360°の大パノラマ!大杉山・須留ヶ峰(1999.9.25)


宮本〜倉谷〜林道コース

台風一過,ところが…

台風一過の青空を期待して,久しぶりの山登りwithMTBに行きました。当初の予定は氷ノ山でしたが,どうもまだ台風の影響を受けそうなので,もう少し南の須留ヶ峰に変更。「山遊」の島田さんは,以前に行ったことがあるそうですが,ボクはまだ行ったことがありません。コースは『兵庫50山』に載っている宮本コースを選択。島田さんは田淵からのコースで登ったそうですが,ずいぶん荒れていたそうです。

ヒ,ヒ,ヒルや!朝やのにヒルや!??

宮本からのコースは,地図で見る限りは,林道で中腹まで登れ,少し担いで大杉山,それから須留ヶ峰という楽勝コースのように思えましたが…。駐車予定地に行くまでにハプニング。なんと,昨日の台風で林道が崩れています。あとで思うと,これが運の尽き。仕方がないので,車をとめ,MTBの準備をしていると足の指が痛い。裸足に便所スリッパなので「また小石でも入ったのかな」と指をやると,なんと!ヒルがくっついています。ギャー!ブチッと引きちぎると血がタラ〜。おまえは間寛平か!こっこっこんなのはじめの経験。40数年生きてきても,初めての経験というのはあるものなんですねぇ。いやいや,人生というのは奥が深い。

がけ崩れを登る山遊さん

ヒル騒動で盛り上がった?次は崩落現場です。自転車に乗って到着すると,先客が有り。下の村のおばちゃんです。なんでも,この先の廃村で親戚の人が先日から泊まっているという。ということは,この崩落で道が遮断され,車では降りれなくなったということです。「陸の孤島」状態のようです。気の毒としかいいようがありません。しばらくおばちゃんと立ち話。上の岩井という地区は今は廃村ですが,おばちゃんの子どものころは30戸余りの村で,武田信玄と上杉謙信の落ち武者の末裔だとか。今は林道になってしまっているが,その下には小判がまだ残っているとか。なんともイイ感じです。

がけ崩れを乗り越えて…またもやヒル!

おばちゃんと別れ,崩落現場を乗り越え,ようやく分岐に。ここからは砂防ダム用の林道がはっきりついています。いくつかのダムの横を通ると,ついには山道へ。見ると,道が川になっています。昨日の台風で増水したためのようです。MTBを杖代わりに,川を越え,越え,ようやく「クソブ谷」へ。道はあまりいいとはいえませんが,所々に標識があり,迷うことはないでしょう。クソブ谷あたりからはようやく林道らしくなり,MTBでも乗車可です。しばらくは九十九折の道が続きましたが,ふと島田さんの足を見ると何かがくっついています。「ヒルが付いとんちゃうん?」見るとやっぱりヒルです。ウヮ〜!ギョェ〜!他人事ではありません。ボクの足にだって,靴の中にも侵入しています。ブチッ!ブチッ!ブチッ!そのたびに,血がタラリ〜。最初の足の指の出血で靴下は血糊で固まっています。む,む,ムゴイ!それにしてもヒルはすごい。小さく縮んだかと思うと,次の瞬間はビョ〜ンと伸びて,獲物を探しています。その動きがなんとも…。ああ,思い出すだけでも身体が痒くなってくる〜。

林道は所々崩れていますが,それでもMTBに乗れるだけでもマシというものです。でも,石が落ちていたり,道が崩れていたりで,要注意です。谷川でハンドルと取られると,転落ということになりそうです。そうこうするうちに尾根に近づいてきました。木々の間からは北東方面の景色が見えます。クソブ谷もはるか下です。所々に「須留ヶ峰○○m」なんて標示があります。ついに林道の終点。これからはシングルトラックです。しかも急です。つまり担ぎあるのみです。標示では「370m」となっていましたが,とてもそんなに短い距離には思えません。もしかすると,地図上の水平距離で計ったのではないでしょうか。道の勾配が30度とすると,実際の距離は370÷√3×2で420mほどになります。これで納得。途中のブナの木が根元から曲がっているところを見ると,かなりの積雪があるのでしょう。

氷ノ山をbackに大杉山山頂

ヒルに血を吸われ,がけ崩れを乗り越えて…ヤッター!頂上や〜!頂上は感動の大・パ・ノ・ラ・マ!

途中,何回も「これで頂上」なんて思い,裏切られながら,ようやく大杉山山頂へ。上がってみると,これが素晴らしいの一言です。360度の展望です。今までの苦労が報われた感じです。氷ノ山はもちろん,鉢伏山,妙見山,杉ケ沢高原の中腹には天滝までもが見えています。西に目をやると,藤無山,三室山。南には,峰山高原,砥ノ峰,段ヶ峰,達磨ヶ峰。東方面は,千ヶ峰の長い尾根が見え,その左手には三国岳,その向こうには篠ヶ峰が見えます。見事な展望に暫し目を奪われたあとは,昼ご飯です。腹減った〜。

極楽の尾根道&ダウンヒル…カ・イ・カ・ン

食後のコーヒーのあとは,須留ヶ峰を目指します。途中で3つのピークを越しますが,乗車率は高く,快適な尾根道です。ここまでMTBを担いで来た甲斐があったというものです。しかも所要時間も短縮です。極楽,極楽。須留ヶ峰からの展望はそれほどよくありません。登山ノートには島田さんが以前記したメッセージが残っています。しかしノートがあと残りわずかなのが気になります。次に登る人は,ノート持参で登ってください。

  
須留ヶ峰山頂 『ブナに囲まれた極楽の尾根道
須留ヶ峰山頂
ブナに囲まれた極楽の尾根道

大杉山まで快適な尾根道のライディングを楽しんだ後は,待望の下りです。とはいっても,林道までの山道は急すぎてそれほど乗れません。所々乗車可といったところです。でも林道からは快適です。島田さんは,谷に降りたときのことを考え,ウインドブレーカー上下を着てヒル対策です。何も持ってきていないボクはムキ身のままです。でも谷間では快適な林道ですから,ヨシとしましょう。途中で崩落箇所にさしかかり,気をつけていたつもりが石にハンドルをとられて転倒。MTBはボクの身代わりで,がけに落ちかけていました。落ちると,九十九折のショートカットになったでしょうが,それと同時に天国へのショートカットにもなっていたところでしょう。

谷に降りると,またもや川渡です。今度は知恵を使い,板を渡したり,石を置いたり。まるで子どもの川遊びです。しかし,それでもSPDの靴は滑ります。ヒルがいやなので,できるだけMTBに乗っていこうとするのですが,やっぱり無理があります。どうにか砂防ダムに到着。早速ヒルの点検です。どうやらヒルの餌食にはならなかったようです。川の水で手足顔を洗い,ああイイ気持ち。2時間以上かかって登った道が,30分程度で下ってしまいました。あらためてMTBの楽しさ・便利さを感じます。登るときはMTBの重さしか感じませんが…。

岩井廃村・カカナベ峠

あとは帰るだけですが,岩井廃村が気になります。せっかくだからということで,チェック。分岐から数分で岩井廃村に。例の一行がログハウス造りにいそしんでいます。ヒル対策は長靴です。半ズボンならヒルの餌食になるのは当たり前と言われてしまいました。コーヒーやバナナまでよばれて,おしゃべりです。加古川から来たこと。旧道は川沿いにあること。林道工事で多くの家屋が埋まってしまったこと。春は竹の子掘り,これからはマツタケ狩りができること。ゆくゆくはログハウスで山菜料理店でもやってみたいこと。楽しい時間を過ごしました。最後には,林道終点のカカナベ峠をチェック。養父町側からも林道工事が進んでいます。数年後には林道が開通するのでしょう。ところであの一行は,下の林道の崩落現場が復旧しなければ家に帰られないんじゃない?


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