ちょこっとMTB(加古川周辺のシングルトラック）
姫路・的形シーサイドST(1999.11.27)
福泊に駐車し，MTBを組み立てて出発。今回のコースの入り口は高坪山の北，R250から高圧線鉄塔を目指します。
(A)最初はR250沿いに登っていきますが，ここは注意！右手のがけの下がR250です。落っこちると，車にも轢かれてしまいます。一つ目の鉄塔を右手に見ながら，シングルトラック(＝ST)を進みます。竹やぶでは担ぎ，その竹やぶを抜けると乗車可です。右手に的形の町を見ながら，しばしの快適STです。苦あれば楽あり，楽あれば苦あり。2つ目の鉄塔目指し，担ぎです。(B)90mの山頂に立つと，あとは尾根道から下りになります。極楽の下り道の後は，お約束？の担ぎです。とはいっても，山自体が高くないので，担ぎは数分で終わります。
登ったところが２つ目の鉄塔。(C)この鉄塔からは，瀬戸内海がきれいに見えます。沖には家島群島が見え，その向こうには小豆島の島影が見えます。左手には淡路島，そして明石海峡大橋もかすかに見えます。振り返ると，右手には高御位山が見えます。なかなかの眺望です。さあ，ここからはほとんど乗車可の尾根道です。
少し進んだところで，八木小学校への分岐(F)がありますが，直進。道は，林の中のSTに変わります。展望はよくありませんが，落ち葉の敷き詰まったSTは極楽です。まだ，林の中の木には紅葉している木もあり，いつもは薄暗いSTもこの日はカラフルです。さほど高低差はありませんが，それでも所々に急坂があり，乗車テクニックの練習になります。(D)ちなみに，この日は，急坂で大前転。逆さまに草むらに突っ込み，腰を打撲。イタ〜イ！
道とクロスする２本の高圧線を過ぎると，このコースの折り返し地点である３つ目のピークが近づいてきます。STを直進すると，下山道になってしまうので，｢火の用心｣を左に曲がります。突き当たりの鉄塔周辺(E)は，数年前の山火事のなごりがあります。足元には姫路バイパスが走っています。西を見ると御旅山，バイパスをはさんで仁寿山・小富士山。南には，瀬戸内海や姫路の臨海工業地帯が見渡せます。標高90mでこの展望とは，感激ものです。
帰りは，尾根道を引き返し，八木小学校への分岐(F)を右折，八木小学校を目指します。逆コースの尾根道は，新しいコースのように楽しめます。当然ながら，担いで登ったところは激下りに，激下りは担ぎポイントに変わります。楽しいんだな，これが。八木小学校への分岐からは，シダの繁る極細STに変わります。でもしばらくすると，見晴らしのいい岩場(G)に出ます。ここがテクニック修行の場です。でも，岩場でこけると痛いので，無理は禁物！ただし，展望はgoodです。岩場をクリアーすると尾根を下り，畑の中の極細ST？を通り，舗装路へ。
的形シーサイドSTは，所要時間1時間半。お手軽です。いくつかのエスケープルートもあります。押し，担ぎ，激下りのMTBの３種の神器？もあります。特に激下りは楽しいです。ちょっと無理かな？と思うようなところにトライする一瞬の緊張感と，見事クリアーした満足感とが快感になって，病みつきになってしまいます。もっとも失敗すると，今日のようにイタ〜イ目にあってしまいますが…。それにしてもこのコース，最高地点が100mそこそこの標高しかありません。それでいて，この展望です。これがこのコースのいいところです。MTBをはじめたばかりの人にも，山の楽しさを味わってもらえるコースではないでしょうか。ただし，八木小学校から登る逆ルートはあまりおすすめしません。最初っから10分以上も押しと担ぎだとイヤになっちゃうでしょ？