だんだん悪くなる尾根道 673ピーク縦走 (2007.2.10)


  
P・@〜F
P・@〜F

またもや母子のお山へ

2度あることは3度ある?あるいは,3度目の正直?それとも,仏の顔も3度まで?三国ヶ嶽と峯が畑の快走に気を良くして,3度目の母子周辺のお山です。さて,今回はどうなるでしょうか。もちろん,WithMTBで縦走です。

予定としては,母子大池から上り,637ピーク,そしてそこから南下し,最後は高圧線の巡視路で下り,パラダイス見物です。637ピークまでは,O田さんの記録によるときれいな道がついているとか。問題は,その637ピークからの南尾根です。ここを逆に歩いて登った記録はありますが,MTBで下ることができるかどうかは不明です。2度あることは3度あるのでしょうか。それとも,3度目正直でいつものように押し&担ぎの下りになってしまうのでしょうか。

まずは,車をとめる地点を探します。車道の脇に空き地があればいいのですが,なかなか見つかりません。パラダイスが下山地点ということを考えると,あまり上に車を置きたくないのですが,適当にところが見つかりません。徐々に上り,ようやく空き地(P)を見つけ,駐車。MTBの準備をして,スタートです。

当然のことながら,いきなりのヒルクライム開始ですが,三国ヶ嶽のような急勾配ではありません。ちんたらペダルを回していると,尼ン滝に到着。尼ン滝は,滝と名がついてはいるものの,それほど規模の大きな滝ではありません。この程度なら但馬に行けばよくありそうです。では,その名の由来を読んでみましょう。

尼ン滝は,一群の木立の中にあるので路上からは見えにくいですが渇水期を除いては,とうとうたる滝の音ですぐにそれとわかる。いつの昔かに付近の山上から転落してきた巨岩にせきとめられて断崖ができたものだろう。約5mの高さから水は数条に岐れて落下し,滝つぼからあふれる水は更に急湍となって,次の滝つぼに落下するという二段滝となり,その自然の壮観は比類なく,盛夏といえどもさわやかですがすがしい気分を満喫することができる。この清流は,市内唯一の茶処たる仙境母子の天王(字名)と禅宗のメッカ永澤寺のほとりに端を発しているが,県道は樹齢の古い緑の林と奇岩,怪石の渓流美を見ることができる。
この青野−母子街道は古来永澤寺への参詣道としてひらけたもので路傍の数体の地蔵尊が奉祀されてあるのを見ても善男善女の旅の安全を祈ったものとうなずける。 そしてこの尼ン滝は尼僧がこの滝にうたれ修行したところから尼ン滝と言う名がついたと伝えられる。 三田市観光協会

  
尼ン滝 東谷のおじどうさん
尼ン滝
東谷のおじどうさん

つまり,尼さんがうたれて修行した滝だから尼ン滝。ありゃまぁ,そのまんまだギャ。何のヒネリもあらせんがぁ。 MTBにまたがり,先に進みましょう。と,今度は,道路の法面の凹んだところにお地蔵さんがあります。何やら,木のプレートがかかっています。

東谷のおじどうさんいわかげにきよきながれをまえにみてめぐみもふかきたちえのじどうそん

「おじぞうさん」といわずに「おじどうさん」と書かれています。これは,東播磨一帯にみられる発音で,「ざ」が「だ」,「ぜ」が「で」,「ぞ」が「ど」と発音されます。この傾向は,特に年配の方にみられ,さだなみ(さざ波),でんでん(全然),でんぼうさん(善坊山),れいどうこ(冷蔵庫)などなど。ただし,その逆は聞いたことはありません。自動車を「じぞうしゃ」とは言いません。このような東播磨特有?の発音がこんな北摂の地でみられるとは,柳田国男もびっくりでしょう。もしかして,北摂でも同じような発音をするのかな?あるは,兵庫県のあちこちで同じようなことがあるのかな?本日一つ目のナゾです。

母子大池

おじどうさんをあとにヒルクライムの再開です。今度は,堰堤が見えてきたので記念撮影。こんなことをやってるから,なかなか目的地である母子大池には着けません。それでも,ペダルを回していると,いつの間にやら母子大池への道へ。車道を離れ,母子茶の工場の前を通り,母子大池(@)へ。 野鳥の観察小屋があり,池の周りには遊歩道が設置されています。時間があるので,遊歩道に行ってみましょう。

瑞穂豊饒の水落 三田市長 書
池を生みし 母なる我等 この大池をみること 「母子」地名の起こりの如く 末代に至るまで 深き情愛を 傾注せられん事を 願わくは慈愛より出ずる 水を恵水となし 永遠にわが田へ導き 灌がれん事を 祈念す

冬場のためか,池の水は少なめですが,緑色の水面はなかなかきれいなものです。遊歩道の出口には,記念碑があります。堰堤の向こうまで行くと,湖面に沿って道が延びています。これを行くと母子大池を一周できるかもね。対岸には高圧線鉄塔もあるので,その巡視路もあるでしょう。地形図には,他にも破線ルートがあちこちに記されています。それらをつなぎ合わせるとおもしろいコースができるかもとS田さんは興味津々です。それは次のお楽しみということで,母子大池の入口に引き返します。

  
母子大池 峠A着
母子大池
峠A着

637からの展望は???

入口を出たすぐのところで林道があります。その林道を行けば,地形図の破線ルートになるようです。急な上りを終え,茶畑の下を通って峠に向かいます。地形図の道は,池の向こうを巻くように延びていますが,このまま峠に向かうこともできそうです。行ってみましょう。荒れた峠道という感じですが,S田さんの歩いている地形図の実線ルートの方がきれいなようです。そちらが峠道なのかも。 やがて,峠(A)に到着。峠からは道が3本延びています。峠を下る道。植林の中に進む道。この道はすぐに終わっていますが。そして,尾根に向かって上っている道。当然,我々は尾根に向かう道を進みます。 最初こそ乗れるものの,あとはMTBを押したり担いだり。O田さんの記録にあったように,これが下りなら乗り乗りコースです。残念!植林に沿って山道は続いていますが,一気に高度を上げることなく,徐々に標高を稼いでいます。そして,鞍部(B)へ。

  
鞍部は乗れますが… 637ピークから
鞍部は乗れますが…
637ピークから

ここから縦走の開始です。まずは,すぐ上にある637ピークです。尾根道は,下りなら乗車可能の極楽道です。上りだってそれほど急というわけではありません。MTBを肩に登りましょう。これなら,637ピークから下れば,かなり乗車率は高いハズ。距離が短いのが残念です。 一汗かくころには637ピーク(C)です。このピークには,大パノラマが楽しめる岩場があるということなので,楽しみにしていたのですが,どうも様子が違うようです。尾根の先端から北の展望が開けていますが,大パノラマというほどではありません。???地形図をみると,このピークは細長くなっているので,もう一つのピークに展望岩があるのでしょう。 ところが,行ってみると,こちらもそれほど展望はありません。大岩があるのですが,そこからは木にさえぎられて展望が開けていません。もしかすると,7〜8年の間にこれらの木々が生長してしまい,大岩からの展望をジャマしているのかもしれません。残念!大パノラマを楽しみながらのランチタイムという目論見は,あえなくボツ。ランチポイントを探しながら縦走しましょう。

尾根道を快走!?

637ピークからの尾根道は,細いながらもMTBで楽しめます。時おり倒木が現れますが,それらは次回の縦走のために撤去できるものは撤去しておきます。ただ,困るのは,いつものことながら左右から張り出した柴です。ピシッ!バシッ!とムチのようにしなって襲ってきます。その方の趣味はないオイラには,厄介なものです。 と,尾根が何だかヘン。引き返すと,右手に道があります。そこには標柱があり,テープでマーキングもあります。危うく,真南に下る尾根に行ってしまうところでした。下りはきちんと確認しなくっちゃあねぇ。軌道修正をして,再び,尾根道を快走。乗車率はそれほど高くはありませんが,そこそこ乗れるので満足です。しかし,展望岩場は,いつまでたっても現れません。しかたがないので,日当たりの良さそうな道の真ん中(D)でランチにします。

  
木立スラローム 柴がジャマですが…
木立スラローム
柴がジャマですが…

ところが,この落ち葉のじゅうたんで事件発生!湿っぽい落ち葉の上においた荷物をよく見ると,小さな虫がたくさんたかっています。1mmにも満たない極々小さな虫で,何をするというわけではなさそうですが,いい気はしません。弁当とうどんにだけは入らないように気をつけながら,急いで完食。食後のコーヒーも虫を気にしながらいただきます。今日のランチはどうもいけませんねぇ。展望がないだけでなく,虫にたかられたりして。そういえば,ここまでで良かったのは,初めの方だけで,南下するにつれてだんだん道が悪くなっているような気が…。さて,これからはどうなんでしょう。

わびしいランチを終え,縦走の再開です。ランチポイントのすぐ下あたりから尾根が二手に分かれているので要注意です。我々の行くべき尾根は,真南です。それを頭に入れて,GO!このあたりは,まだまだ乗れるので,おもしろい。極細シングルトラックで木立スラロームです。ミスると,柴のムチがビシバシ。足元にも注意しなきゃあ,倒木で転倒というはめに。でも,そんな仕掛けがこれまたおもしろい。

やがて尾根道は…

気分よく下っていると,左手に尾根が見えます。???そんなことはあってはなりません。左手に見えるのは,深い谷と柴田ファームのある尾根のハズ。ということは,いっちゃダメの尾根に行っちゃってるわけ?引き返すと,なんと,尾根から分岐するように縦走路が下っています。これはわからんわなぁ。

軌道修正し,尾根を南下。すぐ下には,大きなヌタ場があります。見回すと,広くゆるやかになった尾根のあちこちにヌタ場があります。イノシシやシカの憩いの場なのでしょうが,これだけぬかるんでいると歩きにくいガヤ。しかも,このあたりは道がわからなくなっちゃってるし。というより,どこでも歩けちゃうので,踏み跡が薄くなっているのでしょう。薄暗く広い尾根を南下。やがて,尾根は細くなりMTBは,ついに乗車不能に。岩を越え,倒木をまたぎ,柴を除けながらの南下です。それでも,MTBに乗ろうとするもの,長くて10m。

それでも,MTBに乗れないだけならまだマシです。右手の谷から「バァン!」という銃声が聞こえてきます。我々が下山予定の方からやん!!こりゃあ,アカンがや。といっても,エスケープルートは見当たらんし。時おり聞こえる銃声の方に向かって南下します。鞍部(E)に着いてもエスケープルートはなく,正面のピークに行かざるを得ません。それほどの激坂ではありませんが,押しと担ぎで登ります。一汗かき,ピークへ。ほとんど展望のないピークなので,素通り。

  
シダをつきぬけ 倒木を越え
シダをつきぬけ
倒木を越え

ピークからも,押し時々乗りの尾根道が続きます。ほどなく,展望が開け,目の前には,高圧線と鉄塔が見えています。S田さんは,東の鉄塔に下ろうと言いますが,それでは,パラダイスに行けません。西にある鉄塔から巡視路でパラダイスに下る方がおもしろそう。しかも,東の鉄塔からは,かなりの急な下りが予想されるので,乗れそうにありませんしね。

尾根の先端から西に進路を変え,鉄塔を目指します。ところが,鉄塔に向かう尾根はわかりにくい。もう少し先,もう少し先と下っているうちに,行き過ぎ。S田さんに呼び止められ,シダヤブへ。尾根らしくない急斜面ですが,とにかく鉄塔に向かっているので,このまま行っちゃえ!ところが,このシダヤブの中にもマーキングのテープがあります。いったい,こんなところを登るなんて,どんな人なんでしょうか。

  
目指すはあの鉄塔ダァ〜! 鉄塔着
目指すはあの鉄塔ダァ〜!
鉄塔着

フィニッシュはパラダイス!?

シダヤブを抜け,松林を下り,ようやく鉄塔へ。この辺りのマツには,害虫除けの薬が刺さっています。こんなの,効果があるのかなぁ。鉄塔からは,巡視路があるので,MTBでダウンヒルです。落ち葉のじゅうたんではなく,滑りやすい土の道です。タイヤにも土がへばりつき,こりゃダメだ。ほどなく,パラダイス(F)へ。

  
パラダイス「しおや」にて 錆びついた「歓迎」のゲート
パラダイス「しおや」にて
錆びついた「歓迎」のゲート

このパラダイスの名は,「しろや」といい,施設を見るとキャンプ場だったようです。ただ,建物自体はそれほど老朽化が進んでいる感じはしません。雑草はあまり生えていませんし,アスファルト舗装だって,きれいです。入口から見ると,ゲートはさびさびで,荒れ放題という印象を受けますが,これは意外です。もしかすると,某宗教団体がこの建物を使って修行をしていたのかもしれません。本日最大のハイライト?であるパラダイス見物を終え,車道へ。

帰宅後,パラダイス「しろや」を検索すると,なんと!ここはマツタケ狩りのための施設だそうです。冬場は営業していませんが,マツタケシーズンには営業しているのでしょうか。だから,辺りのマツに害虫除けの薬をうっていたのでしょう。

 

出発9:50  母子大池10:20  637ピーク11:30  ランチ12:10〜12:40  鉄塔14:40  パラダイス14:50


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