展望岩場満載コース 尾切りから神元神社へ (2006.1.28)


  
P・@〜D
P・@〜D

尾切り再訪!

3週間ぶりに山歩きです。今回は,S田さんの提案で,尾切り再訪です。前回,登れなかった尾切りの西峰にも登りたいとか。でも,西峰だって,山頂付近はかなりの岩場だったような気がします。いったい,あんな岩壁をどうやって登るつもりなのでしょう。とはいえ,近くに行ってみると,案外簡単な岩場だったりして。

今日は寒波が緩み,暖かくなるという天気予報です。だからでしょうか,モヤがひどくて遠くの景色が白くかすんでいます。これでは,せっかく展望のきく岩場に立っても,大パノラマが楽しめそうにありません。ちょっと残念。でも,暖かくなるというから,まぁいいかぁ。

車を明神湖の東岸(P)にとめ,準備をします。今回は,2人とも珍しく忘れ物なし。無事,準備完了。下から見上げる尾切りは,山頂付近が切り立った岩壁になっています。さて,あの岩壁をどうやって登ればいいのでしょう。岩登りの経験なんて,まったくない我々には,かなり手強そう。しかも,ザイルすらも持っていません。もちろん,ハーケンもなし。岩壁まで行って登れなきゃあ,引き返すとするかぁ。

前回同様,谷から少し上がった山道を進みます。すぐに左手に現れた谷を見ると,雑木の間から尾切りの西峰が少し見えます。ということは,この谷を登れば山頂直下に行けそうです。幸い、雑木林は歩くには十分な空間があります。少し急ですが,右手の尾根に登れば,大丈夫でしょう。木立につかまりながら,尾根に向かいます。ところどころで,踏み跡が現れますが,それは人間のものではなく,獣のものでしょう。それでも,歩きやすいので利用させていただきましょう。

木立につかまりながら,徐々に高度を上げます。急斜面の登りなので,身体は早速汗ばんできます。車をとめた地点のあの寒さは何だったのでしょう。曇るメガネをふきながら,立ち木につかまりながら,ときにはズリッと足を滑らせながら登ります。立ち木があると歩きにはジャマになるときがありますが,立ち木がなければ,つかまるものがないので不安定です。ふだんはジャマものの柴もこんなときには重宝します。

  
尾切り西峰への急登 山頂直下の岩場
尾切り西峰への急登
山頂直下の岩場

プチ岩登り

やがて,予想通り,岩壁の直下へ。ここがふもとから見た山頂直下の岩壁なのでしょう。垂直に切り立った岩壁は,とても登れるものではありません。たとえ,ロープが下がっていても,20m近くもあろうかという垂直の岩壁なんて,登れるものではありません。さて,どうする?…見ると,左手に登れそうな尾根があります。ただ,その手前に切れ落ちた岩場があるので,ちょっとムリかなぁ。でも,見てきましょう。と,行ってみると,遠くから見るほどのことはなく,少し気をつければ,問題なくクリアできそうです。しかも,たとえ,足を滑らせても,それほどの勾配はないので,下の木で止まるでしょう。行ってみましょう。

慎重に足元と背中のリュックに気をつけながら,岩場をクリア。その向こうには,登れそうな岩場が山頂に延びています。あたりには,コーヒーの缶が転がっています。我々以外にも,この尾切りの岩場が気になって登ってきた人がいたようです。しかも,缶コーヒーを飲みながら。

S田さんが到着し,山頂に向かって岩場を登ります。垂直というわけではないので,ホールドできれば,大丈夫。それほど高さはないのですが,転落すると痛い!というより,命が危ない!かも。しっかりした岩を選びながら,慎重に3点支持でズリズリ。振り返ると,明神湖が小さく見えています。その向こうには,山崎町と安富町の境界の山々が見えます。スリル満点です。「危ない!」「怖い!」「滑るっ!」「ギャハッハッハ!」「岩が取れた!」「どやさっ!」「ギャッハッハッハ!」「あともう少し…」静かな山間に,我々の悲鳴とも歓声ともわからない声だけが響いています。

  
尾切り西峰へ 尾切り西峰から東峰を見る
尾切り西峰へ
尾切り西峰から東峰を見る

尾切り西峰も大パノラマ!

やがて,山頂の西端へ。尾切りを東峰と西峰に分けるキレットは,もう少し東です。長細い尾根は,両側が切れ落ちています。南は岩壁,北は超急斜面。どちらにしても,下ることはできません。少し歩いて,山頂の東端(@)へ。向こうの東峰とこちらの西峰の間には,高度差20mほどのキレットがあります。このキレットさえクリアできれば,東峰はすぐそこですが,我々素人にはとても下ることも登ることもできません。

もう2度と来ることがないであろう山頂からの展望をこころゆくまで楽しみ,下りにとりかかります。登ってきた時と同じコースをたどり,山頂直下の岩壁に戻ります。そこから,尾切りの下を横切り,以前登った谷から稜線へ,そして東峰へと向かいましょう。と,口では簡単に言えますが,まずは,あの岩場です。ズリズリと登った岩場を今度は下るのです。登るのは簡単ですが、下りは難しい。足元が見えにくいし,前向きに下りるのは危ない。しかたなく,後ろ向きになって,岩にしがみつきながら,またもやズリズリ。なんとも,情けない体たらくです。

ようやく,岩場をクリアし,岩壁の根元へ。尾根を少し下ったところに,東に踏み跡があったので,それを利用しましょう。またもや,獣道のお世話になるわけです。とはいえ,急斜面なので,獣のように軽々とはいけません。立ち木につかまりながら,リュックを枝に引っかけながら,敷き詰められた落ち葉で足を滑らせながら,どうにかこうにか前進です。もうこうなると,道なんてものを捜す気にもなりません。とりあえず,通れそうな空間を見つけGO!GO!GO!

運のいいことに,ヤブで行く手を阻まれることなく,見たことのある谷へ。前回,尾切り東峰に登るのに使った谷です。やれやれ,これで東峰に行けます。倒木があったりもしますが,それでも空間があるので,登るのには問題なし。岩を乗り越え,倒木をくぐり,尾根へ。ところが,前回はきれいな尾根道があった尾根ですが,今日は倒木が尾根を覆っています。尾根を少し西に行くと,最後は岩場をまくように登るのですが,ここにも大倒木。倒木を乗り越え,最後の短い急斜面を登ると,長細い岩場の尾切り東峰山頂です。この山頂からも展望がよく,西を見ると先ほどまでいた尾切り西峰の切り立った岩場が見えます。足元も切れ落ちた岩壁になっているので,スリルもあります。大展望とスリルの尾切り山頂です。

  
尾切り東峰から西峰を見る
尾切り東峰から西峰を見る

極細岩尾根へ

しばらくの間,展望を楽しんだり,写真を撮ったり,はたまた岩壁を恐る恐る覗き込んだり。でも,いつまでもこの山頂にいるわけにはいきません。S田さんは,すっかり満足したのか,あるいは岩場の上り下りで精力を使い果たしたのか,「もうこれで帰っても…」そりゃあ,いくらなんでもこんなところで帰るなんて…。そんなヤツはおらんやろ!?とりあえず,前回行けなかった岩尾根に行きましょうよ。時間的には明神山はムリでも,556から三角点ピーク経由で馬谷の神社までは行きたいものです。ということで,先を急ぎましょう。

尾根には倒木もなく,先ほどまでの急斜面&急岩場に比べると,極楽です。さほど急斜面もなく,一気にペースアップ。前回,写真撮影をした岩穴を過ぎ,尾根に復帰。それにしても,この山域は岩場が多い。しかもどの岩場も展望がいいからうれしいガヤ。岩穴の上部の岩場に立つと,尾切りの東峰が見えます。その向こうには,明神湖も見えています。

尾根道に復帰し,北の岩場に向かう尾根を捜しながら歩きます。556ピークの少し手前で左手に小さな尾根を発見。木立をかき分け近づくと,尾根には道があります。なんとまぁ,道があるんだ!おまけにうっすらと雪まで残っている!少し行くと,早速,馬の背状の岩場出現。でも,この岩場は,尾切りから見た岩場ではありません。それに,近すぎます。ということは,もっと先でしょう。細い尾根ですが,道は明瞭です。少し行き過ぎてしまいましたが,ひき返し,目的の尾根へ。この尾根からも極細岩尾根が派生しています。先端に立って写真撮影といきたいところですが,とてもじゃないがそこまで行けません。残念!

  
ランチポイントの馬の背岩場 派生する岩尾根
ランチポイントの馬の背岩場
派生する岩尾根

目的の馬の背状の岩場(A)は,冬の日が当たり,風もなく,ランチポイントに最適です。もっと先にも岩場はあるのですが,下山するわけではないので,行く必要はないでしょう。早速,お湯を沸かして,いただきま〜す。とはいえ,極細の岩尾根ですので,安定性が悪い。当然のごとく?S田さんはうどんの出し汁をこぼし,焼きうどん状態になっています。お湯と弁当に付いていたしょう油で出し汁を増量し,メデタシ,メデタシ。食後のコーヒーもおいしくいただき,満腹,満腹。ふもとに見える道路を走るドライバーたちには,まさかこんな山上で出し汁を巡ってのドラマがあったとは予想だにできないでしょう。

三角点ピークは展望岩場

食後は,再び,556ピークの尾根に復帰。ここから三角点ピークへは,山頂をまく方が楽です。歩きやすそうな地点を探し,適当に水平移動。意外なほど,簡単に三角点ピークへの尾根へ。尾根には道があり,これから先はこの道を歩くだけです。木立の間からは,縦走尾根から南に派生した岩尾根が見えます。この岩尾根でも前回,写真を撮りましたねぇ。それにしても,この山域は岩場岩尾根だらけです。明神山は有名ですが,このあたりの尾根もそれに負けないぐらいの魅力があります。低山,侮りがたし。

  
三角点ピーク 三角点ピークから尾切りを見る
三角点ピーク
三角点ピークから尾切りを見る

尾根道は,所々で不明瞭になるものの,しばらくするとまた現れます。尾根さえ外さなければ大丈夫です。そして,やがて,三角点ピーク(B)へ。三角点(点名馬谷 四等三角点)のすぐ脇の岩場からは,尾切りの東西峰が丸見えです。見事に切れ落ちたキレットもはっきりと見えます。あんな岩場の上に立ったなんて…。ちょっと感激。でも,転落の危険性を考えると,すごくバカらしい気も。でも,そのバカらしさが山の魅力の一つでもあるのでしょう。何の報酬もないのに,シンドイ思いをして山に登るのだって,バカらしいといえばバカらしいものね。それだけのエネルギーを使ってもっと仕事をしろよ!っちゅう話やね。

三角点ピークからは,あちこちに岩場があります。その一つに立つと,きれいな三角形の明神山の姿が一望できます。また,ある岩場は,何枚もの岩板にはがれたようになっています。侵食ではなく,縦に割れたようです。また,ある岩場では,プチキレットが見られ,岩がそそり立っています。こんなに楽しい尾根歩きは珍しいものです。ところが,S田さんは,ここでもショートカットを口にします。「この三角点からダムの事務所に向かって下ろう」でも,それではあっけなく終わっちゃいます。ここは,予定通り,馬谷の神社へGO!です。

  
556ピークと明神山
556ピークと明神山

渋るS田さんをあとに歩き出します。その後も岩場は出現し,その度に写真撮影。これだから,我々のペースは上がらないんだよね。尾根が広くなり,(C)植林になると,展望はまったくなし。歩きやすいことは確かですが,ちょっと物足りない。それでも,下りは尾根を間違いやすいので,地形図で方角をチェックしながら下ります。

  
倒木地帯 神元神社
倒木地帯
神元神社

大倒木地帯を過ぎ,小さなアップダウンを繰り返し,しだいに高度を下げます。木立の間からふもとが見え始めると,もう下山地点は間近です。そして,神社(D)へ。この神社は,神元神社というそうで,文化財にもなっている神社だそうな。その神社を出たところに石碑があります。

手造りの 松の枝こそ貴けれ 朝な夕なに 作る楽しみ  読人 千恵 85才

月と花途に 余生を送る  庄次 88才

今日も楽しい山行きになりました。特に,岩場がおもしろい!楽しい!眺めがいい!やっぱり,山は展望がいいか,MTBに乗れなきゃあねぇ。今回は,S田さんの提案でしたが,本人は歩き出すとすぐに日和ってしまうのが難点です。それじゃあ,机上登山だギャ。

  
明神湖から見る尾切り
明神湖から見る尾切り

 

出発9:30  尾切り西峰10:30  尾切り東峰11:20  ランチタイム12:10〜12:45  三角点ピーク13:40  神元神社14:55


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