朝もやの笠松山(1999.11.23)


毎週,毎週,山に行っているオヤジを不思議に思ってか,末っ子のKenが「山に行きたい」と言い出しました。仕方がなく,でもたまにはいいかと思い,付き合うことにしました。ところが「お母さんもいっしょ」と言うではありませんか。重い腰(尻?)をあげ,母も行くことに。

miniアルプス

ところが,空模様が怪しい。昼頃には雨が降り出しそうです。急いで出発。高御位山か,日笠山か,はたまた権現ダム周辺の山か。でも,前から気になっていた加西市古法華周辺の山に行くことに。ガイドブックにある「アルプスのミニ版を彷彿とさせる山々が波涛のように立ち並び,激しい起伏とすばらしい展望がふんだんにみられる魅力あふれるコース」という一文にも惹かれたのも事実ですが…。

つり橋から岩壁へ   雲海?をバックにKen

尾根歩き&発見

車を古法華(P)にとめ,親子3人のハイキングの出発です。まずは「つり橋」ポイント(A)です。下から見るとそれなりの高さを感じますが,実際につり橋に上がってみるとスリル満点です。しかも,当然というか,つり橋なので揺れます。歩くたびにユラユラ。前を見ると,急斜面の岩肌が立ちはだかっています。身軽なKenはヒョイヒョイと登っています。尾根に出ると,見事な展望です。北の方を見ると,加西市の町並みが朝もやに包まれ,その上に山々が重なって見えます。これからしばらくは展望のいい尾根歩きです。木に囲まれた山道もいいものですが,こんなに展望のいい尾根もいいものです。

笠松山山頂の展望台

いくつかのピークを越え,前方に笠松山の展望台が見えます。右手下には石切り場があり,石を割る音が聞こえてきます。(B)岩質は,生石の石切り場の石と同じ凝灰岩のようです。左手には岩壁が切れ落ちています。最後の急坂を登ると,笠松山の展望台(C)に到着。展望台というだけあって,さすがにすばらしい展望です。北には,神崎の山々が見え,南は高御位山をはじめ,大藤山,平荘湖周辺の山々が折り重なって見えます。まるで,山岳地帯の展望です。加古川の山々がこんなに見えるなんて,大発見です。

家族連れにはピッタリ

展望台の下には,三角点があり,熊野神社への標識があります。ピストンで帰るのもおもしろくないので,ダムへの道から帰ることに。南に見える,東屋のあるピークへ。ところがこの下りが滑る,滑る。九十九折の道を降りきって見上げると,かなりの斜度です。Kenも,オドロキです。南のピークに上がると,東屋へ。(D)木で作られたそれは,新しいものです。残念ながら,そこからの展望はそれほどいいものではありません。あとは尾根道を降りるだけです。

所要時間1時間半。お手軽ハイキングですが,展望がよく,アルペン的風貌が魅力的です。残念ながらMTBでの山歩きはウマミはありませんが,コースが多く,ということはエスケープルートが多いということで,家族連れには最適です。事実,帰る時に親子連れのグループを見かけました。でも,そのあと,雨が降り出したので,あのグループはどうしたのでしょう。

この日の山歩きに気をよくしたKenは,今度は善防山から笠松山の縦走をしてみたいと言っています。たまにはのんびり山を歩くのもいいなぁと思うボクでありました。じゃ,冬休みにでも,行ってみますか。


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