岩尾根にふく風に秋を感じて 桶居山 (2006.9.18)


  
P・@〜D
P・@〜D

近い・手軽・絶景

台風が過ぎ,雲は多いものの天気は回復の兆し。まだ,風はありますが,かえってその方が涼しく感じます。せっかくの三連休だというのに,お山に行かないのもチョット悔しい。とはいっても,昼からのチョイ山だと,そう遠くには行けません。展望がよくて,お手軽で,近場で…となると,これはもう高御位山しか御座いませんでしょう。でも,高御位山そのものだと,いくら台風直後といってもそれなりの数のハイカーがいるはず。となると,そのお隣りの桶居山ではどうでしょう。ルートは,前から気になっていた巡視路で登り,支尾根で下る。これなら,ほとんどハイカーに会うことはないでしょう。それに,お手軽だし。

  
桶居山全景
桶居山全景

車を東中学校の脇(P)にとめ,ため池を目指します。草っぽい堰堤ですが,どうにか歩けます。用水路沿いに進むと,橋があり,その向こうに巡視路があります。プラ階段の連続する急な上りですが,クモの巣やイバラがないので快適です。しかも,岩山なので,歩くにつれて,徐々に高度が上がり,徐々に展望も広がってきます。そして,尾根(@)へ。

巡視路は展望尾根

尾根から南に少し下ると鉄塔があります。北を見ると,桶居山を中心とした連山が扇のように広がっています。これまた,素晴らしい展望です。引き返して,尾根を北上します。このあたりは,巡視路ということもあるのでしょうか,なぜか,岩にマーキングが付けられたりしています。こんな明瞭な尾根を外すことはないでしょうし,ましてや迷うこともないだろうと思うのですが。

尾根の左右の谷を見下ろしながら,振り返ると,徐々に播磨灘も銀色の海面を見せ始めています。台風のおかげで空気が澄んでいるので,淡路島だけでなく,四国もはっきりと見えています。東は,加古川の町や沿岸の工場群が見え,西には姫路の町が見え始めています。登りはじめて15分ほどでこれだけの展望が楽しめるのですから,高御位山山系はいい山ですねぇ。

尾根道は,岩が多く,歩きやすい。急な上りもありますが,それもまた良し。高圧線鉄塔は,第一火力線と第二火力線が並んで尾根に延びています。道の脇には,ところどころでキキョウが咲いています。キキョウって,園芸種でしか見たことがありませんが,これは野生のキキョウなのでしょうか。それとも,誰かが植えた?そんなヤツはおらんやろ。

  
尾根を振り返ると… 岩場の尾根道
尾根を振り返ると…
岩場の尾根道

日差しはまだまだ夏の太陽ですが,尾根を吹く風には秋の涼しさが感じられます。左手には鋭鋒の桶居山が近くに見え,右手には鷹巣山が見えます。これまでの高御位山系の山歩きでは見ることのできなかった展望です。見慣れた山も,ルートが変わるとアングルも変わり,違った山に見えます。ただし,この山系の道は,どこを歩いても同じような岩場が主体の道です。岩も凝灰岩が主体です。おかげで,濡れてなければ,グリップが利き,歩きやすい。

キキョウの花咲く縦走路

最後の上りを終えると,第二火力線35鉄塔(A)です。このピークを少し下ったところで,高御位山〜桶居山の縦走路に合流です。あいかわらず,右手の谷からはクレー射撃の音がしています。よく見ると,標的が飛んでいるのも見えます。あれで射撃の腕前を上げて,何を撃つんでしょうかねぇ。

縦走路に出ると,見慣れた景色が広がります。鋭く天を突く桶居山のピーク。縦走路の左右に延びる支尾根。高木がなく,見通しのいい稜線は開放感にあふれています。もちろん,展望も素晴らしい。やっぱり,稜線はこうでなきゃあ。道の脇ではキキョウの紫が目につきますが,ハギの花は残念ながらまだ開花していません。谷間からはセミの鳴き声が聞こえてきます。夏に戻ったようで,チョット悲しい。

桶居山の手前のピーク(B)でチョットより道。縦走路から少し外れて南のピークに上ると,桶居山の違った表情が楽しめます。北になだらかな稜線を延ばし,逆光に映えるススキの向こうに見える桶居山はちょっぴり富士山風味。これで250mほどの標高しかないというのですから,低山侮りがたしです。

  
北尾根を延ばした桶居山 桶居山山頂直下の岩場を登る
北尾根を延ばした桶居山
桶居山山頂直下の岩場を登る

桶居山は大パノラマ

縦走路に戻り,桶居山への最後の急登です。岩場の上りなので,滑る心配はありません。グリップを確かめながらひょいひょいひょい。急ですが,距離は短いのですぐに頂上へ。桶居山山頂(C)です。まさに360度の大パノラマです。北には笠形山,西には明神山,龍野の山々も低い稜線をえがいています。南には,銀色に輝く播磨灘。家島群島の向こうには小豆島も見えています。そして,四国も。その左手には,淡路島がどっしりとかまえています。東を見ると,六甲の山並みまで見えています。これで標高250mなのですから,驚きです。手軽に大パノラマを楽しめる桶居山ですが,なぜか,それほどハイカーを見かけません。ありがたいことですが,チョット残念な気も。

  
桶居山から見る播磨灘
桶居山から見る播磨灘

山頂からこれから下るルートを見ていると,ナント!尾根の途中から階段の遊歩道らしいものができているようです。その遊歩道の降り口には,新しそうな建物が。もしやすると,ログハウス?でも,これはあとで,新しくできた祠であることが判明。それなら,あの階段はなんでしょう。

  
下山ルートの支尾根に遊歩道? 支尾根も楽チン
下山ルートの支尾根に遊歩道?
支尾根も楽チン

下り尾根も楽チンだギャ

桶居山山頂からの大パノラマを楽しみ,下山にとりかかります。山頂直下の急斜面をグリップを確かめながらピョンピョンピョン。少し登り返すと,支尾根との分岐ピーク(B)です。支尾根には,尾根道がしっかりついているので,楽チンです。このあたりは,特にキキョウがたくさん咲いています。黄色い花のオミナエシも咲いています。その脇には,数年前にあったであろう山火事で焦げたマツがいまだに転がっています。

岩と砂の混ざった尾根道はやがて緩やかになり,岩場が目立つようになります。振り返ると,桶居山の切り立った岩壁が目の前に迫ります。縦走路から見る桶居山とは違った桶居山の姿です。緩やかな尾根を過ぎ,再び,尾根道が下り始めると,行く手に高圧線鉄塔が現れます。しだいに道は,山道っぽくなり,道の両脇には低い木が迫ってきます。そして,最後の岩場を降り,鉄塔へ。この鉄塔のすぐ下で道は右手にも分かれています。右に行くと,最後は川を渡らなきゃあいけないので,ここは直進。尾根を直進して行くと,砕石が積まれたエリアに出ます。なぜ,こんなところに砕石が積まれているのかナゾです。まわりを見ても,車道らしい道は無し。はて???

  
最後の高圧線鉄塔
最後の高圧線鉄塔

砕石エリアから踏み跡にしたがって,左へ。斜面を斜めに横切るようにして,最後はロープのある土ガケから林道(D)へ。すぐ前には,三徳上池が満々と水をたたえ,その堰堤の下では稲刈りの真っ最中です。

今日は秋と夏の入り混じったような日でしたが,前々から行ってみたかった支尾根を使って桶居山に登れ,メデタシ,メデタシでした。それにしても,この高御位山系は,展望良し,ルート多し,岩場ありと楽しみの多い山域です。こんな山がすぐ近くにあるというのは,恵まれています。これからも,いろいろなルートで高御位山系を楽しみたいものです。


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