ちょこっとMTB(加古川周辺のシングルトラック)


加古川・大藤山林間コース(1999.12.4)

P〜A〜G

加古川市内のシングルトラックの多くは,関西電力の巡視路です。当然,プラスチックの階段もあります。これがMTBにとっては曲者ですが,歩きの時はありがたいものです。こんなふうによくお世話になる関西電力の巡視路ですが,時々,階段などが壊されているのが気になります。ボクの知っている限りでは,関電の巡視路の管理は中電,四電に比べてもとてもすばらしいものです。このよく整備された巡視路を使わせてもらっている我々は,関電に感謝しなければいけません。なのに,その巡視路を荒らすなんて,ダメですよね。

今回は大藤山の周辺の巡視路を走ってきました。ここは,年に何回か来る「定番ルート」ですし,初心者の皆さんも大いに楽しめるコースです。ルートはいくつかあるのですが,今回は送電線の真下(A)から入り,ひたすら上部の林道まで担ぎ&押しです。ところどころは,乗車可ですが,それも極わずかです。巡視路の交差点(B)を過ぎ,高圧鉄塔を2つ過ぎると,上部の林道(C)に出ます。この林道は,ダブルトラックほどの幅があり,ほとんど水平につけられています。倒木があったりしますが,100%乗車可の快適な林道です。ただ,このルート全体にいえることですが,ほとんど展望がないということ,これが残念です。大藤山の頂上といっても,それらしいところは雑木林の中で,展望はまったくありません。その代わりというわけではありませんが,全ルートが木立の中ということで道には落ちが場敷きつめられており,サクサクと落ち葉を踏みながら進むのは,なんともイイ感じです。

落ち葉の尾根道

林道はしばらくすると,シングルトラックに変わり,道もテクニカルになりますが,その分,走る楽しさもあります。大藤山を過ぎると,道にMTBのタイヤの新しい痕跡を発見!(D)しかも,その跡からはボクと逆コースを走っていることがわかります。誰やろ?このルートを走る人って?加古川でMTBに乗る人は多いですが,このコースを知っている人はそれほどいないはずです。MTBクラブ子午線のメンバーとこのHPを読んでいるあなた!ぐらいでしょう。謎は深まります。

深まる謎は置いといて…,ルートは大藤山から離れ,尾根道をアップダウンしながら次第に志方飾東線に近づきます。最後の鉄塔を過ぎ,急坂を下りると,志方飾東線の峠(E)に出ます。この道はMTBで走る人は多く,歩きの人も多いようです。しばらく下ると右に「火の用心」あり。ここからまた,巡視路に入ります。この道は上り基調ですが,乗車可です。途中で倒木があったりもしますが,それも山らしくていいものです。次第に高度を上げ,尾根道になります。途中で高圧鉄塔への道もありますが,それは単なる「行って来い」です。木立の中の尾根道はテクニカルで,楽しめます。ただこの尾根も展望はなく,MTBの走りを楽しむといった感じです。

ため池

尾根道の頂上は赤白鉄塔ですが,ここからは階段の下りです。せっかくの下りを押すなんて,チョットむなしいものがあります。そこで,今回は頂上手前から左手へ分岐(F)を下りていきました。予想通り,この道は快適。最後の竹林は竹がたくさん倒れていて,バリケードのようになっていましたが。この竹林を抜け,鉄の橋を2つ過ぎるとため池に出ます。ここからは舗装路を雑郷の集落に向けてGO!雑郷の集落手前から2つの池にはさまれた細い道を進み,巡視路に復帰。これであの階段の下りをしなくてもすみました。やれやれ。

巡視路は竹林を抜け,広めのダブルトラックに変わっていきます。この道も水平につけられているので,のんびり楽しめます。途中に3ヶ所ほど鉄塔への道が分岐していますが,いずれもこの林道に戻るだけです。倒木をいくつか過ぎると,右手に巡視路が出てきます。登るときに通った巡視路の交差点に行く道です。同じ道を行くのはイヤなので,藪っぽい道を直進。藪は次第に深くなってきますが,MTBで通れないほどではありませんので,強引に突破。雑郷と畑を結ぶ林道の峠(G)に出ると,あとは下るだけ。いくつかの池の回りを通り,畑の脇を抜け,法華山に向かう県道に復帰。所要時間約2時間ほどのお手軽コースです。今回は展望には恵まれませんでしたが,MTBで走る楽しさを満喫できるコースでした。

ちなみに,「謎のタイヤ跡」の主は「山であそぼっ」の島田さんでした。どうりでね〜。 


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