ちょこっと小金ヶ嶽(2000.11.3)


今年も文化の日は,丹波高原ロードレースです。ということは,帰りには,整理体操を兼ねてちょこっと山登りです。つまり,Run&Mountainというわけです。とはいうものの,30kmを走ったあとですから,ハードな山登りはできません。そこで,今回は,昨年の三嶽の近く,小金ヶ嶽に登ることにしました。

  
@〜B
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小金ヶ嶽は,大タワからは1時間もかかりそうにありませんが,岩場の多い,スリル満点のルートとのこと。

この三嶽と小金ヶ嶽も,丹波篠山の北側に位置し,激しい起伏をみせて連綿と連なる多紀アルプスの主峰で,三嶽は堂々たる風格,一方の小金ヶ嶽は城塞を思わせる山容で人気のある名山。(『大阪周辺の山200』)

人気スポットの小金ヶ嶽

大タワ(@)に,駐車。15時ごろだというのに,駐車場には5〜6台の車があり,下山してきたと思われる一団がオシャベリをしています。昼過ぎまでは,小雨やガスがかかっていたと思われるのに,これだけの人。しかも,ボクが小金ヶ嶽の往復をしている時に,6組の登山グループに出会ったのですから,やはり,人気スポットです。

駐車場からは,西に進むと三嶽ですが,今日は東に進みます。いきなり,薄暗い植林帯の道です。しかも,先ほどまで降っていたであろう雨のために,登山道が小川になっています。アリャマァ〜。が,すぐに,小川から離れ,登山道らしくなりました。しばらく進むと,小金ヶ嶽への標識があります。「750m 50分」エエ〜ッ!たった750mなのに50分もかかるんかいな!?よほどハードなルートなのでしょうか。

岩場の尾根道

薄暗い植林帯を抜けると,自然林の中の尾根道(A)です。周りの木には,「モミ」「イヌツゲ」「リョウブ」「ヌルデ」などの名札が下がっています。落ち葉を踏みしめながら,歩くというのは楽しいものです。残念なことに,今日は,先ほどまでの雨で落ち葉がぬれ,あまりイイ音がしません。

階段の急坂を登ると,背後にはガスのかかった三嶽が見えます。これから進む小金ヶ嶽の方向を見ると,細い尾根に急な岩峰がいくつも突き出ています。エエ〜ッ!こんな岩峰をよじ登りながら進むんかなぁと,ちょっとビックリ。が,実際に歩いていくと,それらの岩峰を巻くように,あるいは岩峰の間を縫うように登山道がつけられています。誰が最初にこのルートをつけたのかは知りませんが,なかなか見事なルート開拓です。

紅葉はまだ早い

二つめの岩峰からは,さらに先に突き出た岩場に出ると,これが絶景!正面には,堂々たる風格の三嶽。手前には,これまで登ってきた尾根と岩峰が見えます。斜面の木々は,紅葉し始めたところです。来週か再来週には,見事な紅葉が見られそうです。

  
岩峰の尾根とちょこっと紅葉 小金ヶ嶽山頂と岩峰
岩峰の尾根とちょこっと紅葉
小金ヶ嶽山頂と岩峰

岩だらけの尾根道に復帰し,先を急ぎます。ところどころ,木々に囲まれた尾根道になっていますが,やっぱりそれよりも岩場の尾根道の方が楽しいです。山頂手前になると,北壁の表示があります。ここからは,10分で頂上だそうです。

小金ヶ嶽山頂

山頂直下の急坂を登り,ついに山頂(B)。山頂は,本に書いてあったように,周りの木立のためにそれほど展望がいいというわけではありません。おまけに下からはガスが吹き上げてきています。ほとんど展望を楽しむことなく,下山。それまでに展望は楽しめたので,まぁイッかぁ。

  
テーブルのような山名表示板 ガスの小金ヶ嶽山頂
テーブルのような山名表示板
ガスの小金ヶ嶽山頂

下りは,路面がぬれているだけに,要注意です。土の路面はズルッと滑るし,岩場はツルッと滑ります。しかし,急なところにはくさりやロープがつけられているので助かります。特に,マラソンで足の関節が痛いボクにとっては。

晴れてればなぁ

尾根は細いだけあって,南北の展望がよく,気持ちのいい道です。これで快晴だとさらにGoodでしょう。残念ながら,11月3日は晴れの特異日にもかかわらず,この日は時おり小雨が降るくもり。やっぱり,空は青く,雲は白いのがいいです。

完全なピストンコースですが,登る時に背後で見落とした景色が見られるので,これまたチェックしながらの下山です。

結局,小金ヶ嶽までは往復1時間ほどお手軽コースです。でも,これだけの展望と岩峰のスリルが味わえるのは,いいですねぇ。今度は,岩場好きの我愛息Kenを連れてきてやろうかなぁ。


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