あいかわらず 学習能力が… 赤十字山(2005.12.3)


  
P・@〜E
P・@〜E

赤十字山ってどうよ?

近年に珍しく,12月初めから冬型の気圧配置が続いています。県内でも,北部の山では積雪があったとか。となると,もう北部の山には行けません。今日の天気予報でも,北部は雨模様だとか。その天気の境目はというと,今までの経験から予想すると,山崎・生野・西脇あたりでしょう。

朝,メールを見ると,同行のS田さんが強烈なゲリピーとのこと。これでは,長い距離を走ることはできそうにありません。無理をすると…。またもや,あの悪夢が思い出されます。相生の山を周回するプランもあったのですが,担ぎが強烈なうえに距離も長いので,今回は見送り。S田さんが提案した赤十字山に行くことにします。「乗り乗り」だと言うし。

車を赤十字山の登り口付近(P)にとめます。ところが,ここが強烈に寒い。谷間で太陽が当たらないので気温が低い。そのうえに風が強い。さすがは冬型の気圧配置。これで北部に行ってたら凍え死んでしまっていたことでしょう。MTBの準備を終え,出発です。

激坂のヒルクライム

早速,S田さんが変わった人家を発見。石垣から家の半分がせり出したような造りです。いったい何のために,石垣からせり出す必要があったのかと思ってしまいます。せっかくですので,記念撮影。登り口に向かいます。登り口は,赤十字山山頂にあるアンテナの管理道です。害獣除けネットを過ぎ,コンクリートの管理道へ。路面には,横に細かな溝が付けられ,スリップ防止の役目をしているようです。でも,それもそのはずで,道路はかなりの急勾配で,溝がなければタイヤが空転してしまうかもしれないほどです。

急勾配の続く管理道をインナーローでよたよたと登ります。ペダルを踏み込むと前輪が浮き上がってしまうので,ハンドルを押えつけながらのヒルクライムが続きます。先ほどの寒さはどこへやら。身体はすっかりヒートアップ。少し汗ばむほどです。初冬の日の光を浴びながらのMTBはいいものです。

延々と続く急勾配に,ついにギブアップ。MTBは押しにかわります。谷間ではあれほど強かった風ですが,山の中ではまったくの無風。太陽が当たっているので,寒さもあまり感じません。う〜ん,山って不思議やねぇ。

赤十字山山頂は展望なし

S田さんとおしゃべりをしながら,管理道を登ります。そして,分岐点へ。直進すれば,広場に行くようですが,赤十字山の山頂は左手の道です。狭く急な管理道を登ると,右手にツーカーのアンテナが見えます。赤十字山の山頂は,その向こうのピークです。さらに管理道を登ると,今度はNHKのアンテナがあります。山頂の三角点はそのアンテナの奥?行ってみると,三角点はありません。地形図を見直すと,三角点は先ほどのツーカーのアンテナの向こうのピークです。

  
NHK中継放送所 赤十字山山頂
NHK中継放送所
赤十字山山頂

ツーカーのアンテナに戻り,ピークを目指します。階段もあり,登るには何の苦労もありません。そして三角点ピーク(@)へ。きれいな三角点(二等三角点 点名多賀 408.0)がありますが,展望はまったくなし。あるのは,マツタケ山のテリトリーを示すタフロープだけです。このタフロープには白旗山で痛い目にあっているので,要注意です。

さて,これから尾根を東に縦走するんだけどぉ…。見えているのは,マツタケ採りの際に利用されたであろう踏み跡だけ。しかも,すぐ下には倒木が何本も。いきなりこれかよ〜!これじゃあ,綾部の二の舞やん!なるほど,地形図ではなだらかな尾根が東に延びていますが,倒木があればMTBには乗れません。これって,過去に何回も,何十回も経験したことじゃないの!とはいえ,こんな状態って,ここだけかも。と,いつもの楽観的な?ポジテティブな?憶測で山頂からダウンヒル。

すぐに倒木で乗車不能。MTBを肩に倒木を越えます。正面のピークに登ると,すぐ足元に空き地が見えます。金網のフェンスで囲まれた四角の空き地は,旧電電公社がアンテナ建設用地として確保したもののようです。この空き地沿いに管理道に戻り,再び尾根に向かいます。入口には,何かの施設があり,フェンスの向こうには連絡用の電話まであります。

縦走路は倒木だらけ

尾根には踏み跡があるので,少し期待をして突入するものの…。目の前にあるのは倒木,倒木,倒木。今のところ,綾部の山よりさらに悲惨な状態です。だからといって,ここで退散するのもシャクです。こうなりゃあ,前進あるのみだぁ〜!と,いつものようにこれまでの学習成果はまったくかえりみられず。学習という言葉には,まったく無縁な二人であります。嗚呼,無情。

  
倒木だらけの縦走路 それでも乗れる所あり
倒木だらけの縦走路
それでも乗れる所あり

倒木だらけとはいうものの,場所によっては数m,数十mの空間があります。そこはもちろん,MTBでGO!GO!GO!なんとも,みみっちいライディングです。それでも,乗れるだけマシというもの。「あきらめません,乗るまでは!」「臥薪嘗胆!」「鬼畜米英!」「焼肉定食!」

尾根は明瞭で,踏み跡もわずかながらもあるので,倒木さえなければ乗り乗りです。しきりにS田さんは「この尾根道って,倒木さえなければ乗り乗りやのになぁ」とぼやいています。が,それって,綾部の山でも経験したことです。何度痛い目にあっても学習しませんなぁ。でも,学習能力がないからこそ,毎度毎度懲りずに山に来ているとも言えます。記憶力が乏しいからこそ,同じことをしても,毎回新鮮なのです。学習能力や記憶力って,人によっては無い方がいいのかもね。

なだらかな尾根をひたすら押しまくり。時々,強引にMTBに乗るものの,その距離数十m。しかも,尾根だというのに,展望はほとんどなし。でも,下界ほどの風はなく,時折,枯れ木を通して差し込む初冬の日が暖かい。下界より山の上の方が暖かいなんて,不思議な感じ。

日だまりランチ

ランチタイムになったので,ランチにしましょう。426ピーク手前の鞍部(A)で,日向ぼっこをしながらのランチです。正面には少し展望が開けていますが,谷をはさんだ向かいの山並みが見えているだけです。その山並みを見て,S田さん曰く。「あっちの尾根やったら乗り乗りやでぇ」不撓不屈というか,ポジティブというか,前向きというか,学習能力がないというか,さすがはS田さんです。

日だまりランチを終え,縦走の再開です。あいかわらず,MTBを押したり,担いだりです。と,MTBのタイヤからシューッという音がします。ありゃまぁ,パンクだぎゃ。と,早速,パンク修理。が,パンク箇所が見当たりません。???もしやすると,バルブがゆるんだだけ?空気を入れ,バルブをしっかりと締めるとノープロブレム。何だっちゃ!?パンクやないんかぁ。ホッとしたような,がっかりしたような。

  
日だまりでしばしの休息
日だまりでしばしの休息

待望の巡視路へ

気を取り直して,縦走の再々開です。町界尾根からは巡視路だろうという予想でしたが,その期待はハズレ。押しと担ぎの合わせ技が続きます。そして,ようやく,待望の高圧線鉄塔(播磨西線31)(B)へ。西の展望は開けていますが,大パノラマというわけではありません。展望よりも,気になるのこれからの巡視路の状態です。MTBに乗り,行ってみると,やはり,巡視路。よく整備され,乗り乗りです。こ,こ,これだギャ〜!待っていたのは!それまでのぼやきはすっかり忘れ,しばしの快感に酔いしれる。これだからMTBはやめられねぇ。奇声を発してGO!GO!GO!

2本目の鉄塔からは,一気に展望が開け,北には雪化粧をした駒ノ尾山から後山への連山が見えます。その手前には3ピークの日名倉山。西には岡山の山も見えているようです。これまでの疲れが一気に吹っ飛ぶ…わけはありませんが,これまでがこれまでだっただけに,この展望は感動ものです。

  
雪化粧の後山連山
雪化粧の後山連山

心ゆくまで展望を楽しんだあとは,再び,巡視路へ。しかし,人生と同じで,楽しい時はすぐに過ぎ去り,巡視路にも倒木が目立ち始めます。ウ〜ン,これでは先が思いやられるなぁ。S田さんの計画では,東にある車道まで尾根を縦走することになっているようですが,この様子では,巡視路が尾根から外れれば,またもや倒木のために押しと担ぎの連続技になることは明らかです。ここは,南に尾根を下って,大下がりの集落を下山地点とする方が賢明です。とはいえ,すぐ先に鉄塔があるのでちょっと寄り道をしましょう。

鉄塔(D)は尾根にあり,これまた展望ポイントです。先ほど見えた後山連山の他に,三室山や那岐山なども見えています。尾根の先にある木々のために180度の展望とはいきませんが,それでもワンダフルです。せっかくこれだけの展望があるというのに…。道さえ良ければなぁ。

南尾根をダウンヒル

436ピークの南尾根(C)に戻り,ダウンヒルの開始です。出だしは極上の尾根道でしたが,すぐに倒木だらけ。ちょっとがっかり。それでも,倒木を越えると,少しは乗れます。縦走尾根と大違い。GO!GO!GO!尾根は東に向いたり,南に向いたり,西に向いたり,そしてある時は分岐していたりと,ルート選択が難しい。実際,これまでにも何度となく下りで尾根を間違い,かなり痛い目にあったことがあるので,これだけはきちんと学習しています。

時おり,地形図で方向を確認しながらも,MTBで強引に下ります。この尾根は,町界尾根でもないので,あまり期待をしていなかったのですが,意外にも乗れるのでご機嫌です。結局,この尾根だけの乗車率なら80%はあったかも。やっぱり,行ってみなきゃあわからんねぇ。と,思う気持ちが学習能力を奪うのでしょう。さてさて,どうしたものか。

  
落ち葉のダウンヒル その1 落ち葉のダウンヒル その2
落ち葉のダウンヒル その1
落ち葉のダウンヒル その2

気持ちよく下り,やがて人家の屋根が見え始めると,ダウンヒルはフィナーレをむかえます。フィニッシュは墓地(E)です。墓地からは集落に下る道がありますが,念のために尾根の先端まで行くと,踏み跡がなくなっています。はやり,先ほどの道で集落に下るのがいいようです。

最後のダウンヒルを楽しみ,集落へ。集落には空き家が目立ち,朽ちかけた人家もあります。中をのぞくと,何やら墨で書いた紙を障子紙として貼っています。これって,時代劇で見たような光景です。まるで,江戸時代にタイムスリップしたようです。あとは車をとめた地点に帰るだけですが,道すがら,今日の悪戦苦闘に懲りることなく,「あっちの尾根は乗れるかなぁ」「巡視路はどこや?」「あそこの尾根は鉄塔からかなり離れてるなぁ」などとおしゃべり。やはり,学習能力はありませんでしたとさ。

 

出発10:00  NHK中継所10:50  赤十字山山頂10:55  縦走路入口11:15  ランチタイム11:55〜12:30  鉄塔(播磨西線31)13:20  鉄塔(播磨西線32)13:30  鉄塔(播磨西線33)13:50 下山14:50


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