17/21ピークハント 和気アルプス(2004.4.18)


  
P・@〜H
P・@〜H

今日は歩きです

サクラの花が散り,季節は春から初夏を思わせる陽気に。気温もぐんぐん上昇し,前日には30度をこえ真夏日になった地方もあったとか。山歩きには,暑過ぎるかもしれませんが,湿気がないだけに山頂はさわやかでしょう。

今回の山歩きは,昨年末に雨で断念した和気アルプスです。岩山だけに展望が期待でき,しかもさほど標高がないので楽チンでしょう。ただ,MTBを持って上がっても走れそうにないので,歩きということにします。今回は,北摂でご一緒いただいたK山さんが同行してくれます。

加古川で待ち合わせ,一路,和気町へ。K山さんは,片上鉄道の廃線跡を自転車でまわったことがあるということで,和気町は今回で2度目です。そのK山さん曰く「まさか2度も来るとは。しかも,そこ山に登るなんて!」人生とは,かくも不可解なものなり。

墓地からピークハントへ

鵜飼谷温泉の駐車場(P)に車をとめ,いざ出発です。とはいえ,一体どこから登るのやら。和気アルプスのHPを見ると,最南端のゴンゲン岩に行くのにも,いくつかルートがあるようです。歩きながら,ゴンゲン岩付近を見ると,ゴンゲン岩の北に鞍部があります。手前には墓地もあるようなので,墓地の奥から鞍部に登れば,ゴンゲン岩はすぐでしょう。行ってみましょう。と,道の脇を見ると,「登山道 和気アルプス ピークハント21」のプレートがあります。なるほど,なるほど。やっぱり,あの墓地の奥から登るんだ。

墓地に着くと,今度はお墓の石柵に同じようなプレートがかかっています。墓地の奥に行くと,今度は石垣にプレートが。至れり尽くせりのガイドです。石垣を巻き,尾根に出ます。尾根の反対側にも道はあります。まずは,尾根の右手に進みます。少し急な登を過ぎると,展望のいい岩場,ゴンゲン岩(@)です。標高は低いのですが,展望はすばらしい。ふもとの町や吉井川の流れが一望でき,高度感もあります。昨年末に来た時は,この岩を見て,どうやって登るのかと思ったものですが,裏から登ればこんなに簡単とは。

名残のツツジ

再び,鞍部に下り,今度は目の前の急斜面を登ります。九十九折りの急な登りは,MTBを担いでいないだけでもマシ?所々に時期遅れのツヅジが咲いています。やっぱりツツジの見ごろは先週ぐらいだったみたい。チョット残念。

急な上りを汗だくになりながら登ります。登りきったところは,分岐点になっており,右へ進むと和気富士はすぐ近くです。5分もかからず和気富士山頂(A)へ。山頂には電波塔があり,三角点(四等三角点 点名和気富士 172.8)の脇には小さな朽ちた祠があります。案内板もあり,その記述によると,山頂一帯はお城があったとか。見ると,段々になった曲輪跡あります。木のベンチもあり,設置当時は展望がよかったのかもしれませんが,今では生長した木々のために,展望はよくありません。この和気富士一帯はツツジの名所だそうです。

北曽根城跡
この城は,名黒山城とも呼ばれ,戦国末期に備前・美作・西播に権勢を誇った浦上宗景の家臣明石景行がいた城である。
その後,弟宣行が跡を継ぎ,宇喜多氏の反乱に呼応して浦上氏を滅ぼし,4500万石を与えられたが朝鮮戦役で戦死,遺子久蔵も関ヶ原の戦で宇喜多氏に従って西軍につき敗北,この城は廃城となった。
現在,この山は通称「和気富士」と呼ばれ,つつじの名所として親しまれている。

        昭和59年3月

  
和気富士山頂
和気富士山頂

さすがは「アルプス」

分岐点に引き返し,まずは観音山を目指します。尾根が狭く,小刻みなアップダウンがありますが,岩場が多いので展望がいいのでご機嫌です。右手には,これから行くであろう穂高山の三角ピークや竜王山の岩場も見えています。さすがは「和気アルプス」です。高御位山のある「播磨アルプス」によく似た雰囲気です。

と,いきなり展望のいい切り開きが出現。見ると,レンガでできたかまどのようなものが点々とあります。まさか,こんな山の上でバーベキュー場?そんなことはありません。ここが“和”文字焼きの観音山(B)でしょう。京都の大文字焼きは,火床がU字管のようにつながっていますが,ここは点の連続で“和”の字を表すようです。8月16日の夜に点火されるということですから,機会があれば見たいものです。それにしても,この斜面は急です。

  
ふもとから見る“和”文字焼の観音山 縦走路から見る三角ピークの穂高山
ふもとから見る“和”文字焼の観音山
縦走路から見る三角ピークの穂高山

観音山から少し下り,登り返すと,穂高山の三角ピークがぐんと近づいてきます。穂高山に登るハイカーもはっきりと見えるほどです。左手を見ると,岩場があります。プレートがかかっているので名のあるピークかと思いきや,「落雷現場」とか。

落雷火事現場 
ヘッドランプと20kgの水を担いでの消火作業が行われました。
’08 8/6PM11時出火。消防員のべ150人が水をかつぎあげて消しました。

見ると,あたりにはまだこげた木々があります。ピーク,分岐点,岩場など変化に富んだ尾根ですが,落雷現場まであるとはビックリです。

鵜飼谷温泉への分岐点を過ぎると,三角ピークの穂高山を目指します。とはいえ,さほどアップダウンもなく穂高山ピーク(C)へ。山頂は,ドーム状の岩場で展望はすばらしい。分岐点近くまで来ると,東の竜王山の岩壁が一望できます。あんなところを登る人がいるんかなぁなどと話していると,近くにいたハイカーが「藤本さんのHPだと,フリークライミング4級だと登れるそうですよ」と教えてくれました。「ああ,そうですかぁ」と答えるものの,そもそも「フリークライミング4級」というのがどういうものか,私めにはまったく想像できません。そろばんや書道の4級ではダメなんでしょうねえ。

  
竜王山の岩場
竜王山の岩場

トラバースルートはスリル満点

竜王山と鷲ノ巣山との分岐点(D)を左へ。急な下りを下ると,あたりは木々に囲まれた日陰の道で,涼しい!今まで太陽に照らされっぱなしだったので,この日陰がありがたい。 「ミステリーホール  足元注意」 なるものもあります。 「↑鷲の巣 ここはキレット!!ファイト一発 登りかえし!!」 六甲縦走の天狗坂を思い起こさせる上りを登りきると,274のピークです。ここも,鵜飼谷北稜ルートとの分岐点となっています。少し先に行くと,右手に巻き道があります。ハードなコースということですが,案内プレートもあるぐらいですから,大丈夫でしょう。行ってみましょう。

ハードと書かれていただけのことはあって,急斜面につけられた極細山道です。右手はガケ。所々に岩場もあります。でも,それだけに展望もよく,遠くにはエメラルドグリーンの宗堂池がきれいです。このルートは,大屏風トラバースルートにつながっているようですが,遠回りになるので,尾根に登ることにします。登りきった尾根にはロープが張られ,進入禁止とか。ということは,進入禁止個所から登ってきたことになります。ちょっとヤバかった?でも,スリルがあって,おもしろかったよ〜ん。

  
スリル満点のトラバースルート トラバースルートから見る宗堂池
スリル満点のトラバースルート
トラバースルートから見る宗堂池

再び,尾根道に出ると,鷲ノ巣岩と神ノ上山との分岐点まで,少し長めの上りです。でも,それほど急ではないので,ぶらぶら登りです。登り切ったあたりが迷いピークへの分岐点です。コースが不明瞭だからでしょうか,ロープでしっかりと通行止めがなされています。この分岐点からは,山道は山腹を巻くようについています。途中には,このコースでは珍しく,水の出ている個所があります。

ロッククライマーに遭遇

少し水平道を進むと,鷲ノ巣岩と神ノ上山との分岐点です。まずは,鷲ノ巣岩を見学しましょう。歩くこと5分ほどで岩場上部(E)に出ます。見ると,何人かの人が岩登りで上がってきたところです。肩にロープを巻つけ,ロッククライマーそのものです。早速,見物に行きましょう。岩場の先端に行くと,今度は眼下に岩登り真っ最中のグループを発見。このあたりは,岩登りのメッカなんでしょう。

  
鷲ノ巣岩にて 新緑に混じってツツジがちらほら
鷲ノ巣岩にて
新緑に混じってツツジがちらほら縦走路から見る三角ピークの穂高山

時計を見ると,ランチタイムなので,この岩場でランチにすることにします。夏を思わせる太陽光線の直撃を受けるものの,展望がいいのでOKです。今日は,いつものこうどんではなく,ざるそばです。ランチは一足早く,衣替えです。もう,これ以上,熱いものは食べたくありません。定番のコーヒーをする気にならず。それよりも,かき氷が欲し〜い!

しっかり水分とエネルギーを補給し,縦走の再開です。いったん,先ほどの分岐点に戻り,神ノ上山を目指します。とはいえ,このコースもほとんどアップダウンがなく,楽チンです。このあたりはMTBでも走れそうです。でも,ここまでMTBを持って上がるのが大変。5分ほどで神ノ山山頂(F)へ。270度の展望があり,何本かの松があるので,適当に日陰ができていて,涼しい。ここでランチタイムというのもよかったかもしれません。この山頂には三角点(二等三角点 点名日笠下 370.3)があり,登山記念のノートもあります。南の木立の中には,金網に囲まれたナゾの建物もあります。平らな広い山頂は,多くのハイカーの憩いの場となっているのでしょう。

  
神ノ上山山頂
神ノ上山山頂

急斜面のミチオルート

神ノ上山山頂から木立に囲まれた尾根道を西へ。このあたりでは珍しい植林が出てきます。薄暗く陰気な植林ですが,ひんやりとした冷気が心地いい。迷いピークの分岐点を過ぎ,ザイテングラードとの分岐点を過ぎると,剣峰はすぐ上です。岩場のピーク(G)で展望もよい。そして,再び,ザイテングラードとの分岐点に戻り,ザイテングラードを目指します。ところで,「ザイテングラード」って何のこと?「側岩稜」とありますが,それも?です。しかも,HPでは「斜度30度の好アルペンルート」とあります。この言葉に魅かれてしまいます。それに,才の峠まで北上すると帰りが大変です。ここは,ザイテングラードを経由で,近道をしましょう。

早速,岩場の出現です。斜度はさほど急ではなく,展望を楽しみながら,スラコラサッサ。下るにつれて斜度は増し,岩場と木立の中の急な下りが交互に出現します。乾いた岩場はグリップがいいので,木立の中の急な下りが大変です。土の上に砂や小石がのっているので,滑ること,滑ること。ズリズリの下り道です。それでも途中には,トラバースルートがあったり,クサリ場があったりで,楽しいコースです。ただ,このルートを逆に,登るとなると,こりゃあ大変でしょう。立ち木をつかみながら,岩場では手足四輪駆動で,登らなきゃあならないでしょう。下りに使って,正解? 「和気アルプス 30°急坂!!とりつき点  ザンテングラード(側岩稜)  ミチオルート」

  
ミチオルート その1 ミチオルート その2
ミチオルート その1
ミチオルート その2

深い谷への一気の下りを下りきる(H)と,小さな沢に出ます。水は飲めるそうですが,地表を流れてくる水だけにチョット…。しかも,水量が少ない。顔も洗えません。沢を横切り,山腹を巻くように進むと,谷道に出ます。このあたりは,傾斜がゆるやかですが,人はあまり通らないようです。クモの巣に気をつけながら,どんどん下ります。右手に砂防ダムが見えると,山道は林道になります。その林道をさらに下ると,墓地が現れ,左手の林の中には害獣捕獲用の鉄のおりがあります。今は使われていないようで,入口はしっかり閉じられています。そして,人家が見え,集落へ。集落からは車道をぶらぶら歩き,車(P)まで。

今日の和気アルプスは,予想以上に見どころが多く,短いながらも楽しい山歩きとなりました。しかも,さほどアップダウンはなく,ハイキングという言葉がピッタリ当てはまりそうなコースです。でも,こんなにお手軽そうに思える和気アルプスでも,コースのとり方によって,ロッククライミングができたりします。小さいながらも変化に富み,山登りのすべてのエッセンスが楽しめるコースでした。こんなにすばらしいコースを管理されている藤本さんに感謝感謝です。地形図を見なくても,藤本さんのHPのコース地図だけでも十分でした。

 

登山口9:45  ゴンゲン岩9:50  和気富士10:10  観音山10:40  落雷火事現場10:50  穂高山11:10  鷲ノ巣岩12:25〜13:10  神ノ上山13:25  剣峰13:40  ザイデングラード下降点14:10  


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