またもや岩尾根でお手軽ハイク 桶居山 (2006.9.30)


  
P・@〜D
P・@〜D
  
桶居山全景
桶居山全景

遊歩道?

今日も,昼まで少し時間があるので,お手軽ハイキングに出かけましょう。行き先は,2週間前と同じく桶居山。ただし,ルートがほんの少し違います。桶居山縦走路から南に延びるいくつかの尾根が延びていますが,今回は桶居山の西にある岩尾根から登ることにします。こちらの尾根は,巡視路はありませんが,岩尾根なので歩けるでしょう。桶居山からは,2週間前と同じ尾根に下りますが,途中で階段の遊歩道に下ることにします。どうしてあんなところに遊歩道があるのか,チョット気になります。

登り口は,尾根の南端です。その南端には,山神社(@)があり,その脇の公園の上が登り口です。木の間からは「遊歩道」の看板が見えます。これにはビックリ!こんなところに遊歩道?!ということは,この尾根から桶居山に登るルートは,地元ではスタンダードなルートなのでしょうか。知らなかったのはオイラだけ?

登り口で神社の写真を撮ったりしてウロウロしていると,岩登りの3人組が準備を始めています。おそらく,尾根の西にある巨大な岩壁にとりつくのでしょう。あんな垂直に切り立った岩壁を登るなんて,人間業じゃあありません。それに,万が一,落ちたら痛いガヤ。運が悪けりゃ,頭が割れて,ノーミソがカラスの餌になっちゃうよ。まだまだやりたいことが山ほどあるので,決して,岩登りというような無謀なことはいたしませんし,できません。でも,機会があればやってみたい気も…。

  
公園から見ると… 東屋?
公園から見ると…
東屋?

公園を抜け,尾根に上ると,道ははっきりとついています。木立を抜けたところで,骨組みだけになった休憩所が見えます。やはり,この道は遊歩道として整備されていたのでしょう。しかし,いまや…。しばらくは,木立の間を抜ける山道ですが,やがて,岩尾根になり,高木はまったく無し。この山域は,ふもとは雑木林ですが,少し登るとすぐに岩だらけの斜面になります。高木がほとんどないので,展望もよく,歩きやすい。岩はぬれていなければ,グリップが効き,急斜面でも登りやすいものです。ヘンな形の岩を見つけるのも楽しいものです。

岩尾根を登り始め,ふり返ると,尾根を横切って岩壁に向かう3人組が見えます。ロープを肩に,いかにも玄人っぽい。岩壁は横からしか見えませんが,下から見た通り,垂直の壁です。距離はそれほどありませんが,素人にはどうやっても登れそうにありません。近くで見てみたい気もしますが,見たところでどうなるものでもないので,予定通り岩尾根歩きの再開です。

岩尾根は楽しい

岩だらけの尾根ですが,見ると,岩の根元に紫のキキョウが咲いています。先日の下山尾根といい,この山域には,キキョウが多いね。ふり返ると,ふもとの田園風景が見え,左手には先日登った巡視路尾根も見えています。西には,石切り場跡のある尾根が見えています。この尾根からも桶居山に登れるのでしょう。次回の桶居山ルート決定?!

斜度は急ですが,岩から岩へと歩くとグリップが効き,歩きやすい。急な尾根の上部には,今にも転げ落ちそうな大岩があります。何年前からここで立ってるの?って聞いてみたい気がします。どうやってこんな格好になってしまったのか知りませんが,自然の力って不思議だし,おもしろいものです。

  
落っこちそう 桶居山への縦走尾根
落っこちそう
桶居山への縦走尾根

尾根は一旦,平坦になりますが,ピークに向かって急斜面になっています。とはいえ,その距離は短いので問題なし。斜面から桶居山を見ると,山頂から流れる尾根の鋭さが倍増です。西側から桶居山を見たのは,縦走以来2度目です。東から見る桶居山よりも尾根の鋭さが感じられ,よりスリリングです。これで標高が300m足らずの山なのですから,驚きです。

  
縦走尾根を歩く 奇岩もあります
縦走尾根を歩く
奇岩もあります

奇岩で記念撮影

尾根から登ったピーク(A)で縦走路に合流です。東に桶居山,西に姫路の町並みが見えます。南には播磨灘も見えますが,モヤっているのではっきりとは見えません。縦走路には,キキョウとピンクのツルボ?がたくさん咲いています。狭い尾根を吹き抜ける風も爽やかです。小ピークを越えると,桶居山への最後の上りです。この上りも岩が多く,ミョ〜な岩もあります。この岩場で記念写真を撮影します。一人だと,セルフタイマーを使って写すのですが,岩に登らなきゃあならないの大変です。でも,岩の上に立つと爽快です。

  
スリル満点! 見晴らし抜群!
スリル満点!
見晴らし抜群!

記念撮影を終え,桶居山山頂に向かいます。岩から岩へと渡り,山頂(B)へ。当たり前ですが,2週間前とまったく変わらない展望です。いや,今日の方がモヤっているので,見通しがよくないかもしれません。それでも少し秋らしくなった山頂でしばしの休息です。このすばらしい展望の桶居山に人が誰もいないというのが,不思議です。やはり,標高が300mにも満たない超低山だからだしょうか。残念なような,でもそれはうれしいような。

  
桶居山山頂から見る姫路の町並み 桶居山山頂の三角点
桶居山山頂から見る姫路の町並み
桶居山山頂の三角点

いきなり遊歩道

山頂からは,先日と同じルートで下ります。東の尾根に下り,次のピークへ登り返しです。そのピーク(C)から縦走路を離れ,支尾根に下ります。先日は,この支尾根を先端まで下ったのですが,今日は途中から尾根を下り,遊歩道で下ります。キキョウの咲き乱れる尾根を下り,斜度がゆるやかになると,右手の遊歩道を探しながら歩きます。岩場手前で踏み跡を見つけ,それをたどるとやがて丸太階段の遊歩道になります。この遊歩道には,木の名前を示すプレートもあり,遊歩道ができたときの植樹されたものでしょう。それにしても,何のためにこの遊歩道があるのでしょう。

急斜面を引っかき傷のようにつけられた遊歩道を下りきると,砂防ダムのすぐ下です。水の流れはなく,岩を渡り,林道へ。林道の向こうに熊瀧神社(D)があります。新しくできたお堂があり,その脇には権現瀧といわれる瀧がありますが,それは瀧というほどのスケールではありません。

  
熊瀧神社
熊瀧神社

あとは林道を下り,集落を抜け,山神社の前を過ぎると駐車地点です。駐車地点から見上げると,岩だらけの尾根がより魅力的です。これだけの岩尾根があるこの山域は,歩きには好都合です。しかも,なぜか,ハイカーに出会うことはほとんどなく,静かな山歩きが楽しめます。人だらけの高御位山に登るなら,桶居山の方がよほど楽しい山歩きができると思うのですが。


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