小春日和の平荘湖(1999.12.19)


小春日和

前日の天気予報では,くもりということでしたが,朝から快晴。今日は,この冬に山登りにはまっているKenの他にYaaaも参加です。Yaaaは,この日から部活がお休みということで,朝からヒマをもてあましているのと,本人曰く「部活がない分,運動せんとなぁ」だって。少し運動しただけで,お腹がすいて食べまくったら同じやろ。

  
P・A〜D
P・A〜D

この日も,「ちょこっと山歩き」です。コースは,平荘湖北の飯盛山です。この山は,Kenのお気に入りの岩場が多く,明るい尾根道からは平荘湖をはじめ,周りの景色を十分楽しむことができます。そして,この麓にある平荘湖には渡り鳥が多く,バードウォッチングをする人をよく見かけます。また,湖の周りは周回コースにもなっているので,ジョギングを楽しんでいる?人にも出会います。さらには,バス釣りの好ポイントでもあるようです。

野犬で退散

東播磨青少年館前の駐車場(P)に駐車し,登山道入り口に行きます。300mほど東に行ったところから登り始めましたが,すぐに野犬の群れに遭遇。こりゃヤバイ!MTBなら突っ込んでいくのですが,今日は歩き。こんなところで,野犬と対決しても仕方がありません。スゴスゴと退散。

次は,青少年館横の巡視路からアプローチです。このあたりの山は岩山ということで,大きな木が育っていません。登り始めるとすぐに,平荘湖が見え始めました。1つ目の高圧鉄塔を過ぎると,尾根道(A)に出ます。ここまでの一気の登りで,Yaaaは「シンドイ!」の連発です。「部活の方が楽や〜!」とも。「こんなことでシンドイなんて,どんな部活してんねん!?」とKen。ごもっとも。ここからは南北に展望のある明るい尾根道です。もちろん,アップダウンはありますが,それ以上に展望のよさに惹かれます。

春を思わせる平荘湖

湖面に冬の日差しを映している平荘湖や権現ダム東コース・西コースの山々を見ながら尾根歩きは楽しいものです。特にこの日は快晴無風で,小春日和という言葉がぴったりするような陽気でした。年末で世間はあわただしいというのに,ここだけは時間がユックリと過ぎていきます。至福の時間ってところかな。でも,こんな日を毎日送っているとボケちゃうかもね。

  
平荘湖 YaaaとKen
湖面輝く平荘湖
YaaaとKen

KenとYaaaはジャレながら尾根歩きです。ほらほら,そんなに走るとコケるぞ。前をちゃんと見ろよ。岩があるぞ。おいおい…。なんて,親バカですよね。

展望イマイチの飯盛山

2つ目のピークで分岐(B)。飯盛山は北へ。この辺りから加古川少年自然の家に野外活動に来た子どもたちの手製の標識が出てきました。自然の家から飯盛山を登って周回するのが「大コース」のようです。「中コース」は,飯盛山への途中のピークを周回するようです。でも,我々のように好き好んで登る人はいいのですが,野外活動で無理やり登らされる生徒さんたちはイヤでしょうねぇ。同じことは,氷ノ山でもいえますが。どうして学校って,みんなで同じことをやんなきゃいけねぇんでせう。これって,万人平等ってこと?十把一絡げってこと?

分岐からは2つ目のピークが飯盛山(C)です。反射板があるので,遠くからでもわかりやすいです。でも,とんがった頂上はなかなかカッコいいものです。頂上はそれほど展望はよくありませんが,西に高御位山が見えます。岩場の斜面で一休みです。座っているとぽかぽかして,このまま本でも読んでいたい気になります。そんな父の心境を知る由もなく,Yaaaは気楽にアクエリアスを飲みまくっています。そして,そんなYaaaをKenがおちょくっています。仲がいいのか,どうなのか…やれやれ。

  
飯盛山 飯盛山山頂にて
とんがった飯盛山
飯盛山山頂にて

ちょこっと山歩き

(B)の分岐に戻ると,平荘湖を左に見ながら尾根道を行きます。岩場の多い道ですが,歩くにはグリップが効くので,歩きやすいものです。右手前方には,加古川少年自然の家が見えてきました。鉄塔がすぐ左に見えると(D),フィニッシュ間近です。最後の急な岩場を慎重に下りると,自然の家の横に出ました。あとは,駐車場まで5分ほど歩くだけです。

  
平荘湖の渡り鳥たち
平荘湖の渡り鳥たち

今回も2時間足らずの山歩きでしたが,天候と展望に恵まれ,快適な山歩きとなりました。遠くの有名な山を目指して,雑踏の中のような登山道を歩くよりは,「ちょこっと山歩き」を楽しむ方がボクには合っているようです。


 

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