トレトレバイク 北摂ラリー2000参加記

by ENDO


破損の序奏曲は、受付前から始まった。

1年ぶりの参加で、A4サイズのマップケースを自作・持参したのだが、「奥猪名健康の郷」の下側駐車場で自転車等を降ろした事から、片手にマップケースと先生の自転車を掴み、自分の自転車にまたがって移動中、マップケースと自転車が交錯し、マップケースをハンドルバーに取り付ける自在テープ留め部が破損してしまった。

補修用のガムテープなどを持参していなかったので、今回もMU先生とSIさんに金魚のふんのごとく地図読みをしないでくっついて行く事になった。 宜しくお願いします。

初日 LIAISON 8q  RIDE 57q  DISTANCE 65q

  
ブリーフィング中 ビンちゃん
ただいまブリーフィング中
ビンセント・フラナガン

ブリーフィング後、身支度を済ませ少し早めにスタート地点へ移動したのが正解だった。

スタート地点は受付地点より標高差200m下、おまけに日が射していた事で受付会場よりあたたくて助かった。

スタート地点について暫くすると、ロードレーサーに乗った西洋人が我々に話し掛けてきた。 その人は、自転車の雑誌でお馴染みのビンセント フラナガンだった。(彼も陽気な西洋人だ。)

彼の見守る中で予定より15分遅れでレースはスタートし、ELで足きりされない様にと我々も出発したのだが、気迫と意気込みの違いで後方に取り残される。

PC1に向かう関西電力巡視路から外れての下りにて、ブレーキングを誤り前輪がロック状態に成り、大転倒。 起き上がった目の前になんと、コースクリエーターの新川さんがビデオ撮影しており、「いいのが撮れました。 今晩のブリーフィングの後でビデオを上映しますからね。」と 上機嫌です。

体勢を立て直して仲間においていかれない様に後を追うのですが、後輪から異音がします。

枝がスポークに絡まっているのかとPC1に着いてから確認をすると、なんとスポークが1本折れているではありませんか。 仕方なく他のスポークに折れたスポークを巻き付けて再スタートです。

PC2.PC3を無事通過、 Q1を確認し、制限時間(12:30)前になんとかEL1に到着した所で、Q1についてスタッフから問いかけが有り、答えられなければペナルティが課せられますが、何とか答えてセーフです。 此処で昼時につき お弁当を広げて昼食です。

自転車のライディングテクニックを上げるのは当たり前として、早飯も修行しなければ迷惑を掛けてしまいます。 と、云うのも同じ弁当なのに、私が半分食べたぐらいで二人とも食べ終わって、お茶を飲んでいるのですから慌てて残りをほおばり再スタートしました。

Q2は、確認したのですが、自転車に乗って走るのが恐い千刈水源池周回道を暫く進んだ後で、Q3を確認するのを忘れて居る事に気がついたのですが、今更戻って確認するのも悔しいのでこのまま進んでPC4に到着ですが、Q3を答えられずペナルティが着いての通過です。 通過後に思い出しても遅いのだけれど、朝のブリーフィングの時「Q2手前にノーステイクの赤い看板を付けておきます。この看板の裏にもQ3の看板裏と同じマークを書いておきます。」と、云っていたし、この看板裏の河童のマークまでしっかりと確認していたのに、後の祭りです。

がたがた道では感じないのですが、舗装路を走るとやはり後輪の具合が悪いのか、舗装路なのにがたがた道を走っているような乗り心地で、後輪が何時まで持つのかと気がきでありませんでした。 制限時間(15:00)前になんとかEL2に到着。

此処で気がきでなかった後輪を入念に確認すると、やはりリムが振れており、1部ブレーキシューとタイヤが擦れてタイヤがももけていた。 此の侭走りつづけていたらチューブが飛び出してパンクです。

リムの振れとり調整を試みていたらスポークが1本ポッキンと折れてしまう始末。 ブレーキシュー側の調整でタイヤとシューが擦れない様にしてまで、レースを続行する意志も無くなり、EL2でリタイヤです。

幸いにもEL2に鉄人ハリマオーのKOさんが居られたので、彼の自動車に乗って宿舎に凱旋です。

この場合凱旋というのは当てはまらないのだが、途中前方にきれいな虹が掛かり、我々を迎えてくれた。・……自転車で濡れ鼠になって帰らずに済み、KOさんに感謝。

 

2日目 RIDE 34Km DISTANCE 34Km

スタート前にブレーキシュー側の調整でタイヤとシューが擦れない様にする。

スタート後激坂を登り関電の巡視路に入ると、気持ちよく乗れ快適に進んでいたところ、前輪が木の根か何かで滑り、意図しない方向へ向かい立ち木にぶつかって転倒してしまう。

起き上がり自転車を確認すると、なんと今度は前輪のスポークが2本も折れているのです。 仕方なく折れたスポークを健全なスポークに巻き付けて、前をいく仲間を慎重に追っていきました。

PC1通過後再度ブレーキシューの位置調整で、無駄時間を過ごしてしまった。

  
CPにて 弥十郎ヶ嶽を登る
CPにて
弥十郎ヶ嶽を登る

PC2の弥十郎ヶ嶽に登るのは、ふくらはぎのストレッチがしんどかったけれど、頂上からの眺めがすばらしくて気持ち良かった。

PC4を通過した辺りから心配していた雨が降り出し、レインスーツを着込んで走り、本日は何とか完走する事が出来ました。

奥猪名健康の郷で入浴と昼食を済ませ、仲間と雑談しながら加古川へ帰ったのですが、我が家の敷地に入ったとたん車の上から異音がし、車を停車させ確認した処、フロントフォークのホイールハブ固定爪が折損して、サイクルキャリアでの固定が解かれ自転車が車上から落ちそうに成っていた。

一般道を走行中とか、山の中を走行中に壊れていたらと思うと、此処まで持ちこたえてくれてほんとに助かった。

私のトラブルだらけで一杯迷惑を掛けてしまったけど、今回も一緒に楽しく走ってくれた仲間に感謝です。 自転車が直ったらまた一緒に遊びましょう。


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