数年前とずいぶん変わったものです。その時は,三角点ピークから強引にハイキングコースに出ようとヤブ漕ぎをしたものの,結局,引き返した記憶があります。そのピークに道がついているなんて!でも,驚きはそれだけではありませんでした。

三角点ピーク(D)に上がってビックリ。数年前は,展望のないヤブっぽいピークでしたが,今では当たりに木々は刈り払われ,新しい三角点(四等三角点 点名シビレ山 512.8)が埋め込まれています。もちろん,展望も開けています。変わったのはそれだけではなく,ナント!山名プレートまでかかっています。このピークは,「朝日山」と呼ぶことになっているようです。

展望のいいこのピークで,ランチタイムとしましょう。風はほとんどなく,暖かい冬の日が降り注いでいます。今回もマックスバリュー弁当にこうどん。食後はもちろん,熱々のコーヒーです。至福の一時です。

やっぱり,尾根道はいいねぇ

おなかがいっぱいになったところで,「太陽と緑の道」を東進。下りは,MTB乗り乗りコースです。左手からは,先ほどの峠からのショートカット?コースが合流しています。さらに進むと,激下りが出現。さすがのS田さんも,MTBを押して下ります。そして,下り切ったところが,淡河への分岐点です。左手に下ると淡河,直進すると丹生山。分岐点には,石の道標もあります。

「太陽と緑の道」は,一旦,丹生山方向に進み,丹生山手前の鞍部から戻るように登り返すことになっています。左手には,ピークに直接向かう山道もありますが,ここは「太陽と緑の道」を行きましょう。ほぼ水平の山道ですが,狭いうえに右手が谷なので,スリルがあります。

丹生山手前の鞍部(E)に出ると,「太陽と緑の道」の標識があります。帝釈山へは,左手のピークを登り返します。植林の中の薄暗い山道で,展望はまったくありません。丹生山系の縦走は,東から西へと進むのが常なので,こうやって逆に進んだ記憶はあまりありません。ただ,一度の鮮明な記憶を除いては。

その一度とは,西端の三津田から帝釈山に向かって,猛烈な残暑の中を登った時のことです。その時は,あまりの暑さに数人が脱水症状っぽくなり,泣く泣く縦走をあきらめ,岩谷峠から車道を下りました。あれから幾歳月,あの時と同じようにこうやってMTBを肩に歩いているのは,ボクとS田さんだけになってしまいました。あの時の十数人は,何処で何をなさっているのやら。でも,あの時と同じことを未だに続けている我々も,進歩がないというか,他にすることがないというか。人間というのは,変わらないようで変わり,変わるようで変わらない,不思議な生き物ものです。火星人は,どうだか知りませんが。

そんな苦い思い出に浸りながら,植林ピークに登り,帝釈山を目指します。気持ちよく下ると,崩れた鞍部へ。鞍部から登り返し,MTBで進みます。このあたりは,まったく展望のない道ですが,MTBで気持ちよく走ることができます。帝釈山への最後の上りを登ると,視界が一気に広がり,三角点(二等三角点 点名帝釈山 585.9)のある帝釈山山頂(F)です。南方面の展望が開け,須磨から六甲への山並み,明石海峡大橋も見えています。

ハイカー氏と少し言葉を交わし,縦走の再開です。もちろん,MTB乗り乗りに大喜び。登りは急だった坂道も,MTBでは何とか下ることができます。こりゃあ,楽しいギャ。んだもんで,MTBは止めらりゃあせんギャ。快哉,快哉。小さなアップダウンを繰り返しながら,岩谷峠に向かいます。途中で,帝釈鉱山跡への分岐点や南に下る道があります。こちらもそそられますが,今日はそちらへ行くわけにはいきません。 最後のピークを登り,気持ちよく下ると,車道を行く自動車の音が大きくなってきます。下りきったところには,正面のピークに上がる道と,左に下る道,そして車道に出る道があります。岩谷峠から破線ルートで西の谷を下るので,一旦,岩谷峠(G)に出ます。

これが破線ルート?

車道を車がビュンビュン通っています。あいかわらず,交通量の多い道です。峠のガードレールの切れ目に,テープと朽ちた木のプレートがあります。おそらく,ここが谷への入口でしょう。Let’s Go!薄暗い林の中の道ですが,MTBで快適に下ることができます。両側は木々が密生し,路面には落ち葉が厚く積もっています。クイックなハンドリングが要求されますが,落ち葉で後輪が滑るので,まるでスキーです。これやあ,楽しい!おそらく,スノースクートって,こんな感覚なんでしょうねぇ。なんて,勝手な想像をしながら,MTBで大喜び。ただ,こんなに狭い道が地形図の破線なのでしょうか?谷に下ったら,道はガレガレだったりして…。大喜びの中にもかすかな不安を感じながら下りきると,谷です。下りきった所にも,テープや朽ちた木のプレートがあります。

で,谷道はどうなっているのかな?見ると,道らしいものは見当たりません。踏み跡があるのみ。しかも,MTBには乗れません。う〜ん,これって,最悪のパターンだギャ。しかし,その踏み跡があるあたりは,まだマシです。そのうちに,ヤブっぽくなったり,小川を渡ったり,ガケっぽい斜面を横切ったり。国土地理院,なんでこんな道が破線やネン!もっと正確に書けよ!調べろよ!これで遭難したら,国土地理院を恨んでやる〜!訴えてやる〜!そんなグチをこぼしながら,ひたすら谷を下ります。そしてついに,笹ヤブへ。S田さんは,笹ヤブをさけ,小川を下っていますが,案の定,靴が水没!こちらはこちらで,笹ヤブと格闘。遅々として進みません。こりゃあ,どっちもどっとやね。

なんとか笹ヤブを抜け,道らしいものの出現に喜ぶものの,それはつかの間の夢。再び,ヤブっぽい踏み跡になり,嗚呼無情。それでも,しだいに谷が広くなり,植林の中の道がハッキリしてくると,時おり車の音が聞こえてきます。そして,ようやく,谷の合流点(H)へ。地形図の高圧線との交点です。左の谷には,きれいな道があります。おそらく,数年前,ボクが迷って下った道でしょう。谷の西斜面には,穴がポッカリとあいています。もしかして,鉱山跡かも。ここで,ティータイムとしましょう。それにしても,とんでもない道でした。地形図では破線になっていますが道らしくなく,しかも車道から投げ捨てられたと思われるゴミがあちこちにあり,手入れのされていない植林が荒涼とした風景を演出しています。困ったものです。

  
谷の合流点にある鉱口? 水路脇を走る
谷の合流点にある鉱口?
水路脇を走る

最後は極楽谷道でメデタシメデタシ

ティータイムを終え,谷を下ります。谷の合流点からは,道ははっきりとしいて,MTBにも乗り乗りです。ようやく乗れたMTBに気を良くして,谷道を下ります。「火の用心」プレート(I)を左手に見ながら,さらに進みます。道は,しだいに谷から離れ,水平に進んでいます。この様子だと,車道に出てしまいそうなので,先ほどの「火の用心」プレート(I)に戻り,巡視路に入ります。右手を見ると,谷に廃屋があります。なんだろうなぁ。巡視路は左の谷に上っているようですが,下山する我々は右手の谷沿いの道を進みます。

MTBで快調に飛ばし,ため池のほとりへ。水路ぎわを慎重に進み,水路に沿って進みます。そして,ようやく,ゲートのある出口へ。集落に出ると,淡河城跡(J)を発見。早速,オジャマしましょう。

  
淡河城跡
淡河城跡

淡河城跡市民公園
淡河城跡
淡河の里を眼下(比高差約20m)に一望できる河岸段丘上端に築かれたこの城は,淡河氏代々の居城でしたが,天正6〜8年(1578〜1580)羽柴秀吉による三木城(別所氏)攻めの後は,有馬氏一万五千石の居城として慶長6年(1601)まで,淡河と共に栄えてきました。
城の遺構は現在,本丸と天主台,堀を残すだけとなっています。幅15m,深さ3〜5mの堀に囲まれ,本丸の南辺に東西50m,南北8〜16mの天主台を配する構えは,当時の面影を残しています。また,本丸の南東には竹慶寺跡があり,境内には城主淡河氏代々の墓碑があります。

城跡とはいっても,今では遊具のある公園です。祠があり,奉納用の?土俵もあります。城らしいものは,田んぼの先にある白壁とお堀ぐらいです。チョットがっかり。あとは,集落を抜け,不動滝の駐車場(P)へ。

今回は,ガイドブックにあるような一般的にルートで登りましたが,それなりに見どころのあるルートでした。これを逆に,下るというのも楽しそうです。それにしても,帝釈山系の尾根道はMTBで走っても楽しいなぁ。地図を見ると,破線ルートがあちこちにあります。実際に,尾根からの道もたくさんあります。これを組み合わせると,楽しいMTBコースとなることでしょう。これからも帝釈山系は要チェックです。

 

駐車場出発9:30  不動滝9:45  砂地10:10  分岐11:30  朝日山11:45  谷合流点14:46  池15:25  淡河城址15:40  


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