梅雨明け間近 ハチ北高原から瀞川山 (2006.7.30)


  
P・@〜E
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7月が終わろうかというのに,まんだ梅雨は明けず。しかし,太陽は真夏の日差し。蒸し暑いことこの上なし。こんな時に,伊勢山なんぞに行こうものなら,熱中症か脱水症状になっちまうでよ。ということで,やっぱ,この時期は,1000m以上のお山に限る。爽やかな高原の風に吹かれましょう。

春からハチ高原,東ハチ,氷ノ山国際とスキー場を含めたコース設定をしてきたので,今回もスキー場をコースに入れましょう。となると,鉢伏山からミカタスノーパークの最下部まで高低差700mの大ダウンヒル!S田さんに話すと,下るのはいいけど,登るのは無理とのこと。なるほど,この暑さの中,鉢伏山までMTBを担ぎ上げるのは至難の業だなも。ならばということで,S田さんが瀞川山を提案。瀞川林道で登り,遊歩道を下る。これなら,お手軽だし,下りも楽しめるそうだなも。でも,それなら,ハチ北高原から上がって,林道を走り,瀞川山を経て,遊歩道で下るというのはどう?

いつものように,八代坂トンネルから琴弾トンネルを通り,R9へ。ループ橋を過ぎ,ハチ北高原駐車場へ向かいます。ところが,この時から霧のような雨粒が降ってきました。山を見ると,白い霧で覆われています。これはチョット…。でも,せっかく来たのですから,辺りを見物するのもいいかもね。

標識に導かれて着いたところが木の殿堂です。何があるという感じではありませんが,このすぐ上まで霧がすっぽりと覆っています。建物まで少し歩く必要があるようなので,今回はパス。とりあえず,ハチ北高原まで行ってみましょう。途中の但馬高原植物園は有料なので,これまたパス。目の前に棚田が見え始めると,ハチ北高原です。

見上げると,瀞川山あたりはまだ霧の中です。高原では,ツアー客がそうめん流しの用意をしています。その脇の木立の中がザゼンソウの群生地とか。幸い,薄日が差してきたので,早速,MTBの準備です。が時おり,霧が流れてくるので,少し雨っぽくもなりましたが,天気は回復に向かっているハズということで,GO!

まずは,ハチ北高原を登ります。当然は,下部は初心者コースなので,傾斜は緩やかなハズ。でも,MTBで登るとなると,こりゃあ大変だギャ。インナーローで辛うじて進む程度。油断をしていると,前輪が浮き上がるので,ハンドルをしっかり押さえつけなきゃあいけません。足だけでなく,腕もしんどいガヤ。ふり返ると,ゲレンデはてれてれの緩斜面です。下るのと登るのとでは,まったく違うんだねぇ。

  
ハチ北高原野間ゲレンデを登る 野間ゲレンデから中央ゲレンデへ
ハチ北高原野間ゲレンデを登る
野間ゲレンデから中央ゲレンデへ

誰もいない野間ゲレンデを登り,中央ゲレンデへ。ここも無人。林間学校でにぎわうハチ高原と大違いです。時おり,浮き上がる前輪をハンドルで押さえつけながら,ゲレンデ内の舗装路を登ります。このころになると,汗びっしょり。爽やかな高原の風も,焼け石に水状態。でぇりゃあ,えらいギャ!です。

中央ゲレンデの真ん中あたりでニレの大木があります。湿原も何ヶ所かあり,ブナの林も健在です。ゲレンデのすぐ横にこんな自然が残っているなんて,ちょっとビックリ。

大沼湿原ハルニレは,あまり名が知られていない木の一つで,ナンジャモンジャの木と呼ばれていたくらいである。比較的寒冷地を好む木であるため但馬各地で見られるが,瀞川山の本樹は肥沃な適地に恵まれ巨木となっている。貴重な大沼の植物自生地の入り口にあり門番の役割を担っている。(HP但馬情報特急より)

  
大沼湿原のハルニレ 瀞川林道
大沼湿原のハルニレ
瀞川林道

さらにゲレンデを登ると,マロニエリフトの起点に到着。このまま作業道を登り続けてもいいのですが,マロニエリフトの右側の斜面を登ると林道でしょう。MTBに乗車はできませんが,林道へ直登です。冬場は雪の斜面になるのでしょうが,雪のない今はただの雑草地です。歩きにくいったらありゃしない。

再び,汗だくになりながら林道へ。道の脇を見ると,野間峠駅の標識が。ここが野間峠?ってことはないよね。ミカタスノーパークへ林道が見えています。なるほど,ハチ北高原を登るだけでも大変なのに,これで鉢伏山まで登るとなると絶望的だよねぇ。でもでも,鉢伏山からミカタスノーパークの一気の大ダウンヒルは,一度はやってみたいよね。

林道に登ると,あたりはガスが流れ,夏の暑さは感じられません。ヒートアップした身体にはちょうどイイ感じ。でも,目指す瀞川山ははるか彼方に見えます。S田さんは,ホンマに行けるん?と不安気味。まぁ,林道だから,MTBで走るとそれほど時間はかからないんじゃないのと,楽観的予想。時計を見ると,まだ11時だギャ。1時間あれば行けるでしょう。

林道は,路面がフラットダートなので,MTBで走るにはまだマシです。自動車やオートバイが通るわりには,路面がきれいなのはどうして?雨水で路面がえぐれているところもないしねぇ。こりゃあ楽だギャ。ハチ北高原を見下ろしながら,気持ちよく林道を進みます。いったん,野間峠までは下りますが,それからは瀞川山を目指して上りっぱなしです。幸い,傾斜は緩やかなので,展望を楽しみながらのんびりサイクリングです。

パラグライダーの吹流しが見えると,道路の反対側斜面にランチャー台も見えます。車でここまで登ってきて,ハチ北高原にランディングするのでしょうか。これまた,気持ちよろしいなぁ。ゲレンデ内をちょっぴり飛ぶだけでなく,これぐらいの標高差を爽快に飛べれば楽しいやろなぁ。

パラポイントを過ぎると,瀞川山への登山口です。登山口ったって,5分ほどで山頂らしいので,登山といえるものではなさそうな。さしずめ,散歩?S田さんによると,反対側の登山道は,急な階段の道なので,こちらの方がいいようです。しかも,下りなら,MTBでプチダウンヒルも楽しめそうです。

  
ハチ北高原とガスる鉢伏山 誰もいない瀞川山山頂
ハチ北高原とガスる鉢伏山
誰もいない瀞川山山頂

S田さんの言うとおり,10分もしないうちに瀞川山山頂です。北は植林のために展望はありませんが,東,南,西と300度の大パノラマが広がっています。しかも,ふもとの集落や田畑も一望できるので,高度感もあります。林道から10分もかからない山らしくない山ですが,山頂から展望は見事です。妙見山,宝引山,スカイバレースキー場のゲレンデ,高坪山,鉢伏山の山頂付近はまだガスに覆われています。そのふもとのハチ北高原と民宿街もよく見えます。

  
瀞川山山頂から見るハチ北民宿街 瀞川山からプチダウンヒル
瀞川山山頂から見るハチ北高原
瀞川山からプチダウンヒル

山頂でランチタイム。食後のコーヒーもいただき,下山?にとりかかります。MTBに乗って一気のダウンヒルです。短いながらも変化に富んだ楽しいコースです。あっという間に林道へ。林道は,瀞川山あたりから下り基調になっているので,楽チンです。反対側の登山口を過ぎると,林道は一直線に延び,フラットダートの路面なので,25年前の北海道を思い出します。北海道って,林道が多く,当時はそのほとんどが未舗装でした。時には,ハンドルがとられるほどの深い砂利も。それでも,林道の多くは,豊かな自然の中なので,気持ちよかったよなぁ。

25年前の思い出にふけっていると,木の殿堂への遊歩道入口に到着。ここから,十石山経由で木の殿堂にダウンヒルです。S田さんによると,十石山から遊歩道は2つに分かれ,それからは下るにつれて網の目のように遊歩道が延びているとか。まぁ,どこを通っても,木の殿堂に行けるでしょう。お気楽気分で,遊歩道へ。時おりある木の階段はいただけませんが,それ以外はMTBで乗り乗りです。春先には,花の遊歩道ということで,数多くのハイカーが利用するのだそうですが,夏のこの時期は,誰一人として,会う人は無し。ハイカーに気を使うことなく,十石山山頂へ。

  
一直線に延びる瀞川林道 遊歩道の極楽ダウンヒル
一直線に延びる瀞川林道
遊歩道の極楽ダウンヒル

十石山からは,左に延びる遊歩道を下ることにします。入口には,途中で道が崩れているので危険を知らせる看板がありますが,それを了解し,遊歩道を下ります。なるほど,先ほどの注意書き通りに,路面には石がゴロゴロ。S田さんは,その石にハンドルをとられて危うく転落の憂き目に。やはり,注意書きには素直に従わなければなりせんねぇ。そして,ほどなく,崩落地帯へ。倒木が土砂とともに道をふさいでいるのですが,歩くには問題なし。MTBを肩に乗り越えると,それからは極楽ダウンヒルです。樹林帯を抜ける九十九折の遊歩道は,ハイカーがいないのでMTB天国です。

やがて,T字路に出ますが,右に行くと木の殿堂に直行するようなので,左手へ。できるだけ遠回りをして,少しでも長くこの極楽ダウンヒルを楽しもうという魂胆です。やがて,兎和野高原への分起点へ。もうこれ以上,左手に行くと兎和野高原に行ってしまいそうなので,ここからは,木の殿堂に向かいます。やがて,林の中のダウンヒルが終わり,いきなり,目の前に芝生広場が出現。兎和野高原の施設,森の工作館のようです。それにしても,この芝生広場が気持ちいい。ついでに,兎和野の大カツラ(樹高樹高32m 幹周11m 樹齢500年)も見物して行きましょう。

  
森の工作館前の草地 兎和野の大カツラ
森の工作館前の草地
兎和野の大カツラ

兎和野の大カツラ 兎和野高原株元からの湧水はカツラの泉として古くから親しまれ,灌漑用や飲料水として使われている。そのため住民がカツラにしめ縄を張って大切に見守っている。周辺にはイタヤカエデ・ケンポナシ・エゾエノキ・ウラジロガシなどの巨木も多くあり,原生林的な山の姿を見せている。(HP但馬情報特急より)

大カツラは,別宮のもの(樹高25m 幹周17m 樹齢200年)と同じぐらいの大きさです。幹の周りにはヒコバエなる小さな木?が取り囲んでいます。この大カツラの根元も,水が流れ出ています。

別宮の大カツラ 巨大な雌木で付近に実生苗が多い。1本の根から大小100本近く,幹周り1m以上のものが本もある。僧空海が立ち寄り教海寺を開き,別宮を発足させて水の神木であると告げたとされる。幹は左巻きに捻じれ,捻幹カツラと呼ばれる。涌き出す水は『カツラの水』と呼ばれて広大な水田を養う。(HP但馬情報特急より)

兎和野の大カツラの樹齢が500年,別宮の大カツラが200年。どちらもすごいですねぇ。

大カツラの見物を終え,木の殿堂に向かいます。上り基調の遊歩道はデェラしんどいガヤ。それでも,緑に包まれた遊歩道は空気が爽やか。気持ちよく,木の殿堂と展望台との中間地点に出ます。とりあえず,展望台へ。ここからは,北,東,南の展望が開けています。ファミリーが1組,休憩中。と,ここで,S田さんがロクでもない企てを。展望台から木の殿堂まで一直線に延びる歩道をMTBで走ろうというのです。まぁ,止めはしませんがねぇ。

展望棟から遊歩道を下り,木の殿堂の下へ。見上げると,木の殿堂は,板を貼り付けただけのような建物ですが,これが安藤忠雄氏の設計というから,なんとなく納得できます。並みのログハウスでないところがポイントでしょうか。

木の殿堂は、ここ但馬・瀞川平の緑豊かな地に、日本の自然と文化の象徴ともいえる「森と海と太陽」をテーマとして建設されました。内部は日本の木造建築を代表する柱・梁で構成され、柱が高く垂直方向に伸びる空間は太陽の光を受けて成長する森の生命力を表現。さらに、建物の中心には生命の源である水をたたえた大きな池が配置され、その上方には青い空を背景に輝く太陽を仰ぎ見ることができるように設計されています。ここは、日本文化の原点である森や木のすばらしさを、さまざまな視点でとらえ紹介する自然学習施設。自然とふれあう数々の体験プログラムなども実施しています。(木の殿堂のHPより)

木の殿堂からは,車道を走り,ハチ北高原へ。途中にある但馬高原植物園近くでは,初めてバイカモを見て,チョット感動。ハチ北高原に着いたときには,すでに霧は晴れ,頭上には青い空が広がっていました。鉢伏山もくっきりと姿を現し,あたりはすっかり夏模様。明日あたり,梅雨明けが発表されるんだろうなぁ。

 

出発10:10  瀞川林道11:05  瀞川山11:45〜12:35  十石山13:05  兎和野の大カツラ13:40  木の殿堂14:05  駐車地点14:30


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