スリル満点 雪彦山withKen(2000.8.某日)


  
P・1〜7
P・1〜7

withKen

連日の猛暑に,身体が溶けそうなので,たまには「涼を求めて」雪彦山に行くことにしました。播州の定番である名峰雪彦山は,岩場の多い山なので久しぶりにKenの登場です。

前ノ庄からの1本道は,雪彦マラソンのハーフマラソンのコースそのものです。今日は車で景色を楽しみます。しばらくすると,植林が道にせまり,木の香りがします。1ヶ月ぶりの山のにおいです。左手には,夢前川が流れています。鮎狩り場なるものが,いくつかあります。鮎釣りというのはよく聞きますが,鮎狩りというのは珍しいですよね。

さらに進むと,右手には「亀が壺」という標示があります。「鹿ヶ壺」というのは,この谷の1つ西の谷にありますが,亀ヶ壺というのはどんな所でしょう。さらに行くと,山之内小学校があります。小さいながらも,きれいな校舎です。Kenは,「これが小学校?」とビックリ。無理もありません。Kenの通う小学校は1000人以上の児童数ですが,この山之内小学校は100人?ほどでしょうか。学年1クラスという感じの校舎です。

山之内小学校を過ぎると,しだいに山がせまり,爽やかな空気になってきました。途中にはキャンプ場もあります。別荘地やログハウスもあり,「シャガの里」という看板もあります。20数年前に自転車に乗って雪彦山に登りに来たころには想像できなかった風景です。当時の愛車は,スポルティーフという車種の自転車で,今のようなMTBなんていう自転車はまだ地上には存在していなかったように思います。それだけでなく,ロードレーサーという自転車も珍しく,当時のボクにとっては異次元の自転車という感じでした。今は絶滅危惧種となったランドナーという車種も愛用していましたなぁ。当時からすると,今の自転車は想像もつきません。これも進化というものなんでしょうねぇ。

久しぶりに雪彦山

そんなこんなの回想にふけりながら,雪彦山登山口(P)に到着です。ここも以前に比べると,ずいぶん変わってしまいました。林道が峰山高原にまでつながっているし,駐車場はできちゃってるし。以前は,近くの民家風?お店のおばちゃんとおしゃべりをしたこともありましたが,今ではそのお家がどこかもわかりません。雪彦マラソンでは,ここが折り返し地点です。だから,このあたりが一番苦しいんだよね。

この雪彦山は,日本三彦山の一つとか。新潟の彦山,福岡の英彦山,それにこの雪彦山です。いずれも修験道の山として開かれ,今でも行者の信仰登山の対象となっているそうです。そういえば,終点手前の神社?の入口に次のような案内がありました。

Dコース 願望達成祈願(周囲の山を遠巻きに一周するコース)
Eコース 長寿健康祈願(大天井岳・鉾立山・虹ヶ滝・登山口)
Fコース 商売繁盛祈願(大天井岳・鹿ヶ壺)
Gコース 恋愛成就祈願(登山口・虹ヶ滝・地蔵岳・大天井岳)
Hコース 試験合格祈願(登山口・出雲岩・大天井岳)
Iコース 家内安全祈願(大曲・虹ヶ滝・地蔵岳・大天井岳)

「信仰登山」って,こういうことをいうのですか?

  
雪彦山岩峰 出雲岩
雪彦山岩峰
出雲岩

やはり岩場の雪彦山

車をとめ,山歩きの準備です。今回のお供はMTBではなくKenなので,準備は楽です。弁当2つ,ポカリ3本,水1本,デジカメ,双眼鏡などなどです。お供のKenは手ぶらです。キャンプ場の前を過ぎ,林の中の道を登ります。いきなりの急坂です。道は九十九折りになり,標高をかせいでいきます。15分ほどで,不動岩(1)です。さすがに岩登りのメッカの雪彦山だけあって,登山道にも大きな岩や岩壁がスタンバイしています。出雲岩(2)では,岩壁を登った跡がそこここにあります。以前も思ったのですが,よくもまぁこんな岩を登れるもんやなぁ。オーバーハングしとるでぇ。「怖くないんかなぁ」とKenも。さすがのKenもビックリです。おまけにその岩壁に記念の落書きまでしてあるんですからねぇ。でも,これってダメダメ?

不動岩のすぐ上の展望岩からは,雪彦山の岩峰が望めますが,覗岩からは東,南の展望が開けています。展望がひらけているのはいいのですが,岩の下は垂直に落ち込み,はるか谷底へと続いています。岩場の好きなKenもおっかなびっくりです。南に,とがった明神山が見えます。その左手,東方向には七種山でしょうか。残念ながら,瀬戸内海までは見えません。空気の澄んだ冬だと瀬戸内海も見えるのでしょう。

  
覗岩 雪彦山大天井岳山頂
覗岩
雪彦山大天井岳山頂

雪彦山山頂?大天井岳

覗岩からは狭い岩のすき間を通り,馬の背といわれる岩場を登ります。こんな岩場でも怖いのに,あんな岩壁を登る人の気が知れません。怖くないのかなぁ。馬の背を過ぎると,頂上はもうすぐです。あいかわらずの岩場と木の根の道ですが,空気は爽やかです。と,見上げると,人影が。大天井岳(標高884m)頂上(3)着です。頂上には祠があり,大きな岩もたくさんあり,展望も素晴らしいものです。北西には7月に登った黒尾山を電波塔跡も見えます。東には,笠形山らしきものも見えています。あちらの岩,こちらの岩に乗って遊んでいると時間がたち,昼食に。凍らせたポカリスエッともまだ強烈に冷たい。やはり,夏場は飲み物を凍らせるのがいいですね。

大天井岳山頂には,雪彦山の説明板ができています。雪彦山というのが,どの山を指すのかという質問に答えるかのような説明です。きっと,山歩きの人から同じような質問を受けるので,設置したのでしょう。まぁ,ボクにとっては雪彦山がどこであろうとあまり関係はありません。三角点の雪彦山と通称の雪彦山が違ったって,気分よく山歩きが楽しめればイイだもの。そんなことをゴチャゴチャ質問されたのでは役場の人もたまったものではなかったでしょうねぇ。でもいるんだよね,こんなことを気にするマニアが。

雪彦山

 雪彦山は,洞ヶ岳,鉾立山,三辻山を総称したものであり,一般的に洞ヶ岳を雪彦山と呼んでいます。洞ヶ岳はさらに大天井岳,不行岳,三峰岳,地蔵岳の四つに分かれている。
 国土地理院地形図記載の三角点名の雪彦山とあたかもふたつあるかのようですが,三山の総称が雪彦山です。また鉾立山についても現在の位置ではなく,古くからいわれている鉾立山とは,賀野神社北西方向の落葉樹に覆われた紅葉のすばらしい中腹(標高662m)を指しております。  
夢前町

恐怖!鎖の岩場

お弁当をいただいたあとは,下山道の標示にしたがって下山です。すぐに天狗岩を発見!が,登るのは怖いのでパス。その先の分岐(4)を右手にとると,下山道です。左手を進むと,三角点のある雪彦山,それから鉾立山と続く縦走路です。今日は,withKenということと縦走路自体それほど展望があるわけではなさそうなので,左手の下山道を選択。すぐに鎖のある急な岩場です。けっこう恐ろしい!下からは中年夫婦が登ってこられましたが,わが親子を優先してくれるということで,下でお待ちいただきました。ありがとうございました。鎖は,それ自体が重みがあるので,左右に振られることはありませんが,それでもKenを見ているとヒヤヒヤします。小さいKenにとっては,大人にとってちょうどいい足場が広すぎて,足が届きません。それでも何とかクリアー。お待ちいただいた中年ご夫婦には,「これで夏休みの宿題ができるね」とか「いい思い出ができたね」と声をかけてもらいました。チョッピリ自信を持ったKenです。ご夫婦は我々と逆周りのルートをとっているとのこと。この鎖場は登る方が楽だからだそうです。

  
鎖場の下り1 鎖場の下り2
鎖場の下り1
鎖場の下り2

このあとも鎖場は3ヶ所ほどあり,それなりに急な岩場です。が,要領を得たKenはさっさとクリアー。でも,ヤッパリ見ているとヒヤヒヤしてしまいます。これって,親バカなんでしょうねぇ。急坂や沢を越え,どんどん下っていきます。途中で,地蔵岳の岩壁を目の当たりにして,これを登る人がいるんだよなぁとあらためて感動。しかも,最近ではザイルで確保をしないフリークライミングなるものも流行っているとか。この雪彦山でもフリークライミングをしているのでしょうか?

鎖,トラロープ,木の根,急坂といった変化に富んだ登山道を下ると虹ヶ滝(5)が現れました。滝というほどの落差はありませんが,この暑い夏の日の水場ということでホッと一息つけます。水量は多くはありませんが,きれいな水です。その水に手をつけると,冷た〜い!気持ちイ〜イ!Kenも大喜びです。尾根に出ると,遊歩道のような道に変わります。「極楽の道や〜!」とKen。が,しばらく歩くと案内板(6)が。沢の方に降りる下山道と賀野神社への道の分岐です。当然のことながら,沢の方に降りる下山道を選択。砂利の多い滑りやすい道ですが,案内板を信用するしかありません。

と,道に合流。「出合」(7)と呼ばれる地点です。登山道は先ほどの分岐を進み,大曲からこちらにつながっているようです。ということは,我々はショートカットをしたというわけ?出合からは,沢沿いの道です。沢からの冷気でひんやりイイ気持ちです。京都・貴船の川床のようです。こんなところで冷た〜いそうめんなんかをいただきたいものです。が,そうめんはありません,当然のことながら。

このあとは,しだいに道は沢からはなれ,砂防ダムを過ぎると壊れた木の橋を見て,登山口に戻ります。あいかわらず,キャンプ場には利用者はいないようです。このハイシーズンに利用者がいないとは,ちょっとわびしいものがあります。でも,そのおかげで?駐車料も…だったので,まぁイイかぁ。

今回は,変化に富んだ下りコースで大いに楽しめました。もちろん,展望もよく,山頂付近は涼しい風が吹き,夏を忘れさせてくれるほどでした。ただ,今回のコースはwithMTBは意味ないじゃ〜んどころか,危険ですらあります。こんな山もあるんですねぇ。


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