高御位山・中塚山(2000.1.22)


冬休み以来,山歩きにハマッているKenと共に,今回は加印地方の定番高御位山に行くことにしました。昨日までの今シーズン一番の寒波は,朝になって緩み始め,雲が多いものの風がなく,山歩きにはいい天候です。

  
P・A〜F
P・A〜F

高御位山は,今までに何回か登ったことはあるのですが,成井〜山頂,長尾〜山頂〜鹿島神社の2ルートでしか登ったことがありません。今回も成井から登るのですが,ピストンではおもしろくありませんし,時間的にもものたりません。『兵庫50山』を見ると,高御位山から南の尾根を行くと,小高御位山・中塚山と縦走できそうです。時間的にも2時間ほど?

高御位山

成井の駐車場(P)に行くと,車がたくさん。まぁ,こんなに登山者がいるんかいなぁ。やはり播磨の名峰です。日曜日だともっと多いんでしょう。そういえば,駐車場に着く前に登山道を見ると,何人かの人が登っているのが見えましたもんね。

高御位神社の門を通り,登山道の始まりです。でも,これって参道なの?階段の道なので,滑ることもなく,歩きやすいのですが,子どものKenにとってはチョット歩幅が合わなかったかな。ほどなく,明るい岩場の尾根に出ると,歩くほどに展望が開けてきます。特に,東から北の展望がスバラシイ!昨年末にKenとYaaaとで登った飯盛山も見えました。その左手に城山,さらに左手を見ると大藤山が見えます。明石海峡大橋の橋脚だって見えます。下のため池もきれいな色です。

  
水仙
登山道の水仙

無風なので,登っていると身体が温かくなってきました。振り向いて展望を楽しんでいると,Kenが「あ!花が!」と。見ると,道の脇に水仙が咲いています。きっと,自生ではないでしょうが,やっぱりホッとします。この登山道は,この他にも桜などのいろいろな木や草を植えています。これも高御位山(神社)への信仰の深さからくるものなのでしょう。

展望を楽しみながら岩場の尾根を登っていると,急に木立の中の道になります。土の道なので,滑りやすい。ここは,展望もよくないので,さっさと歩くだけです。(A)の手前で,登山道を修理している人たちに会いました。小さな袋には砂を,水はペットボトルに入れています。きっと,材料も自力で運んできて,修理されているのでしょう。この整備された登山道は,こうやって保守されているのですねぇ。ありがたいことです。

岩峰の高御位山山頂

       
岩場で 山頂にて
岩場にて
山頂にて はるか向こうには家島

(A)に着くと,山頂(B)は見えています。山頂には,神社のお社があり,この時はおばあさんが1人,お祈りをあげていました。その前のお地蔵さんには赤い上着を着せてあります。その上の岩に立つと,見事な展望です。南に瀬戸内海,その向こうには家島がかすかに見えます。足元には,麓の人家や田畑が,箱庭のようです。初めて高御位山に登ったときの感動を,今でも味わえます。Kenもこの展望に大喜びです。さらに,この切り立った岩場のスリルにも大喜びです。「こわ〜!」といいながらも,のぞきこんでいます。

山頂の岩場もスリル満点です。反射板のあるほうに行くと,方向指示盤があります。が,氷ノ山や山上ヶ岳なんて見えるのでしょうか?大鳴門橋なんて,淡路島で見えないんじゃないの?「方向指示」だから,いいんでしょうね。

       
高御位神社 碑の前で
高御位神社
「飛翔」の碑の前で KenとKen父

しばらくの間,双眼鏡を使って展望を楽しんでいると,Kenはデジカメで遊んでいます。いろんなものを写しては,画面をのぞきこんでいます。やはり,子どもはこのテのものは,お手の物のようです。

小高御位山へ

  
岩場を下りるKen
岩場を下りるKen

山頂を降り,岩に書かれた「北山」の表示の通りに進みます。急な岩場を下りると,木立にはさまれた尾根道になります。このコースはそれほど利用する人がいないのでは,という予想に反して,何人かの人に会いました。知らなかったのはボクだけで,けっこうポピュラーなコースなんですね。小さなピークを登ると,そこが小高御位山(C)です。すぐ下に高圧線鉄塔があります。東の小ピーク(D)への道もありますが,今日はヤメ。鉄塔からは,直進の尾根道と,左右に巡視路があります。この巡視路にも行ってみたいものです。

尾根道を歩いていると,「高砂全山縦走路」という札を発見!以前,高砂全山縦走大会というのを聞いたことはありますが,竜山・日笠山・高御位山の3つの山を縦走するんでしょうか。ちょうどお手ごろで,いいかもしれないですね。今年は参加してみたいものです。

途中のピークからは,加古川側と高砂側の両方の展望を楽しめるところがあります。これは貴重なポイントです。ここまで来た甲斐があるというものです。振り返ると,高御位山への尾根道を登る登山者がはっきりと見えます。その向こうには,岩峰を衝き立てた高御位山がそびえています。壮観な景色です。

中塚山へ

2つ目の高圧線鉄塔(E)に着くと,そこが中塚山です。東に巡視路を下ります。この鉄塔から先の尾根を行のが「高砂全山縦走路」のようです。西に下りると,阿弥陀町北山に下りるようです。巡視路は谷を下りています。それほど傾斜は急ではありません。「これならMTBでも,下りれそうやなぁ」と,ついつい思ってしまいます。途中のガレ場(F)は乗れそうにありませんが,ガレ場を過ぎるとまた乗車可です。Kenは,走りながら下りるものだから,枯葉ですべり,岩につまずいています。でも,楽しそうです。鉄塔を右手に見ながら高度を下げていきます。最後は竹林を見ながら,あぜ道へ。

2時間ほどの山歩きwithKenでしたが,今回もKenは岩場で大喜び。その上,山頂からの展望にも大喜び。今回もいい山歩きになったようです。暖かくなったら,お弁当を持って山歩きに行きたいとか。う〜ん,そんなに長い距離を歩けるのかなぁ。2時間程度がちょうどいいんじゃないのかなぁとも思いますが。暖かくなったら行ってみますか。


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