迷走!加西市畑町の里山(2000.2.11)


昨日の雪中ツーリングで,寒さと冷たさに震えた「山であそぼっ」のS田さんは,今日はお手軽の里山探検をしようという提案。1時間ほどで終わるということで,コンロも用意せず,昼までのつもりで出かけました。SPECIALIZED号に慣れるという意味でもいいかもしれません。ところが…。

  
A〜I
A〜I

「忠君愛国」の神社

ターゲットの里山は,S田さんの会社の近くの山です。(A)の神社で「忠君愛国」や「軍艦霧島」の額を見学です。まるで戦前にタイムスリップしたようです。よくもまぁ,終戦時に廃棄にされなかったものです。お堂の周りには,いろいろな祠もあり,歴史を感じさせます。

次は「鏡岩」の見学です。正規ルートの舗装路を行けばすぐなのに,神社裏のシングルトラック(ST)に吸い寄せられるように進んでしまいました。でも,STは快適です。脇を見ると,山の方にいくつもの小道が現れてきます。これらの小道がすべて上部の尾根にまで続いているとは思えませんが,それでも興味をそそられます。

鏡岩

快適なSTは,しだいに踏み跡程度になり,ついには木立に消えてしまいました。水のない用水路を通って,正規ルートに復帰。早速,鏡岩(B)の見学です。鏡岩とはいえ,「山であそぼっ」のS田さんがHPに書いていた通り,雲母が混ざった岩です。その雲母がキラキラ光っているので,鏡岩と名が付いたのでしょうが,雲母がキラキラした岩なんて他にもあるやん!?なんて思ってしまいます。でも,御神体の大岩は,苔むし,歴史を感じさせます。裏手にある龍の石像に注目!顔はそれらしいのですが,しっぽが短く,愛嬌があります。まるでポケモンのキャラクターです。

  
鏡岩 かわいいしっぽの龍
鏡岩
かわいいしっぽの龍

鏡岩を見学したあとは,「ゆるぎ岩」です。このあたりは,加西市のハイキングコースにもなっているようで,標識があります。その標識付近で,S田さんのお知り合いに遭遇。山腹を巻くSTは急坂ですが,なんとか乗車可。こういう坂もおもしろい。倒木をどけながら進みます。途中でまたもや標識があります。そこからは,一踏ん張りで「ゆるぎ岩」(C)です。

ゆるぎ岩

「ゆるぎ岩」は,悪人が押しても動かないが,善人が押すと動き出すという岩です。いわば,イタリアのライオンの日本版?品行方正なボクが押すと,動きすぎて倒れてしまうのではという危惧があったのですが,岩の下に誰もいないことを確かめて押してみることにしました。ググーッと押すと,S田さんは驚いたように「動いてる!」だって。絶対動かんと思ってたんじゃないの?でも,続けて「悪人も限度を超せば,動くということやなぁ」と,勝手に納得。そうこうしていると,S田さんのお知り合いも到着。早速押していただくと,やはり動く。岩に接している木が動くので,動いていることがハッキリわかります。これって,恐ろしいです。岩が動く周期にあわせて動かすと,岩の振動が増幅されて,ついに落ちてしまうんじゃないでしょうか。S田さんのお知り合いは,「下にジャッキを置いて持ち上げたら動くで」さすが,S田さんのお知り合いです。

  
ゆるぎ岩 案内板
ゆるぎ岩
案内板

ヤブ,ヤブ

岩の見学はここまで。これから,いよいよ今日のメインルートに入ります。まずは,尾根のSTを登り,峠(D)に出ます。そこから,稜線を下りるというわけです。石標の先のSTを進みます。しばらくは乗車可ですが,すぐに不能に。片斜面のSTは,しだいにヤブっぽくなり,倒木も増えてきました。そしてついには,崩れ落ちている箇所が。もう,MTBに乗れる,乗れないのレベルの問題ではありません。踏み跡すら消えかけ,その上いつまで進んでも稜線に出られそうにありません。なんのコッチャ!?

  
ヤブ,ヤブ やっと快適STへ
ヤブ,ヤブ
やっと快適STへ

ようやく,稜線のコルに出て,明瞭なSTに復帰。尾根を見ると,その明瞭なSTが続いているではありませんか。調査にいってみると,このSTはずっと続いています。もしかすると,(D)付近まで続いているのかもしれません。あ〜あ。このSTを探せばよかったなぁ〜。

でもSTを発見し,ヤブから開放されて大喜びの二人です。STを快適に走ると,分岐が。左の分岐を進むと,ピークを巻いて尾根に再び出ます。さらに進みますが,しだいにSTがあやしくなってきました。さらに進むと,ついには消えてしまいました。どうやら,稜線をたどる尾根道はないようです。付近をしばらく調査の結果,分岐を右折することに。

1時間の予定が…

でも,この時点でもう12時は過ぎています。まさか,こんな時間になるとは思っていなかったので,おにぎりとパンの簡単な食事です。S田さんが用意してくれたコーヒーが救いです。ヤブの中(E)での食事ですが,天気がよく,暖かです。う〜ん,今日,峰山高原に行ってたら雪景色がきれいだったでしょう。白い雪と青い空。遠くには但馬の山々も見えたでしょう。S田さんは,無線機のアンテナがなくなったので,鉛筆のようなアンテナで無線をしています。が,電波の調子がよくないようで,誰も出てくれません。鎌倉山の時のように,ヤケクソになってオカリナを吹くかと思っていると,今日はその気もないようです。これからのルートが気になっているようです。

右手のSTを進むと,すぐに尾根に出ます。そこからは道はありません。こんな時は,尾根を行くしかないのです。見ると,尾根に踏み跡があります。なんとかなるさと進みます。途中で明瞭なSTに出ると,乗車可です。気分よく乗っていると,またもやヤブに突入。強引に突っ切ると,踏み跡が。尾根を下りていることは確かなので,迷わず進む。ついに,下山。下りてみると,(A)の神社の裏です。我々の予想を全く覆す事実です。ということは,(E)の地点の認識が間違っていたということになります。我々としては,もっと先を進んでいたように思っていたのですが,ヤブ漕ぎのため,意外に進んでいなかったようです。

  
調子に乗ってると…ゴン!イテェ! 不可解な標識
調子に乗ってると…ゴン!イテェ!
不可解な標識

別ルートがあるの?

神社に戻り,左手の道を進むと,お寺に。さらに進むと,再び里へ。ここからは,(F)を目指します。池の脇を抜け,植林帯へ。押しが続きます。途中で迷いながらも(F)へ。(F)から(G)へも押しの一手です。ようやく,265mの基準点に到着。基準点からは,コースを東にとり,快適STのダウンです。コルに着くと,分岐が。きれいなSTが左右に走っています。なんやねん!?このSTは!?でも,とにかくこのSTを右にとり,快適にダウンの続きです。今までの押しの苦労が報われた感じです。快適にダウンしていると,先に標識が。「八幡神社」「ゆるぎ岩」という表示ですが,ここからゆるぎ岩にはどうやっていけるというのでしょう。我々がトライしたコースは,ヤブで通行不能です。稜線を通らずに,別の道があるのでしょうか。あれば,教えてほしい!

浦島太郎になっていた!?

標識からも快適なSTを楽しみ,ついに八幡神社へ。結局,1時間ほどの予定のコースが,4時間ほどかかってしまいました。お手軽どころではありません。ヤブ漕ぎルートになってしまいました。でも,今日のルートで,新しい愛車のSPECIALIZED号にも慣れました。初めてのフロントサスは,使い方によってはいいものです。ふだんに走るだけなら,ふわふわしてジャマですが,障害物を越すには便利です。サスの反発を利用すると,さらに有効です。しかも,サスの沈み込みの間にバランスの立て直しだってできます。チェンジだって,ロード並みの正確さと速さです。ブレーキなんて,すぐにロックするぐらい効きます。タイヤも,低いブロックながらもしっかりとグリップしています。9年もの間にMTBは目覚しい進歩をしていたのですねぇ。浦島太郎の心境が,しみじみわかる今日のツーリングでした。


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