秋晴れの笠形山(2000.9.18)


  
P・@〜I
P・@〜I

さわやか,秋晴れの一日

先日からようやく秋らしくなり,きれいな青空と爽やかな空気が快適です。北海道の夏って,こんなふうなのでしょうねぇ。今日は,めずらしく平日のoffとなりました。こんな気持ちのいい日には,やっぱり山に行きたいものです。といっても,平日なので,休日にwithMTBで行きにくい山,つまりポピュラーな山に行くことにしました。

播州地方でポピュラーな山というのは,いくつかありますが,今回は展望のよさを期待して,10数年ぶりの笠形山に行くことにしました。以前,笠形山に登ったのは,子どもたちが小さかったころで,大屋から竜ヶ滝コースで登りました。あの時は,いきなり木立の間の急斜面を登った記憶があります。そこで今回は,アプローチの長い笠形神社コースで登り,下りは仙人滝コースという計画です。

県道34号線は,市川町と八千代町を結ぶ道路で,舟坂峠がありましたが,近年,その峠の下をパスする舟坂トンネルができました。ここは,ロードの練習でよく通る道です。この舟坂峠は市川町と八千代町を結んでいますが,市川町と加西市を結ぶ釜坂峠,加西市と八千代町を結ぶ遠坂,この3つの峠を結ぶコースは1時間ほどで回れますが,高低差があるのでいい練習になります。交通量も少ないので,ロードの練習にはぴったりです。

笠形神社コースへ

寺家の集落には駐車できそうな所が見当たらないので,結局は笠形神社の大鳥居(P)で駐車。まだ誰も駐車していません。やはり,平日は登る人はいないのでしょう。MTBを準備し,目の前のガレた道を登ります。いきなりの急斜面で心臓がバクバクで,レ〜ロレロ,レ〜ロレロです。両側が植林帯ですが,あまり手入れもしていないようです。やがて,力尽き,MTBは押しの一手です。

道の両側には,自然保護を訴える看板が20mおきぐらいに立っていて,道を間違うことはありません。結局,この看板は山頂近くまで続いています。ということは,道案内の役目も果たしているようです。考えようによっては,この看板自体が事前の景観を損なっているともいえますが。

笠形寺

しばらくMTBを押していると,目の前に道路が!しかも,アスファルト舗装の道路です。なんやネン!この道は。と,よく考えると,大鳥居のところで,右にアスファルト舗装の道が登っていました。それがこの道なのかもしれません。表示板では,「笠形林道」とありますが,地形図には記載されていません。。笠形寺はこの道を横切って,右に進むようです。

まもなく笠形寺(@)に到着。山の中のお寺ですが,人が住んでいるようです。この笠形寺からは,道がシングルトラック(ST)に変わり,またもやMTBの押しが始まります。汗は出ますが,湿気が少ないのでさわやかです。

「緑の宝石箱」の笠形神社

しっかり汗をかいたころに,またもや道路が出現。どうやら先ほどの笠形林道のようです。このようすだと,登山道(参道)と交差しながら,結局は笠形神社に行くようです。ということは,withMTBはこの道を登る方がいいようです。ということで,MTBに乗って登ることに。ところが,この道の傾斜がキツイ。インナーローでなんとか登れる個所が何箇所もあります。せっかくの乗車可も,乗るほうも大変です。

なんとか笠形林道の終点へ。終点には,表示板だけでなく,東屋まであります。そこから笠形神社はすぐです。笠形神社(A)は,本殿のほか,いくつかの建物があり,周りを杉の大木に囲まれています。この神社の境内からは,明治時代に姫路城の心柱として大ヒノキが供出されただけでなく,建物の中には貴重な文化財もあるようです。

町記念天然物 笠形神社の大スギ

高さ50m,根回り9.8mを計り,播磨富士笠形山にふさわしい巨木である。
播磨地方にはこれ程までの杉はないと言われ,笠形神社の御神木となっています。
この付近から国宝姫路城の心柱が搬出されました。

  
笠形神社 ススキ野原の尾根道
笠形神社
ススキ野原の尾根道

笠の丸へ

登山道は,この境内の奥の植林帯の中にあります。急な斜面につけられた急な登山道です。一汗かくと,植林帯は終わり。小さな小川を渡り,明るい尾根道(B)に出ます。西側は,ススキ原が広がり,その先には麓の集落が見えます。ここからは笹に囲まれた道となりますが,鹿よけのネットがMTBに絡まるので困ります。

しばらくするとまたもや,植林帯。が,その植林帯はすぐに終わり,いよいよ最後のひとふん張りです。目の前にあるピークが,笠の丸です。500段ともいわれる丸太の階段を登ります。目の前が広くなると,笠の丸(C)です。東屋やトイレもあります。山名の表示板もありますが,消えかけているので見づらい。しかも,周りの木が伸びているので,見えない方向もあります。

笠の丸からは,笠形山の山頂がよく見えます。2つの東屋と表示板まで見えます。山頂まではもう少しです。

  
笠の丸
笠の丸
笠形山山頂
笠形山山頂

期待通りの大展望

わずかな下りを楽しみながら,いよいよ山頂への最後ののぼりです。笠の丸から見たほどには傾斜は感じず,なんとか山頂(D)へ。大鳥居から1時間40分ほどです。林道の終点まで車で登ると,20分ぐらいは短縮できるかもしれません。

山頂からの展望は,期待通りのすばらしさです。縦走路が続いている千ヶ峰はもちろん,篠ヶ峰,妙見山,東に西光寺さんや三草山も見えます。南を見ると,鎌倉山も見えます。残念ながら瀬戸内海までは見えませんでした。西方面の手前には,明神山,雪彦山,電波塔のある暁晴山,その続きには段ヶ峰,フトウガ峰。それらの奥には宍粟郡の山やまです。黒尾山,東山,一山,阿舎利山,藤無山も見えます。さらにその奥には,日名倉山,後山,植松山も見えます。さすが,兵庫県で随一と言う人がいるだけのことはあります。

やはり,笠形山は人気スポット

山頂には,熟年夫婦らしき1組が先客。平日でも登る人がいるんだなぁと思っていると,ヘルメットをかぶった熟年の男の人が一人。しばらくすると,今度は北がどっちかわらないおねえちゃんが2人。山頂から降りる時にも,夫婦1組,ソロの男性2人と,予想外の登山者数でした。平日でもこれなんだから,休日なんてもっと多いでしょう。そんな時にwithMTBはやっぱりヒンシュクものですよね。気をつけなくっちゃあね。

快適,極楽の尾根道

気持ちのいい山頂で,いつものローソン弁当と久しぶりの温かいうどんを食べ,満腹満腹。これから下山です。とりあえずは,笠の丸までもどります。笠の丸からは,西に伸びる尾根を進みます。あまり人が通っていない様子ですが,仙人滝の表示板もあるので安心です。しかも,道の脇の笹はきれいに刈り取られいます。ありがたいことです。おかげで,尾根道は乗車率100%です。笹の道を過ぎると,薄暗い植林帯です。植林帯の出口には,門まであります。鹿除けのネットを張っているからでしょう。

門を過ぎると,笹原(ここが鹿ヶ原?)を見ながら,快適に下ります。再び,植林帯を通ったり,自然林を通ったりと,楽しい下りです。ところどころに表示板もあり,安心です。ただ,地形図にはこの道は記載されていないので,自分のいる場所が不明です。つまり,「ここはどこ?」です。

展望抜群,スリル満点,ほうらい岩

尾根からの分岐(E)に表示板があり,ここからは,南に急降下です。MTBでの快適な下りもここまでです。ここから先は,押しと担ぎの連続です。が,このルート上には,ほうらい岩や仙人滝といった見所もあります。

急斜面に飛び出した岩のテラスといった感じのほうらい岩(F)からの展望はすばらしいものです。しかも,足元が切れ落ち,スリル満点です。麓から見ると,双眼鏡でないと見えないほどですが。

ほうらい岩からは,急な下りあり,片斜面の極細STあり,岩場あり,九十九折ありです。が,いずれにしてもMTBは乗車不能に変わりはありません。下るにつれ,植林帯が多くなり,炭焼きがまの跡も見られるようになります。道はしだいに東に向き,斜度はそれほどきつくありません。

  
植林帯の分岐
植林帯の分岐
仙人滝
仙人滝

ひんやり,涼味満点,仙人滝

ほうらい岩と笠形神社の分岐を過ぎると,仙人滝はまもなくです。水の落ちる音が聞こえてきます。その音が大きくなると仙人滝(G)です。

仙人滝

享保12年に姫路城主榊原式部大輔が雨乞い祈願のために領内千人の百姓を参拝させたことから千人滝,また古来より仙人(天狗)が住むと伝えられていることから仙人滝と呼ばれるようになり,滝の長さは35mで滝見台からの眺めは壮快である。

冷たい水が気持ちいい。水量が多くない滝なので,直下まで行って見上げると,やっぱり迫力があります。すぐ下には,トイレまであります。水洗式ではないでしょう。もちろん,ウオッシュレットでもないでしょう。でも,こんなところにトイレがあること自体がナゾです。そういえば,笠の丸にもトイレがありましたが,これらのトイレって,し尿をどのように処理しているのでしょうか。まさか,特別な微生物で分解処理をしているということはないでしょう。

廃道,廃林

仙人滝からは,再び植林帯を通り,アスファルト舗装路(H)へ。なんでこんなところに舗装路が…?と思っていると,すぐに舗装路は崩壊しています。地形図にある林道のようですが,いまでは完全に廃道です。アスファルトが水流で削られ,さらにその割れ目から草木が生えています。ところどころ,大きくえぐれ,大きい所では1mほどの落差ができています。こうなると,ここが舗装路だったというより,逆に,なんでこんなところにアスファルトの破片があるの?って感じです。これも,レイの補助金でできた林道なのでしょうか?もちろん,林道周辺の植林は,まったく手入れがなされていません。廃道に廃林です。

乗れない廃道をしばらく下ると,ようやく乗車可能に。フィニッシュは間近です。最後は,鹿よけのゲート(I)を通り,寺家の集落へ。

今回は,平日ということで,のんびりとした山歩きwithMTBを楽しめました。登りは,笠形寺や笠形神社。下りは,ほうらい岩や仙人滝。見所もあり,登るほどに展望が開け,気持ちのいいコースでした。もちろん,笠形山山頂からの展望もよく,この山の人気があるわけがわかりました。


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