MTBで古道を辿る 八ヶ峰(2004.8.8)


  
P・@〜G
P・@〜G

暑い!暑い!暑い!

7月に続いて8月も,ここ若狭のお山でMTB遊びです。今回は,S田さん推薦の八ヶ峰です。五波峠から八ヶ峰に登り,北尾根を下って堂本に降り立つ計画です。歩きだとこのコースを周回するというのは大変ですが,MTBでは問題ないでしょう。

2時間半のドライブのあげく,ようやく名田庄村へ。幹線道路脇の除雪基地?のある駐車場(P)へ。周回コースの起点の石碑コース登山口付近で車をとめてもいいのですが,ここにはトイレもあるので,下山してから水が使えそうです。それに,MTBで走るのでさほど時間は変わらないでしょう。

10時過ぎに駐車場を出発。車道をチンタラ走りますが,もうすでに頭上には真夏の太陽。焼けたアスファルトの照り返しもあって,すぐに汗だくに。山に囲まれた高原の名田庄村ですが,昼間はやはり暑い!

堂本の集落を過ぎ,まずは石碑コースの登山口(@)へ。ここには,道標があります。このコースを歩く人って,多いのでしょうか?歩きだと,かなりのロングコースでしょう。登山口を過ぎると,道は新しくなり,眼下に大きな砂防ダム?があります。あの近くに巡視路コースの登り口があるのでしょう。

その後も道は広くなったり,きれいになったり,あるいは昔のままだったりしながら,八ヶ峰家族旅行村に近づきます。手前には,「子どもの飛び出し注意」のプレートもあります。そして,ようやく家族旅行村(A)に到着。アウトドアを楽しむ家族連れでにぎわっています。川では,子どもたちが水遊びに興じています。涼しそうで,ちょっとうらやましい。

染ヶ谷林道を登る

家族旅行村を過ぎ,染ヶ谷林道の標示があるあたりから勾配が急になってきます。それまでも汗だくになっていた身体は,さらにヒートアップ。真夏の太陽光線とアスファルトの照り返しを身体いっぱいに受けながら,林道を登ります。

ここで問題が発生。腰とお尻が痛い。???…!!!なるほど,MTBで山に行くことは多くても,こんなにMTBに乗ることはあまりありません。それで腰とお尻が痛いのかも。林道が大きく右に曲がるあたりでちょっと休憩。腰をのばして,お尻をサドルから離します。やれやれです。ここで,サドルをロードレーサーなみにもっと高くしてみます。これで少しはマシになるかも。

再び,MTBにまたがり,林道を登ります。すると,先ほどまでの痛みは消え,快調です。サドルの高さが合っていなかったようです。やっぱり,面倒がらずに,調整はしなきゃあいけませんねぇ。ずいぶん楽になった身体で,林道を登りますが,勾配自体も少しゆるやかになっているようです。気分をよくして,チンタラ走ります。しだいに高度が上がり,木立の間からは近くの山々が見えてきます。その山々の山肌に何本もつけられた林道が目立ちます。観光用の林道ではなく,作業道としてきちんと機能しているのでしょうが,ちょっと痛々しい。でも,この染ヶ谷林道だって,他の所から見れば同じように見えるんでしょうね。ちょっと複雑な心境。

ゆるやかに登る林道を快調に進みます。吹く風にも爽やかさを感じるほどです。道端では,突然のMTBの通過に驚いたトカゲが,大急ぎで草むらに隠れています。それにしても,この林道はトカゲが多い。ふと,トカゲの頭を思い出し,あれって古代の恐竜に似てるよなぁ。しかも,おなじ爬虫類だし。ということは,トカゲは生きている化石?

稜線がすぐ近くに見えるようになり,見覚えのある景色が広がってきます。3週間前にキャンプをした五波峠(B)です。その峠に,なにやらたくさんの人と自転車,そして2台の車。あの集団も八ヶ峰に登るんかなぁと思いながら近づくと,ロードレーサーに乗った子ども7〜8人と引率役の大人が数人。サポートの車には,女性も。ちょうどこれから五波峠から美山町側に下るところです。「ブラインドコーナーが多いから気をつけ」なんて声も聞こえてきます。ということは,あの子どもたちは五波峠まで登ってきたんでしょうねぇ。すんごい子どもたちですねぇ。こちらは,暑さとしんどさでヘロヘロだっちゅうのに。

  
ロードレーサーでいっぱいの五波峠 県境尾根から見る八ヶ峰山頂
ロードレーサーでいっぱいの五波峠
県境尾根から見る八ヶ峰山頂

稜線は乗ったり,押したり,担いだり

峠からは,登山道の標識に従い,山道へ入ります。しばらくの間は,右下に林道を見ながらの上りです。所々で,MTBに乗れますが,十mも乗れません。押しと担ぎで,一つ目のピークに登りかけた時,木立の間から八ヶ峰の山頂がはっきりと見えています。見ただけだと,八ヶ峰まではけっこうなアップダウンがありそうです。稜線も乗り乗りだなんて,ホンマかいなぁ。

一つ目のピークから,待望の下りです。とはいうものの,道には丸太の階段が続いています。ありゃ〜,何でこんなところに階段やネン!でも,MTBから降りるのもシャクなので乗って下ります。ガタガタ,ズリッズリッ。丸太にひっかかって前転しそうです。

下りきると,再び,登り返しです。このあたりになると,薄暗い植林から緑のきれいな林になります。頭上を見上げると,日の光を通してくる葉の緑がきれいです。新緑の頃なら,もっと葉の緑が鮮やかできれいでしょうねぇ。気分をよくして,二つ目のピークからの下りです。ここも丸太の階段です。なんで〜?もう〜!と思ってもどうにもならないので,MTBで下ります。ここも,ガタガタ,ズリッズリッ。

  
緑のトンネルを下るドォ〜! 旅行村コース分岐点
緑のトンネルを下るドォ〜!
旅行村コース分岐点

それ以後は,丸太の階段を下ることはなく,順調にアップダウンを繰り返します。もちろん,下りはMTBで極楽です。ただし,登りは…。そして,目の前に,広場のような鞍部(C)が出現。道のかたわらには道標「五波峠2.3km  八ヶ峰0.8km  旅行村2k」 があります。見ると,旅行村コースの分岐点です。あたりは,緑の鮮やかなブナの林です。広々感といい,ブナの緑といい,いい所です。

分岐点鞍部からは,朽ちた丸太階段を上ります。八ヶ峰手前のピークです。そして,最後の登りにさしかかると,路面には枯れたササが一面に広がっています。そのササの葉で滑ること,滑ること。要注意です。でも,これらのササが枯れていなかったら,もっと歩きにくかったことでしょう。やれやれ。

広々山頂,八ヶ峰

滑るササに注意しながら登りきると,八ヶ峰山頂(D)です。草地の広い山頂の中心には,三角点(二等三角点 点名八ヶ峰 800.1)と木柱が立っています。まわりは,大きくなった松の木で視界がさえぎられているところがありますが,それでもほぼ360度の展望です。南には丹波高地の山々,北には日本海が…見えません。3週間前に登った頭巾山らしいピークがチラリ,青葉山の2コブピークもかすか。白山も見えるそうですが,今日は何が何だか。山城,近江,越前,加賀,能登,丹後,丹波,若狭の八カ国が見渡せるので八ヶ峰の名が付いたといわれますが,やっぱり,暑い時期はモヤっているので遠望がきかないようです。かなり残念。

先客の十数人のグループは,別の所で昼食をとるようで,知井坂方向に下っていきました。あとには,4人のグループだけです。これなら落ち着いてランチタイムができそうです。松の木の木陰に座り,コンビニ弁当を食します。爽やかな風に吹かれながらのランチは,おいしい。しかも,これからのダウンヒルへの期待にワクワク。

この日も,暑さのために食後定番であるコーヒーは飲む気にならず。スポドリを大量に飲み,水分補給につとめます。ダウンヒルの準備を終え,山頂からの下りです。まずは…,いきなりの丸太階段!ガタガタ,ズリッズリッ。とても極楽とはいえませんが,それなりにスリルがあっておもしろい。

  
八ヶ峰山頂 知井坂
八ヶ峰山頂
知井坂

林道の知井坂

丸太階段をクリアし,快調に下ります。と,突然,視界が開けると,高圧線鉄塔ポイントです。鉄塔の下からこれから進む予定の鉄塔のならびを見ると,尾根の先は遥か彼方です。その鉄塔を少し過ぎたあたりに,道標が。堂本へ下るプチショートカットコースのようです。知井坂に行ってみたいので,ここはパス。さらに尾根を下ります。右手に下りきると,何と!そこは林道!車の轍もある立派な林道です。昔の峠道を想像していたのですが,何ともまぁ。

知井坂へ行くには,この林道を左手に登ります。ゆるやかに登りきったあたり(E)に,先ほどの団体がにぎやかにランチタイムの真っ最中。昔も,このようにたくさんの人たちがこの峠で昼食をとっていたのでしょう。峠の風景の現代版といったところです。峠の役割も時代によって変わっていくもののようです。ちなみに,この知井坂の名前の由来は,「昔は,この峠越えが厳しかったので,苦しさのあまり血涙を流したので血坂といったので知井坂になったと伝えられる。また,峠で戦があったことから血坂と呼ばれるとも伝えられている。(『大阪周辺の山200』より)」ということです。

知井坂をあとに,林道を下ります。この林道は,関電の巡視路になっているようで,倒木なんてまったくなし。MTBで快調に下れます。ところが,あまりの快調さに,有名な?手水鉢を見逃してしまいました。かなり残念。かといって引き返す気にもならず,まぁいっかぁ。

林道はゆるやかに下っていますが,路面に敷いた砂利でMTBが滑りそうなので,あまりスピードは出せません。ここで派手にこけると「血坂」になってしまいます。そうなると,「昔,この峠をMTBで走っていたバカ者が,あまりの快適さに調子に乗りすぎて大転倒。血だらけになったのでこの峠を血坂という」なんてことになったりして。虎は死して皮を残す,人は死して恥を残し,保険金を残す。そして,マツケンはサンバを残す。嗚呼,無情。チ〜ン,合掌〜。

  
知井坂からの林道を下る 森林リクレーションゾーン
知井坂からの林道を下る
森林リクレーションゾーン

林道から山道へ

2ヶ所鉄塔以外はほとんど展望のない林道を下ると,薄暗い広場に出ます。森林リクレーションゾーンです。「リクレーションゾーン」とはいうものの,道の向こうに骨組みだけの小屋?が建っているだけ。しかも,燃え跡のようで不気味。案内板を見ると,ここから八ヶ峰への直登コースがあるようです。ただし,HPの記録を調べても,このコースを利用した記録はなし。それでも,MTBで下ることを考えれば,林道をチンタラ下るよりも,このシングルトラックの直登コースを下る方がスリルがあっておもしろかったかも。ただし,倒木などがなければという条件付ですが。

リクレーションゾーンにちょっとガッカリしながら,再び,林道を下ります。左手に573ピークを巻き,ほどなく,小松谷からの林道との合流点(F)へ。尾根は林道を横切り直進です。「火の用心」と「登山道」の道標に従い,林道から山道へ。 昔の峠道らしく,えぐれた山道がボブスレーコースのようです。薄暗く枯葉に埋もれた峠道は,MTBで下るのはおもしろい。でも,脇には同じようにえぐれた山道?があります。何だんねん?!

左手に鉄塔がありますが,展望はほとんどなし。ガッカリしながら,峠道ダウンヒルの再開です。九十九折の峠道は,後輪ドリフトで気持ちよく下ります。ヤッパ,MTBだねぇ。突然のMTBの登場に驚いたシカが,慌てて斜面を駆け上がっていきます。二つ目の鉄塔からは,染ヶ谷をまたぐ高圧線が延々と続いて見えます。

  
巡視路を下る 巡視路分岐点付近
巡視路を下る
巡視路分岐点付近

巡視路から峠道へ

あいかわらず,薄暗い林の中のボブスレーコースを快適ダウンヒル。やがて,ゆるやかな鞍部になると,そこは巡視路と登山道との分岐点(G)です。「火の用心bT55 bT54」と「登山道」のプレートがたっています。ここから,巡視路を離れ,登山道,つまり昔の峠道です。S田さんによると,巡視路は激下りでMTBには乗れなかったとか。やっぱり,峠道で下りましょう。ただ,巡視路ではないので,倒木や枯れ枝で道がふさがっているかもしれません。ちょっと心配。

  
巡視路分岐点 石碑コース登山口
巡視路分岐点
石碑コース登山口

山道は,道標があるように,ハッキリとしています。所々で倒木があったりしますが,それを迂回するスペースもあるのでNoproblemです。ただ,ここまで標高が下がってくるとクモの巣が多くなってきます。しかも,強烈な糸の巣です。ベリッ!ベリッ!と,ヘルメットといわず,腕といわず,顔といわず,クモの巣がへばりついてきます。ウ〜ン,これは予想外だったなぁ。とはいえ,クモの巣除去装置を作るのもめんどうなので,そのまま行っちゃえ!

右や左に見える谷が近くに見えると,峠道ダウンヒルの終点は間近です。最後の最後まで九十九折の峠道は,最後のスイッチバックを過ぎると,ゆるやかに登山口(@)へ下り立ちます。3時間半ほどの山遊びでした。そのうち,八ヶ峰からの下りだけで1時間。ペダルの上に立ちっぱなしだったので,足の裏が痛くなるほどでした。こんなうれしさは,氷ノ山以来です。乗車率80%の八ヶ峰って,すごくない?

赤煉瓦サマージャズin舞鶴2004

しかも,この日は八ヶ峰だけでは終わりません。夜は,舞鶴で「赤煉瓦JAZZ」があるのです。赤煉瓦倉庫街に設けられた特設ステージで,星空の下,JAZZの心地よいリズムに酔いしれると,昼間の疲れも吹っ飛びます。それにしても,松永貴志の若さはじけるピアノはいいですねぇ。やっぱり,彼って,天才?帰りは,空いた夜の道を快調に走り,2時間ほどで帰宅。舞鶴って,けっこう近いかも。

  
市政記念館 赤煉瓦サマージャズin舞鶴2004
市政記念館
赤煉瓦サマージャズin舞鶴2004

 

出発10:05  石碑登山口10:13  五波峠11:14  家族旅行村分岐点11:59  八ヶ峰山頂12:22〜40  知井坂峠12:52  森林リクレーションゾーン13:15  林道分岐点13:19  巡視路分岐点13:35  下山13:50


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