展望良しMTB良し気候良し ヤッホの森から天下台山東尾根(2006.1.8)


  
P・@〜F
P・@〜F

またもや相生へ

年が明け,例年のことながら,今年もMTBを担いで山行きです。お正月の見晴らしの森では,岩場からの展望を楽しみましたが,今回はMTBを楽しもうというわけです。目的地は,予てから目をつけていた天下台山東尾根です。北に下るなだらかな尾根は,斜度だけ見ればMTB乗り乗りです。問題は,路面です。この付近の山は,露岩が多いので,さてMTBには乗れるでしょうか?といったところです。ただ,東尾根だけでは距離が短いし,見所も少ない。そこで,東尾根の東にあるヤッホの森を通り,黒屎池から新しくできたルートで東尾根に登ろうというもの。これだと下山後も出発地点に戻るにもそれほど距離はありません。しかも,ヤッホの森はMTBで乗り乗りだし。西尾根もそこそこの乗車率だったので,東尾根もそれほど低くはないでしょう。今日のルートは★三つやねぇ。

ヤッホの森の駐車場(P)に車をとめ,MTBの準備です。と,ここで忘れ物発覚!ウインドブレーカーを忘れてきました。しかたがないので,フリースのセーターのままで行くことにします。それにしても,先日のS田さんのデジカメといい,今日のウインドブレーカーといい,2人とも認知症が順調に進行しているようです。やれやれ…。

展望の黍田富士へ

神部小学校の脇を通り,ヤッホの森へ。ここには4年前にも来たことがあります。その時は,ヤッホの森を探索し,黒屎池手前の峠から林道で帰りました。2時間ほどの山行きでしたが,MTBの乗車率が高く,満足,満足でした。今回も,ヤッホの森は,同じルートで行くことにします。

まずは,黍田富士です。山頂の展望台がふもとからもよく見え,山容も富士山のように三角形に見えるところから黍田富士とついたのでしょう。ですが,標高は166m。ミニミニ富士山です。ですが,山頂からの展望はよく,なぜかつりがねもあります。元旦には,初日の出を見るためにたくさんの人がこの黍田富士に登ってきたのでしょう。

ヤッホの森は,はじめこそMTBで登れますが,しだいに傾斜がきつくなり,MTBは押しになります。歩きではまったく問題のない遊歩道ですが,MTBで登るのはシンドイ!日影になった谷は気温が低いはずですが,身体は早くもポッカポカ。曇るメガネをふきながら,鞍部へ。この鞍部からは東にも下ることができるようで,標識もあります。右へ行くと,亀岩方面です。黍田富士は左手の急斜面を登らなければなりません。この斜面を見ただけで,S田さんはMTBを置いて行こうと言います。標高が低いので,MTBを担いでもそれほど時間はかかりません。担ぐドォ〜!

丸太階段の遊歩道は急斜面にジグザグについているので,下から見るほどしんどくはありません。そして,黍田富士山頂(@)へ。山頂には,「しあわせの鐘」や展望台,テーブルもあります。まずは,今年の幸せを願って鐘を鳴らしましょう。カラン,カラン…。幸せ薄いS田さんは,「こんな鐘で幸せになれるんかッ!」と言って,鐘を鳴らそうとしません。もったいない。そんなことやから,いつまでたっても幸せになれないんだよ。「信じるものこそ,だまされる」って言うでしょ。だまされるからこそ,幸せになれるのです。

山頂からは,西〜北〜東の200度の大パノラマです。今日は空気が澄んでいるので,遠望がききます。的場山や笹山の向こうには,白く雪をかぶった奥播磨の山々が。東には,京見山から姫路の臨海工業地帯が見えます。眼下には,ふもとの集落と田畑が箱庭のように見えています。何箇所かの田んぼでは,とんどの竹組みをしています。そこに集まっている人はアリのようです。200mに満たない低山といえども,これだけの展望があるというのは素晴らしい!さすが,「…富士」と名が付くだけのことはあります。

  
黍田富士からの展望 石室にて
黍田富士からの展望
石室にて

古墳,古墳,古墳…

山頂からの展望を楽しんだあとは,MTBでダウンヒルです。ジグザグの遊歩道をショートカットするようにできた道を下ります。岩だらけの道なので,MTBに乗るのは大変です。慎重にコース取りをしないと,転倒必至です。しかも,岩場なので,ダメージは大きいでしょう。ここは無理をせず,ゆるりと参ろう。

それでも下りはほとんど乗れるので,満足,満足。早くもS田さんは,嬉しそうです。でも,こんなことで喜んでいてはいけません。まだまだ乗れまっせ。ということで,まずは,亀岩を目指します。鞍部からは担ぎとなり,再び,身体はヒートアップ。曇るメガネをふきながら,丸太階段を上ります。振り返ると,端正な姿の黍田富士が見え,ジグザグの遊歩道もはっきりと見えます。

一汗かくと,201ピークの西の小ピークです。ここから少しだけ乗れます。担ぎから開放されたということもあり,数十m乗っただけでも嬉しいものです。と,振り返ると,S田さんが転倒!聞けば,道の脇の切り株につまづいたとか。やはり,油断大敵,戸締り用心火の用心,一日一膳?ですね。

石室もあります

鞍部から上り返して,201ピークです。ここには,山津屋1号墳があります。この山頂付近には古墳がたくさんあり,さながら古代の墓地状態です。ただ,そのほとんどが石室までは残っておらず,12号墳のように石室が完全な形に残っているのは稀です。201ピークからはなだらかな遊歩道が延び,その両側には古墳が続きます。古墳といっても,石室が埋もれてしまっているので,土の小山といった感じです。そのなかを,S田さんは目敏く,石室(A)を見つけます。古墳大好きのS田さんは,早速,石室に入ってご機嫌です。もちろん,記念撮影も。でも考えると,古墳って,墓なんですよね。人の墓に勝手に入って,そのうえ写真を撮るなんて,不埒千万です。

ここの大きな盛り上がりは「横穴式石室をもつ古墳」で,昔の人の墓です。6世紀(今から1000年以上前)に作られたものと考えられ,ここに埋葬されたのは河内地区の人あるいは家族だったのでしょう。
このお墓はまるで土が盛り上がったように見えますが,石を積んでできた石室で,この中は空洞になっています。歩道の側から見えるのはお墓の後ろ側です。
また,このように小高い場所にお墓を作ったのは,死後も自分の住んでいた地区を見守り,また子孫たちの活躍を見れるようにといった気持ちから作られたのでしょうか。古墳の上に大きな樹木が生え,歴史を感じさせます。
ここの里山の各主要地点への分岐点にも位置しています。
貴重な史跡です。壊さないように大事に見学しましょう。

  
亀岩にて 亀岩から播磨灘展望
亀岩にて
亀岩から播磨灘展望

遊歩道に出て,MTBを楽しみます。遊歩道は,東にも延びていますが,今日は天下台山東尾根がメインなので,これ以上の古墳探検はやめにして,西に向かいます。まずは,亀岩です。気持ちよくアップダウンを繰り返し,最後の上りを登ると,展望台となる亀岩です。早速,亀岩に登って記念撮影。銀色に光輝く播磨灘に男鹿島の島影,手前には御津山脈が見えています。ここに古墳を作った人の気持ちがわかります。でも,考えると,この亀岩も古墳の一部。人の墓の上に登って記念撮影だの,展望だのとはしゃぐのも不埒千万ですよね。

極楽ダウンヒル

亀岩の展望を楽しんだあとは,MTBでお楽しみです。ヤッホの森の遊歩道から外れ,道は山道になります。たまに倒木がある程度で,MTB乗り乗りです。しかも,なだらかに下っているので,距離が長く感じます。213ピーク手前で金剛山からの道と合流。直進もありそうなので,まずは213ピークに行きましょう。こちらもはっきりとした山道ですが,ピーク手前で倒木が道をふさいでいます。やむなく,MTBを置き,ピークを目指します。

ピークには,山名プレートらしいものはありません。少し下には空き地があります。地形図では,ここに鉄塔があるはずです。ということは,以前はここに鉄塔があったのでしょうが,現在ではその鉄塔は撤去され,空き地だけが残っているということなのでしょう。213ピークの探検を終え,MTBを取りに戻ります。そのまま,金剛山分岐点まで極楽ダウンヒル。分岐点を右折すると,なんと!そこはただの広場。???あれこれあたりを捜すと,すぐ上に尾根道が通っています。なんのこっちゃ!?

  
極楽だぜィ! そして,峠へ
極楽だぜィ!
そして,峠へ

尾根道に復帰し,極楽ダウンヒルの再開です。この下りは,かすかな記憶によると,途中で岩場に出るはず。そこだけが乗れなくて,あとは乗り乗り。しかし,その乗れない岩場では展望が楽しめる。こんなお楽しみルートにS田さんは大喜びです。そりゃあ、そうや!赤十字山とは違うんや!お正月の笹山といい,このヤッホの森といい,幸先のいい年の初めです。

上りでヒートアップ

岩場で展望を楽しんだあとは,再び,木立の中をダウンヒル。そして,飛び出したのが,林道の鞍部(B)です。黒屎池はその少し南です。この池の脇から天下台山東尾根に向かって新ルートができています。標識もあり,間違うことはないでしょう。ただ,その新ルートは,MTB担ぎ放題です。逆回りで下るにしても,乗車率はそれほど高くはないでしょう。ということは,今回の回り方で正解かも。

空を見ると,いつのまにか黒い雲が広がり,雪の気配です。しかし,MTBを担ぐ我々の身体は思いっきりヒートアップ。汗が流れ,メガネが曇り,息も荒く,足元よろよろ。展望もほとんどないルートですので,歩きにはあまり楽しくないかもしれません。それでも,東尾根に行くには通らざるを得ないルートです。いつものように,S田さんはぼやきなら,愚痴りながら,昼飯コールを叫びながら登ってきます。しかし,これはお約束のようなことなので,シカト。S田さんの口から声が聞こえなくなった時は,本当にヤバイ時でしょう。幸い,これまではそんなことはありませんでしたが。

東尾根への上りは,緩やかになったり,急になったり。右手の木立の間から東尾根が見えるようになると,あと少しです。と,ここでハイカー登場。なんと!こんなところでハイカーに会うとは,ビックリです。相手も,こんなところで,しかもMTBを担いだハイカーと出会い,ビックリした様子。東尾根から登ってきたと言うので,東尾根の様子と聞くと,最後が激下りだとか。やはり,地形図通りのようです。しかし,尾根道ははっきりしているとのことなので一安心。MTBでダウンヒルやぁ〜!

  
東尾根への上り
東尾根への上り

東尾根も極楽だぜィ!

喜び勇んで,286ピークの東尾根分岐点(C)へ。ここにも標識があり,道もはっきりしています。とりあえずは,MTB乗り乗りです。しかも,なだらかに下っているので,極楽です。予想では,もう少し乗りにくそうな気がしていたのですが…。想定外です。歓声をあげながら極楽ダウンヒルを楽しみます。ただし,歓声をあげるのには,もう一つの理由があります。それは,見通しのきかないシングルトラックでは,他のハイカーへ我々の存在を知らせるということです。それがなければ,突然MTBが現れてビックリさせてしまうことになるし,最悪の場合はハイカーとぶつかるということもあります。それは絶対に避けたなければなりませんからね。

極楽ダウンヒルに気をよくして下っていると,後ろから「飯〜!」「昼飯ぃ〜!」の声が聞こえてきます。そういえば,ランチタイムは過ぎてるなぁ。でも,ランチにいい場所がなぁ…。もう少し先へ…,もう少し先へ…。いつまでたっても,展望は開けません。となると…,このまま下山かぁ!?なんてことになると,S田さんが本当にくたばってしまいそうです。適当なところで,ランチタイムとします。

道の真ん中に陣取って,早速,ガスに火をつけ,お弁当を広げます。東尾根ですので,ハイカーもあまりいないだろうということでできることです。これが,高御位山だったら,ヒンシュクもの。弁当を蹴っ飛ばされてしまいます。展望はほとんどありませんが,風が当たらないので,それだけでもマシというもの。静かな山中で,S田さんの無線の音だけが響いています。

食後のコーヒーもいただき,東尾根縦走の再開です。地形図は,等高線の少し込み入った地点も乗車率は高く,御機嫌です。もちろん,上りは乗れません。それでも,上り返しは少なく,途中では,岩場あり,木立スラロームあり,ドロップオフありと変化に富んでいます。予想以上の極楽尾根道です。

  
東尾根も極楽だぜィ! とんび岩
東尾根も極楽だぜィ!
とんび岩

東尾根は展望も良し!

220ピーク(D)からは西に分岐した尾根に下ります。といっても,東の尾根に向かう道はありません。道なりに進めば,西の尾根に進みます。途中に大きなピークが一つありますが,それも問題なし。しだいに左手の尾根,つまり西尾根のとんび岩がはっきりと見えるようになります。その向こうには,相生の街も見え始めます。とんび岩は,近くで見るとそれなりの迫力があるのですが,遠くからだと何が何だかわかりません。それ以上に大きな岩場があるので,そちらに目がいってしまうほどです。

最後のピークを下り始めると,これがなんと!激下り!MTBを肩に脇の木立につかまりながら慎重に下ります。ホント,今日のコースが逆回りでなくてよかった。しかし,激下りということは,それだけ展望がいいともいえます。眼下といわず,足元に岩屋谷公園が小さく見え,足を滑らすとそのまま岩屋谷公園に直撃しそうです。

最後も巡視路で極楽だぜィ!

慎重にずりずりと下り,ようやく鉄塔(相生支線14)へ。さて,これからどうする〜?S田さんは,このまま岩屋谷公園に下ろうという魂胆です。でも,気になるのが,この先の巡視路です。S田さんの言うように,次の鉄塔までは少し上り返しもあるので,ひと頑張りしなけれなりません。でも,その先は,地形図を見る限り,少しは期待のもてる地形です。しかも,巡視路なので路面もいいでしょう。渋るS田さんを説得し,次の鉄塔に向かいます。

巡視路とはいえ,ここからの道は小刻みなアップダウンがあるうえに,狭い。しかも,左側は切れ落ちた谷です。当然,MTBは押し&担ぎです。う〜ん,これで次の鉄塔からも乗れなきゃあ,S田さんはどう言うでしょう。まぁ,その時はその時。笑ってこらえて。「何されてるんですかぁ〜?」

S田さんのぼやきをBGMに鉄塔(E)に到着。お待ちかねの巡視路ダウンヒルです。予想通り,MTBは乗り乗りです。ご機嫌だゼェ〜!途中,ガレ気味の個所もありますが,それも楽しいダウンヒル。そして,竹林へ。その竹林を抜けると,「火の用心」のある墓地(F)です。ここで下山終了です。終わりもよければ,当然すべて良し!今回の山行きは,ヤッホの森といい,東尾根といい,MTBのためにあるような道です。3日の見晴らしの森に続く,ヒットです。こいつは春から縁起がいいぜィ。これだから,山行きは,withMTBはやめられまヘン。

 

出発9:30  黍田富士9:54  山津屋1号墳10:23  亀岩10:49  峠11:32  東尾根分岐点12:23  ランチタイム12:45〜13:15  鉄塔(相生支線14)14:13  下山14:35


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