ちょこっとMTB(加古川周辺のシングルトラック）
加古川・権現ダム西コース（2000.1.29)
前回は，権現ダムの東側の関電巡視路を中心に，山歩きwithMTBを楽しみましたが，今回はその権現ダムをはさんだ西側の山を楽しみました。やはり関電巡視路が中心ですが，それだけに道はよく整備されています。今回の周回コースは約１時間。チョット時間が空いたときに，気楽にシングルトラック(ＳＴ)を楽しむことができます。お手軽コースです。
空き地(Ｐ)に駐車し，｢火の用心｣を目印にＳＴへ。ここは，今回の周回コースの最終地点にもなる所です。木立を抜けると，右手には赤白鉄塔へ続くＳＴが見えます。が，ルートは左のくだり。谷に向かって，下ります。途中にはプラ階段がありますが，乗車できます。下りきったところ(Ａ)は，舗装路です。(Ｐ)から舗装路を走ってもいいのですが，少しでもＳＴを楽しみたいものね。
(Ｂ)への途中に，｢火の用心｣がありますが，行って来いです。(Ｂ)から再びＳＴへ。右手に池を見ながら，すぐに道は担ぎに。プラ階段ですので，歩きやすく，担ぎの時間は数分で，鉄塔(Ｃ)に到着。１２９ｍの標高ながらも見事な展望が広がります。東には，淡路島と明石海峡大橋。南は，加古川の市街地が。その右手には反射板のある飯盛山も見えます。西には，高御位山 の山影が見えます。
さて，ここからは快適な下りＳＴです。途中にプラ階段がありますが，そこは押しでクリアー。テクニックがあれば乗車も可能でしょう。下りきると，コルに。コルからは再び担ぎになりますが，山が小さいの担ぐ時間は数分です。数分間担ぐとピークに。ここからの展望もgoodです。ここだけでなく，このコースは，それぞれのピークの南側の尾根の展望はよく，北側は木立の中です。ですから，逆周りだと，展望を背にしながら登り，登ったピークからは木立の中のプラ階段を担いで下りるという悲惨なルートになってしまいます。今回の周回方向がいいのではないでしょうか。
 |
 | |
|
|
|
小さなピークからの快適ＳＴを下ると，コルへ。ここからはしばらく担いでピーク(Ｄ)へ。鉄塔が２本あり，ＳＴも快適です。数分担いで，数分下る。もちろん，登る時間に比べると下る時間は圧倒的に少ないですが，それでも下りの楽しさがヤメラレマヘン。最後のコルへ下ると，担いで最後のピークへ。ここからはゆるやかな尾根の下りです。極楽ＳＴです。最後の鉄塔を過ぎると，ＳＴは終点(Ｅ)です。
 |
 | |
|
|
|
終点は，地域の老人会のゲートボール場です。右手の道を進むとすぐに｢愛宕神社｣の鳥居があります。参道の先には，コンクリート造りのお社があります。
集落を抜けると小塩池の西へ出ます。巡視路は鉄塔の方へ行っていますが，ここは池の西側の林道？を通る方が楽しめます。右手の池の向こうには，先ほど走ってきた３つのピークが見えます。しばらくすると林道はＳＴに変わります。このＳＴ(Ｆ)は水がたまりやすく，降雨後に行くと水の中を走らなければならないこともあります。鉄塔へ行く分岐もありますし，左手のピークには126.8ｍの三角点もあります。ただし，ピストンコースですので，今回はパス。
ＳＴは，奥の谷でプラ階段の登りになっています。ここは，このコースで一番長く担ぐところですが，それでも５分も担ぐわけではありません。周りは木立から展望のいい尾根道に変わり，鉄塔(Ｇ)に到着。今来た谷を眺めると，その地形から北海道の美幌峠を思い出してしまいました。西の方を見ると，夕日をバックに高御位山が黒いシルエットを見せています。北には，城山がデ〜ンと構えています。
 |
 | |
|
|
|
岩場を通り，白赤鉄塔(Ｈ)へ。ここからの展望も素晴らしいものがあります。権現ダム湖の向こうには，紅山，小野富士が見えます。さらに登ると１３０ｍほどの頂上へ。ここからのＳＴは，道が荒れているだけに楽しめます。今回のルートで，一番楽しい下りかもしれません。しかも，この道は，ダム湖の向こうの道からも丸見えです。コケると，みっともない！でも，じっと見ている人なんていないでしょうが。
（Ａ)への分岐を見ながら，出発地点へ。これで物足りないという人は，(Ｐ)の北へ伸びる高圧線をたどり，巡視路を行くのもいいでしょう。こちらはそれほどの距離はありません。時間も20分ほどで帰ってくることができます。こちらのコースもけっこう乗車できるので，楽しめます。